森林業―ドイツの森と日本林業 スギ・ヒノキの木材栽培業から、森のめぐみをていねいに引き出す総合森林業へ [単行本]
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森林業―ドイツの森と日本林業 スギ・ヒノキの木材栽培業から、森のめぐみをていねいに引き出す総合森林業へ [単行本]

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出版社:築地書館
販売開始日:2017/04/27
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森林業―ドイツの森と日本林業 スギ・ヒノキの木材栽培業から、森のめぐみをていねいに引き出す総合森林業へ の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    半世紀以上にわたり、森林生態学、森林運営、国有林経営を研究し、ドイツでも教鞭をとった著者による日本林業回生論。ロマン主義思想とともに発展し、今や一大産業へと成長し、世界をリードするドイツ森林運営の思想と、木材生産の実践、ドイツ最高の頭脳が集まる人材育成・林学教育を解説。それを踏まえて、21世紀の日本社会にふさわしい、生産・流通の徹底的な情報化、乾燥管理、天然更新から焼畑林業までを提言する。
  • 目次

    序章 日本林業とドイツ林業
    1 ドイツ林業とは何か
    2 「ドイツ」とはどこだ
    3 ドイツにも山岳林がある
    4 日独林業の本質的違い

    第1部 ドイツ林業の個性
    第1章 ロマン主義の申し子
    1 《自然》と《弁証法》を発見したロマン主義
    2 文化論なくして林業論なし

    第2章 「ガイアー革命」
    1 生態学的林学の成立
    2 ガイアー林業思想の要諦
    3 不定形で、多様で、小規模な森林こそ最良

    第3章 多機能林業論
    1 林業とは一つの森林から多機能の同時発揮
    2 林業の社会性重視と主要産業化
    3 「社会的市場経済」の熱情的な擁護者
    4 多様な事物の多様なままでの総体把握

    第4章 森林機能計画制度
    1 ディーテリヒ多機能林業論の制度化
    2 バイエルン森林機能計画制度の骨子
    3 「利用機能」の発揮はどの森林でも

    第5章 「フリースタイル林業」
    1 林業における資本主義の限界性
    2 森林の多様性・動態性ゆえの「フリースタイル林業」
    3 「育林は森の心で」
    4 《経済》と《公益性》と《森林美学》と《保健休養》の自同律

    第6章 「フォルスト」と「ヴァルト」
    1 かつて「フォルスト」は森林とは別概念だった
    2 「木材窮乏」がもたらした「フォルスト」の意味変化
    3 「林業」から「森林業」へ――森林利用の発達

    第7章 「持続可能原則」の揺らぎ
    1 「持続可能原則」は発想のコペルニクス的転換ではない
    2 「ヘルシンキ総指針」

    第8章 ミュンヘン・チューリヒ同盟  
    1 スイス林業の大改革 
    2 日本に輸入された「近自然的河川工法」 
    3 アルプスの国・スイスにおける小私有林の意義 

    第9章 北ドイツへの宣教  
    1 「森林業」を題名にした「人間・森林系総論」 
    2 遅れた北ドイツ林業制度

    第10章 「照査法」
    1 徹底した現実重視の単木施業
    2 照査法を大成したギュルノとビヨレイ
    3 日本はクヌッヒェルの提言に学べ

    第11章 「恒続林思想」
    1 プロイセンでも生まれたミュンヘン・チューリヒ流林業思想
    2 「恒続林」とは何か
    3 「恒続林施業」はアカマツ林に特化した施業ではない
    4 「恒続林施業」と森林美学

    第2部 ドイツ林業前史
    第1章 かつて森は魔界だった
    1 森は恐怖の暗黒空間
    2 林業人・山村民は賤民だった

    第2章 絶対主義の財政基盤
    1 木材依存型体制
    2 自己否定する重商主義

    第3章 「木材窮乏」が生んだ「持続可能な林業」原則
    1 苦肉の策の「保続原則」
    2 劣悪なドイツ林業従事者
    3 成果なき人材養成策

    第4章 コッタによるターラント森林アカデミー創立
    1 《林学古典派》--「ゲーテ時代」の人びと
    2 近代的林学高等学府の創立
    3 《ターラント林学》の特性

    第5章 伐期齢問題
    1 林業における「伐期齢」の意義
    2 自然的伐期齢説
    3 工芸的伐期齢説
    4 材積収穫最大伐期齢説
    5 貨幣粗収穫最大伐期齢説
    6 森林純収穫最大伐期齢説
    7 土地純収穫最大伐期齢説

    第6章 ユーダイヒ──ターラント林学の大成者
    1 ユーダイヒ森林経理学
    2 日本林業のモデル

    第7章 「ノルマールヴァルト」(法正林)とは
    1 「ノルマールヴァルト」とは
    2 理念型か達成目標か
    3 現実の多様性を捨象してのみ措定できる法正林思想

    第8章 ターラント林学の限界性
    1 林業の思弁的規律
    2 排除の論理
    3 「マスト林業」──豚と共にある林業
    4 ターラント林学は過渡期の林学

    第9章 ドイツ林業の地域的多様性
    1 目標林形の設定
    2 生産目標の設定
    3 西南ドイツ林業の問題性

    第3部 ドイツ人にとって森とは何か
    第1章 森と都市
    1 森あってこその近代都市
    2 かつてのミュンヘン
    3 森の中の都市、都市の中の森
    4 都市林の改造 
    5 都市林の造成 

    第2章 都市林こそが森林業の精華
    1 人と猪の母子が一緒にお散歩
    2 都市こそが森林に最も多くを、しかも最も強く求める

    第3章 森で憩い、楽しむ
    1 大工業都市だからこそ「市中の山居」
    2 「氷雨でも森へ行くッ」
    3 「森の幼稚園」
    4 「市中の田舎暮らし」──クラインガルテン
    5 「ウアラウプ」(有給休暇)の第一の行き先

    第4章 森のウアラウプ
    1 道路
    2 森林立入権
    3 宿泊施設
    4 食事
    5 国有林の役割

    第4部 最高の頭脳が集まる森林業の人材育成
    第1章 医師は一時に一人を救い、森林官は同時に万人を救う
    1 憧れの職業
    2 ムルナウにて

    第2章 林業従事者の職種と職務

    第3章 高等森林官の職務と養成課程
    1 高等森林官の職務
    2 高等森林官の養成課程

    第4章 上級林業技師の職務と養成課程
    1 高度な人材を求める新事態
    2 林業大学校の履修課程
    3 上級林業技師の主たる職務

    第5章 林業士の職務と養成課程
    1 ドイツ林業士の質
    2 林業士の養成課程
    3 作業士学校の主要履修科目
    4 国家試験と主たる就職先
    5 さらなる進路

    第5部 日本林業再興への処方箋
    第1章 過去の栄華が現在の禍根
    1 「吾ガ咎ハ常ニ吾ガ内ニアリ」
    2 未曾有の活況に惑乱した戦後林業

    第2章 《外材時代》への誤った対応
    1 外材輸入解禁問題
    2 《優良材》という獣道への逃避
    3 いわゆる「将来木」について
    4 枝打ちの危険性

    第3章 間伐と枝打ちの生態学
    1 森林は隙間だらけ
    2 林分総葉量一定の法則
    3 間伐するなら集約的な「定性収入間伐」を
    4 列状間伐は〝劣情間伐〟
    5 《上層枝打ち》もありうる

    第4章 乾燥の重要性──ヨーロッパ材が吉野まで来る理由
    1 木材の良さは乾燥材なればこそ
    2 伐採の機械化、運材と貯木の陸上化が乾燥工程を省略した
    3 無乾燥材の致命的欠陥

    第5章 東濃檜物語
    1 東濃檜はなぜ天下一の銘柄材になれたのか
    2 東濃檜はあくまでも「製品銘柄」
    3 東濃檜の教訓

    第6章 「分裂せる市場」構造
    1 「貧困の価格」か「価格の貧困」か
    2 流通の「蛸壺」化による「一物多価」現象
    3 「多種目少量」を「少種目一括」に《変圧》できない流通
    4 「そんなに材は集まらない!」

    第7章 秋田の国有林で見たこと
    1 秋田杉問題
    2 実際の国有林は《分国有林》
    3 「ノン・キャリア」組の難点
    4 広域販売こそが要諦
    5 ドイツ高等森林官の高い移動性

    第8章 「盗伐問題」と「違法伐採」
    1 入会とは何か
    2 「林野官民有区分」の目的と実態
    3 『夜明け前』悲劇
    4 「国体」VS.「入会」
    5 「違法伐採」・「合法木材」問題私論

    第9章 木材栽培業から森林業へ──日本林業の発達的回生
    1 日本林業起死回生策要綱
    2 日本でも天然更新は容易
    3 「焼畑林業」再考
    4 〝有害動物〟の林産物化
    5 農業モデル化の弊害
    6 梶本式立木乾燥法を起点とする乾燥システム
    7 楽に伸びる国産材需要
    8 日本森林業の主要産業化
    9 里山私論
    10 担い手の集団と担い手の養成 

    終章 「社会的市場経済」と森林業
    1 「全ての国民に繁栄を」
    2 なぜ「人間の顔を持つ資本主義」なのか
    3 「社会的市場経済」に日本林業が学ぶもの
    4 森林業は情報産業なのだ

    あとがき──本書の思考様式的背景
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    村尾 行一(ムラオ コウイチ)
    1934年、大連市に生まれる。東京大学農学部卒業、同大学院農学系研究科博士課程修了、農学博士、ミュンヘン大学経済学部留学。国有林・林業経営研究所研究員、京都大学農学部助手、東京大学農学部助手、ミュンヘン大学林学部客員講師、愛媛大学農学部教授を経て、愛媛大学客員教授
  • 出版社からのコメント

    半世紀以上にわたり、森林生態学、森林運営、国有林経営を研究し、ドイツでも教鞭をとった著者による日本林業回生論。
  • 内容紹介

    半世紀以上にわたり、森林生態学、森林運営、国有林経営を研究し、ドイツでも教鞭をとった著者による日本林業回生論。
    ロマン主義思想とともに発展し、今や一大産業へと成長し、世界をリードするドイツ森林運営の思想と、木材生産の実践、ドイツ最高の頭脳が集まる人材育成・林学教育を解説。
    それを踏まえて、21世紀の日本社会にふさわしい、生産・流通の徹底的な情報化、乾燥、天然更新から焼畑林業までを提言する。
  • 著者について

    村尾 行一 (ムラオ コウイチ)
    1934年、大連市に生まれる。
    東京大学農学部卒業、同大学院農学系研究科博士課程修了、農学博士、ミュンヘン大学経済学部留学。
    国有林・林業経営研究所研究員、京都大学農学部助手、東京大学農学部助手、ミュンヘン大学林学部客員講師、愛媛大学農学部教授を経て、現在愛媛大学客員教授。
    著書に、単著『木材革命』(農山漁村文化協会)、編著『東濃檜物語』(都市文化社)、共著『これからの日本の森林づくり』(ナカニシヤ出版)がある。

森林業―ドイツの森と日本林業 スギ・ヒノキの木材栽培業から、森のめぐみをていねいに引き出す総合森林業へ の商品スペック

商品仕様
出版社名:築地書館
著者名:村尾 行一(著)
発行年月日:2017/05/17
ISBN-10:4806715379
ISBN-13:9784806715375
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:農林業
言語:日本語
ページ数:327ページ
縦:19cm

    築地書館 森林業―ドイツの森と日本林業 スギ・ヒノキの木材栽培業から、森のめぐみをていねいに引き出す総合森林業へ [単行本] に関するレビューとQ&A

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