■害虫(がいちゅう)
ストーリー
13歳の北サチ子(宮崎あおい)にとって、人生は美しいものではない。父親はおらず、母親は自殺未遂を繰り返している。そんなサチ子にとって唯一心許せるのは、小学校の時の担任教師、緒方(田辺誠一)。サチ子は遠い街で暮らす緒方と今も文通を続けている。同級生たちは、母親の自殺や緒方との関係について噂をして、サチ子は学校に居場所を見つけることができない。学校をサボって街をうろついていたサチ子は、当たり屋をして金を稼いで生活する少年タカオ(沢木哲)と路上生活者のキュウゾウ(石川浩司)に出会い、彼らと気ままな時間を楽しむようになる。やがてクラスメイトの夏子(蒼井優)の助力で、サチ子はまた学校に通い始めるようになる。男子生徒との恋や夏子との友情・・・順調に見えたサチ子の学生生活は、母親の恋人のレイプによって、新たな闇へと突き落とされることになってしまう・・・。静かな絶望の中、サチ子は緒方に会うため、街を出るが・・・。