テニスラケットの選び方
テニスをはじめてみたいけどどんなラケットがいいのかわからない方や、
自分のレベルやフィーリングに合ったラケットに買い替えたい方などへ、
今回はテニスラケットの選び方のポイントをご紹介します。
1.フレームの重さ
軽いラケットは振りぬきやすいが相手のボールに対して自分から振っていかないとラケットが弾かれてしまいます。
重いラケットは振りぬくのに力がいるので非力な方の場合、ボールへの反応が遅れますが軽いラケットより遠心力が働き、重たいボールが打てるようになります。
280g~300gくらいの重さのラケットが初心者の方にはおすすめです。
2.面の大きさ(フェイスサイズ)
フェイスとはボールを打つ面のことです。一般的なテニスラケットのフェイスはミッド、ミッドプラス、オーバーサイズの3種類に分けられています。
■ミッド MID
フェイス面積が85~95平方インチのラケットです。振り抜きが良いのが特徴で、ボールのコントロール性にも優れています。上級者向きのラケットです。
■ミッドプラス MIDPLUS
フェイスサイズが105平方インチ以下のラケットです。現在主流となっているフェイスサイズは100平方インチです。OVERSIZEとMIDの利点を兼ね備えているためです。
■オーバーサイズ OVERSIZE
フェイスサイズが105平方インチ以上のラケットで、デカラケと呼ばれることもあります。面が広いためラケットに球が当てやすいのがメリットです。初心者の方には一番おすすめのフェイスサイズです。
3.グリップサイズ
日本人ですとG2サイズが一般的と言われています。ただし、メーカーや商品によって異なりますので、購入前に必ず握って確認しましょう。
■購入の際の注意ポイント
・グリップを握った時、親指の付け根の膨らんだ所と中指もしくは人差し指の間に8mm~1cm(人差し指が入るくらい)のスペースが開いているか確認しましょう。
購入した状態からオーバーグリップテープを張ることを想定しましょう。オーバーグリップテープを張ると約1サイズ太くなる事が多いです。オーバーグリップテープが張っていない状態でちょうどいい太さの場合その一つ細いサイズのラケットをおすすめします。
・目安ですが、女性やジュニアはG1やG2、一般的な男性はG2、比較的大きな手の方はG3以上を選ぶことが一般的です。
・プレースタイルによってもサイズ感は異なりますので、まずは基本の太さ(8mmほどスペースの開く太さ)でお選びいただくのがおすすめです。
4.目の細かさ(ストリングパターン)
ストリング/ガットの縦横の本数をストリングパターンといい、一般的には縦16本×横19本が主流です。
ストリングの目の粗いとスウィートスポットが広く、スピン量や弾道の高さが調整しやすいのが特徴です。
目が細かいとコントロールの性能が上がり、低めの弾道で速いボールを安定して打ち込みやすくなります。
5.バランスポイント
テニスラケットのバランスポイントとは、重心がどこにあるかを示したものです。
■トップヘビー(320mm~)
ラケットの先端寄りに重心があり300g以下のラケットに よく用いられているバランスです。
先端に重さを持っていくと遠心力が働くので強いボールにも打ち負けにくくなります。ボレーのようなとっさの動きには反応しずらくなるので、ストローカーにおすすめのラケットです。
■イーブンバランス(310~320mm)
ラケットの中心に重心がるので様々なプレーに対応しやすくなります。ストロークもネットプレーも行うオールラウンダーにおすすめのラケットです
。
■トップライト(~310mm)
ラケットの手元寄りに重心があるのでラケットの振り始めが楽でフルスイングしやすい。取り回しがききやすくボレーに有利なので。ネットプレーヤ―におすすめのラケットです
。
硬式テニスラケット
「硬式テニスラケット」をもっと見る軟式テニスラケット
「軟式テニスラケット」をもっと見るご一緒に振動止めもいかがですか?
ラケットに欠かせないアイテムのひとつ振動止め。ボールを打った時の振動を軽減してくれます。
効果の感じ方は個人差があるので必ずしもつけなければならないものではありませんが打球感や音が変わり、快適にプレーできるでしょう。デザインも様々ありますので自分好みのものを選び個性を出せるアイテムでもあります。
・ワンポイント型
振動止めの中で最もオーソドックスなタイプ。経糸のガットを2本挟む形状でとめるガットが少ない分、振動をある程度残るのである程度打球感を得たいという方におすすめ。スイートスポットを外して打ったり、ゴムが劣化することで外れやすくなります。
・ひも型
ひも状の振動止めをガットに縛り付けて使うタイプ。振動の具合はワンポイント型と同じくらいです。縛ってあるので外れにくいです。
・編み込み型
最も振動を抑えられるのが編み込みタイプ。縦糸を4~10程度止めるので振動をしっかり押さえ、肘への負担も軽減します。振動を感じられない分、打感は淡泊なものになり、感覚を残したい方にとっては過度になってしまうかもしれません。