【2024年】ディスプレイ・モニターの選び方 おすすめディスプレイ・モニターのご紹介
最終更新:2024/12/25
ノートパソコンや一体型デスクトップパソコンの人気で必ずしも必須の周辺機器ではなくなったディスプレイ・モニターですが、昨今e-スポーツや4Kコンテンツの人気の高まりもあり注目を集めています。また、テレワーク普及に伴いノートパソコンを利用する場合でも作業効率UPや、疲労改善を目的に外付けモニターを活用される方が増えています。
注目機能は「4K HDR」「フリッカーフリー」「広色域」
ヨドバシカメラで取り扱いしている数あるディスプレイ・モニターの中から、用途に合わせたおすすめの液晶モニターをご紹介します。
ディスプレイ・モニターの注目機能
4K HDR
液晶、有機ELテレビ同様、ディスプレイ・液晶モニターでも最新のトレンドといえば、やはり4KとHDRです。フルHD(1920×1080)の約4倍(3840×2160)の表示エリアをもち、一度に表示できる情報量が比例して多くなるので、大画面であるほど恩恵が大きいのが特徴です。またyoutubeやオンデマンド配信でも4Kの高画質動画が増えています。そこで注目されるのがHDR(ハイダイナミックレンジ)の対応。映像において黒くつぶれがちな影や夜、白く色飛びがちな日の光なども、明るい部分と暗い部分どちらの階調も犠牲にすることなく、より自然でリアルな描写が可能になります。
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フリッカーレス・フリー
LEDバックライトの輝度レベルを調整するためにLED自体を高速に点滅させているため、画面のちらつき(フリッカー)を感じたり、実際にちらつきを感じていなくても長時間のパソコン使用では目に負担を与えていると言われています。そこで画面のちらつきを技術的に抑えたフリッカーフリーのディスプレイ・モニターが注目を集めています。また合わせて目の疲れの原因と言われるブルーライト(青色光)を抑えたモデルも増えています。長時間ディスプレイ・モニター前で作業するなら抑えておきたい機能です。
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広色域 AdobeRGB&DCI-P3
写真や動画の編集をされる方にはお馴染みの規格かもしれませんが、色の再現を表す重要な規格です。実際にモニターに映し出されている色が、その画像、映像が持つ本当の色とは限りません。広色域かつ高い色再現ができるモニターを使うことで、一般的なモニターでは再現できない色域までしっかりと再現し、デジタルカメラで撮った高解像度の写真や動画を、鮮明に、高画質で楽しむことができます。
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ディスプレイ・モニターの選び方
サイズが大きいほどさまざまな情報を確認できて作業効率は上がりますが、それに伴って設置するスペースが必要になります。また、画面のインチ数が同じでも、アスペクト比(縦横の長さの比率)によって使い勝手は大きく変わります。
最もポピュラーな16:9や16:10は一般的な動画コンテンツが見やすい比率のため、プライベートな用途に向いています。4:3、3:2といった比率は縦の情報量が多いため、作業が快適に進められます。16:9を超えるウルトラワイドディスプレイは、広い視界が欲しいゲームなどによく使用されています。
実際に表示してみたら思っていたよりも狭く感じた、ということもあるため、用途に合わせて選ぶことをおすすめします。特に買い替えでひと回り大きいサイズにしたい時などは、縦のサイズが現在お使いのものより狭くならないよう注意しましょう。
画面の精細さを表す数値で、数字が大きいほど細部まで表現でき、画像や映像をキレイに映し出します。1,920×1,080のフルHDや3,840×2,160の4K(QFHD)のほか、アスペクト比などによってもさまざまな選択肢があります。
単純に映像のきれいさというだけでなく、例えばフルHDと4Kでは表示できる情報量に縦横それぞれ2倍の差が出ることになり、それだけ作業のしやすさも変わってきます。ただし、画面サイズが小さく高解像度なモニターは逆に文字が小さく見えづらくなることもあるため、パソコン側で拡大表示するなど工夫が必要になる場合もあります。
液晶モニターには大きく分けて3つの駆動方式があります。また有機EL(OLED)など次世代のモニターも普及してきています。それぞれに特徴があるため、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
●TN方式
TN方式の液晶モニターは、応答速度が速く、比較的安価な製品が多いのが特徴です。ほかの方式に比べ応答速度が速いので、動きの速いゲームなどにおすすめ。最近はTN仕様のゲーミングモニターも続々登場しています。反面、視野角が狭く、正面以外の角度から画面を見ると色ムラが気になることもあります。色の再現性も他に比べ高くはありません。
●VA方式
VA方式の液晶モニターは、TN方式に近い性質をもっています。視野角はTN方式に比べ広めですが、応答速度は遅め。それを補う機能としてテレビなどで採用されている「オーバードライブ回路」を搭載したモデルがあります。特徴としてコントラスト比が高く、美しい黒色を再現できます。通常の作業とあわせ、動画鑑賞などにおすすめのモニターです。
●IPS方式
IPS方式の液晶モニターは、広い視野角を持ち、正面以外から画面を見ても変わらないのが特徴です。色の再現性や色ムラのない広い視野角で映像や画像などクリエイティブな作業をする方に好まれるモニターです。また各メーカーが手掛ける派生方式が多いのも特徴で、アイ・オー・データ機器が主に採用するADSパネル、応答速度を高めたLGのNano IPSなどがあります。
●有機EL
有機ELは上記の液晶モニターとは違う原理で映像を映し出すパネルです。液晶と比べ本体を薄型化できること、深い黒の表現など抜群の高画質、圧倒的な応答速度の速さなどが特徴として挙げられます。また、画面を湾曲させることもできるため、ウルトラワイドモニターにも適しています。
ただし価格がかなり高額になること、通常の用途で有機ELほどの応答速度は必要ないこともあり、ゲーマーやクリエイターを中心に人気の高いタイプです。
動画やゲームなどの高速な映像を快適に楽しむには、モニターのリフレッシュレートと応答速度が重要です。
リフレッシュレートは1秒間に画面を書き換える回数を表したもので、Hzで表記されます。数字が大きいほど、より滑らかに映像を表示できます。事務処理やブラウジングなら60~100Hz、ゲームなどに使用するなら144Hz以上のモデルがおすすめです。
また、応答速度とはモニターに映る色が変化する時間を表します。応答速度が速いと動きのブレやぼやけを最小限に抑えられ、逆に遅いと、残像感のある不自然な映像になります。単位はms(ミリ秒)で扱われ、一般的な用途なら5ms程度、ゲーム用なら1ms以下が選ぶ目安になります。
D-Sub、DVI、HDMI、DisplayPortなど、さまざまな種類があります。パソコンに搭載されている出力端子に対応する入力が備わっているか確認しましょう。規格が合っていれば接続は可能ですが、パソコンのグラフィックスやモニターの性能を十分に発揮するためには、HDMI、DisplayPortなどの端子を使用する必要があります。
【USB Type-C】
映像・音声に加えて、USB信号の伝送に対応。ノートPCへの給電も実現する先進的な接続方法です。映像信号はDisplayPort規格で送信されます。
【DisplayPort】
高解像度・高リフレッシュレートの映像と音声を伝送できる接続方法です。一部、音声の伝送に対応していないモデルもあるため、別途スピーカーが必要になる場合があります。
【HDMI】
最も一般的な、映像・音声信号の両方を伝送する接続方法です。4K(3840×2160)までの解像度で使用可能です。
【DVI-D】
映像信号のみ対応。音声信号は伝送されません。主にWUXGA(1920×1200)までの解像度で使用されます。
【D-Sub】
映像信号のみ対応。音声信号は伝送されません。主にフルHD(1920×1080)までの解像度で使用されます。
光沢は液晶画面の表面の処理方法のことで、光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)の2種類があります。グレアパネルは映像などを鑑賞する際美しく見やすいのが特徴ですが、天井照明などを反射してしまいます。ノングレアパネルは反射が少ないぶん長時間の使用でも目が疲れにいため、一般的なモニターとしてはノングレアパネルが人気です。
モニターの中には、画面の高さや角度の調整(チルト・スイベル調節)、縦横の向きの変更(ピボット機能)などが可能なモデルがあります。デスク周りのレイアウト変更やマルチモニターにしたい時など、見やすい位置に簡単に調節することができ、目の疲れや肩こりを軽減できます。
よくあるご質問
- PCモニターはテレビとしても使える?
- テレビチューナーからの出力をモニターに接続すれば画面が映るため、HDMI端子のあるモニターなら、HDMIケーブルで接続すれば映像と音声の両方を伝送することができます。ただし、モニターにはスピーカーを内蔵してないものもあります。その場合は、別途専用スピーカーを購入する必要があります。
- パソコンの背面にケーブルの差し込み口が複数ある
- グラフィックボード(ビデオカード)を搭載したデスクトップPCは、マザーボード側とグラフィックボード側にそれぞれ映像ケーブルの差し込み口があります。この場合は、グラフィックボード側に挿さないと出力されない、もしくはグラフィックボードの描写性能が発揮できない可能性があります。(通常マザーボード側はシールなどで塞がれています)
ヨドバシ・ドット・コム おすすめモデルのご紹介
スタンダードモニター
エイスース VU279CFE
[27型/IPSパネル/フルHD(1920×1080)/100Hz]
27インチフルHD IPSパネルと100Hzのリフレッシュレートで、動画鑑賞やカジュアルゲームを気軽に楽しめます。ブルーライト軽減機能とフリッカーフリー技術を搭載し、長時間の使用でも快適な視聴体験を提供します。
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I-O DATA LCD-C251SH-FX
[24.5型/HFSパネル/フルHD(1920×1080)/100Hz]
見やすい高さや角度に調節できる「フリースタイルスタンド」の24.5型ワイド液晶ディスプレイ。USB Type-C搭載のパソコンならケーブル1本で映像出力もノートPCへの給電も可能です。100Hz対応なので残像感が抑制され、視認性が向上します。
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4Kモニター
ジャパンネクスト JN-IPS315UHDR-C90W-HSP
[31.5型/IPSパネル/4K(3840x2160)/60Hz]
広視野角のIPSパネルを採用し、便利な昇降式多機能スタンドを搭載した4K解像度の液晶モニターです。最大輝度300cd/m2の液晶パネルはsRGB:100%, DCI-P3:94%の広色域に対応し、リアルに迫った深みのある映像を演出するHDRにも対応しています。
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LGエレクトロニクス 32UN650K
31.5型/IPSパネル/4K(3840×2160)/56~61Hz]
低解像度の映像でも、超解像技術によって高精細に表示することが可能。工場出荷時にキャリブレーションを行い色の再現性を統一。高解像度を活かした画面分割などの機能も便利なアプリからスムーズに操作することができます。
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ゲーミングモニター
MSI MAG 275CQRF QD E2
[27型/RAPID VAパネル//WQHD(2560×1440)/180Hz]
量子ドット技術を採用したWQHD解像度の湾曲ゲーミングモニターで、VAパネルながら従来の4倍の180Hzかつ0.5msの高速応答で滑らかな映像のゲームプレイが楽しめます。視野に合わせた曲線でより高い没入感を得られます。
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ソニー SDM-27Q10S
[27型/有機EL/QHD(2560×1440)/480Hz]
有機ELを採用し、現在のeSportsプロシーン標準の360Hzを大きく上回る480Hzを実現。世界のトッププロ選手の意見を取り入れ、パフォーマンスを最大限に発揮できるようにかいはつされたモニターです。
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モバイルモニター
ユニーク UQ-PM14FHDNT4F
[14型/IPSパネル/フルHD(1920×1080)/60Hz]
ノマドワーカーや、フリーアドレス、テレワークなど限られたスペースで作業する方におすすめ。設定で横画面、縦画面使用が簡単に変更可能で、広視野角IPSパネルにより商談やミーティングなどのシーンでも使いやすいモデルです。
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ジャパンネクスト JN-MD-IPS140UHDR-T
[14型/IPSパネル/4K(3840×2160)/60Hz]
4K解像度・HDRととマルチタッチ機能を備えたハイクラスのモバイルモニター。ワーケーションや外出先、自宅のリビングなど大きなディスプレイを置けない場所など様々な場所で高画質なマルチディスプレイを実現します。
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