【2023年最新】ポータブル電源の選び方 おすすめ4選をご紹介

ポータブル電源
ポータブル電源

最終更新:2023/9/25

外出先でのスマートフォンやモバイル端末の充電に欠かせないモバイルバッテリー。それをさらに大容量、高出力にしたのがポータブル電源です。USBだけでなくACコンセントやDCシガーソケットなどを備え、ノートパソコンやドローンの充電、電化製品の使用が可能です。重い発電機が必要だった屋外イベントや、キャンプ・車中泊・天体観測といったアウトドア、さらに停電などの非常時にも役立ちます。

ポータブル電源のメリットや便利な機能、選び方のポイントをご紹介します。

ポータブル電源のメリット


ポータブル電源とモバイルバッテリーの違いは?

モバイルバッテリーはスマホやタブレットなどと一緒に持ち歩いてUSB充電するのが主な使い方となり、コンパクトな代わりに容量の小さいバッテリーです。
ポータブル電源はモバイルバッテリーより大容量だけではなく、AC出力ポートも備えているため、モバイルバッテリーの対応できない冷蔵庫、扇風機やパソコンにも使えます。高出力のポータブル電源は炊飯器やドライヤー、電子レンジなど消費電力の高い生活家電も稼働できます。

アウトドアがより快適に

ポータブル電源はハンドルなどが付いており、中型までのモデルは女性でも一人で持ち運ぶことができます。そのため、キャンプやドライブでもパソコンやプロジェクターなどを使用できるようになり、快適に過ごすことができます。空撮ドローンなど、電源のない山奥で長時間のカメラ撮影を行う際にも活躍します。

非常時の予備電源にも最適

ポータブル電源は停電などの非常時にも役立ちます。複数のUSBポートを備えているため、家族分のスマートフォンやモバイルバッテリーをまとめて充電できます。また、扇風機や電気毛布などの消費電力が低めの空調家電なら無理なく長時間使用できます。 放電しにくいバッテリーを採用しているため、充電は3か月に1度ほどで問題ありません。

商品選びを失敗しないために必ずチェック

ポータブル電源は海外でも普及している一方、日本の電気事情は世界的に見ても特殊です。そのため、一部の海外メーカー製のポータブル電源などでは、使用できる機器などに制限が生じる可能性があります。コンセントを繋いだのに全く動かない……といったことのないように必ずチェックしましょう。

電化製品を使用するなら「正弦波」対応モデル

ポータブル電源のACコンセントの出力には「正弦波」「修正正弦波」「矩形波」などの規格があります。家庭用の電化製品のほとんどは「正弦波」で動作するように設計されているため、「修正正弦波」「矩形波」のモデルはスマートフォン・タブレットの充電や白熱電球、ホットプレートといった用途に限られてしまいます。


AC出力の電圧・周波数が地域に合っているか

日本の電圧は100V、電源周波数は東日本で50Hz、西日本で60Hzとなっています。ポータブル電源の電圧を見てみると、製造メーカーによって110Vのものや60Hzのみとなっているモデルがあります。規格が合わないポータブル電源を使用すると正常に動作しなかったり、寿命が短くなったりする可能性がありますのでご注意ください。
使用する機器の裏面やACアダプタのラベルに「100~120V」「100~240V」や「50/60Hz」などと記載があれば問題ありませんが、100Vのみや50Hzのみの場合はそれに準じたポータブル電源を選ぶ必要があります。

ポータブル電源の選び方


【ポイント1】容量とサイズのバランスで選ぶ

ポータブル電源はその容量や出力によってサイズ・重量が変わってきます。
アウトドアや防災用として最も人気のある中型モデルは6~8kg程度。飲料を入れたクーラーボックスに近い重さで、短時間なら女性でも持ち運びしやすいサイズです。
電源のない庭先やガレージなどで日常的に使用する場合は持ち運びやすい小型モデルがちょうどいいかもしれません。
大型のポータブル電源は万が一の防災用や、屋外イベントなどの長時間使用が主な用途になります。15kgを超えるものもあり、車に積んで運んだりするほか、キャスターを装備したモデルもあります。


【ポイント2】使いたい家電で選ぶ(AC定格電力で選ぶ)

定格出力とは、ポータブル電源が安定して出力し続けられる電力の量です。
電化製品にはそれぞれ、「消費電力」があります。接続した電化製品の消費電力がポータブル電源の定格出力を超えると、その電化製品を動かすのに必要な電気を送れず、運転がストップしてしまいます。例えば扇風機や電気毛布といった製品は出力100W程度の小型ポータブル電源でも動かせますが、ドライヤーや電気ケトルなど消費電力が大きい製品は使用できるポータブル電源が限られます。
あらかじめ使いたい電化製品の消費電力の合計を確認の上、十分な出力のポータブル電源を選ぶか、運転モードを選べる製品であれば弱運転にするといったことが必要になってきます。


【ポイント3】ソケットの種類・数で選ぶ

ポータブル電源の主な出力ソケットには、ACコンセント、USB-A、USB-C、シガーソケットなどがあります。ただし、すべてのポータブル電源がこれらのソケットをもれなく備えているわけではありません。、家族のスマートフォンをまとめて充電するならUSB端子の多いモデル、ノートPCなど消費電力が大きいUSB給電機器を使うなら高出力なUSB-C、車載家電を使用するならシガーソケットというように、用途にあったものが備わっているか確認しましょう。
AC、USBともそれぞれ合計で使える電力は決まっているため、複数ソケットがあっても超えないように注意が必要です。


【ポイント4】保護機能・バッテリーマネージメントシステムで選ぶ

ポータブル電源内部のバッテリーは高電圧を維持できる一方で、不具合や取扱い方法の間違いで発火や爆発の可能性があります。ポータブル電源を選ぶ際は、保護機能が搭載された安全性能の高いモデルをおすすめします。
充電のしすぎや過電流のといった事故につながる内部の損傷を防ぐ機能だけでなく、過放電や使用するバッテリーセルの偏りを防いで寿命を延ばす機能も含まれます。


【ポイント5】ソーラーパネル・拡張バッテリー対応で選ぶ

ポータブル電源の多くはソーラーパネルを繋いで充電することが可能です。日中にソーラーパネルで充電しておけば節電にもつながります。
また、大型のポータブル電源はさらに容量を増やせる拡張バッテリー対応モデルもあります。

よくあるご質問


定格出力ギリギリの家電を使っても大丈夫?
電気機器の中には起動時に、「消費電力を超える電力(起動電力)」を必要とするものがあります。瞬間的にスペック上の消費電力の2倍以上が必要になるため、ポータブル電源の定格出力がギリギリだと起動しない可能性があります。
ポータブル電源の中には起動電力をふまえてサージ出力(瞬間最大出力)でカバーできるモデルもありますので、消費電力が大きい機器を使用する際はこの数値も参考にしてください。
すぐに放電しない?
一般的にポータブル電源の自然放電は半年で20%程度なので、長期保管する際はバッテリー残量を60~80%に調整した上で、数か月に一度使用して再充電するなど定期的なメンテナンスを心がけてください。
適切な保管場所は?
ポータブル電源は、高温多湿な環境を嫌います。特に暑い時期に直射日光が当たる場所に置いて使うと、熱で電池劣化の原因になります。リチウムイオン電池が最も性能を発揮するのは、25℃前後の環境だと言われています。箱などに入れたままにせず、涼しくて風通しの良い場所に保管するのがおすすめです。
継ぎ足し充電しても大丈夫?
リチウムイオン電池は継ぎ足し充電を行っても電池寿命が短くなることはありませんただし、100%や0%の状態で長期保管するのは電池の劣化や性能の低下に繋がるため注意が必要です。
ポータブル電源の寿命は?充電回数とは?
機種や使い方にもよりますが、ポータブル電源の寿命は一般的に7~10年程度です。また、目安として「充電繰り返し回数(サイクル数)」という言葉が使われます。これはプラグを挿して充電を行った回数ではなく、スペック上のバッテリー容量を何回使えるかを指します。
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