【2025年最新】炊飯器の選び方 おすすめ6選をご紹介
最終更新:2025/1/14
日本の食卓に欠かせない「ごはん」を炊き上げる炊飯器。とっても身近な家電製品ながら、炊飯方式や容量、価格帯など様々な機種があり、自分にあった炊飯器に出会うのも大変です。毎日食べるごはんだからこそ納得の1台に出会えるよう、「IH」や「圧力IH」などの炊飯方式、メーカーごとの特徴、そして価格帯によって何が違うのかなどをご案内。ご自身のライフスタイルに合わせた機種選びに、ぜひお役立てください。
種類や特徴などから炊飯器の選び方や、おすすめモデルをご紹介します。
人数や家族構成に合わせた容量の目安
家族構成や食べる量に合った大きさの炊飯器を選ぶことで、炊きあがりのおいしさはもとより、余分な消費電力を抑える事にも繋がります。毎日お弁当をつくる場合や、まとめて炊いて冷凍保存をする場合などをイメージして選びましょう。※お米1合=ごはん茶碗に大盛りで2膳分(1膳約200g)、中盛りで2膳強(1膳約150g)です。
容量 | 2~3.5合炊き | 5~5.5合炊き | 一升炊き |
---|---|---|---|
お茶碗 | 約4~6膳分 | 約8~14膳分 | 約20膳分 |
人数 | 1~3人 | 3~5人 | 6人~ |
家族構成 | 一人暮らし、夫婦 | ファミリー向け | 大家族、食べざかりのファミリー向け |
炊飯器の加熱方式には、大きく分けて「IH式」「圧力IH式」「マイコン式」の3種類があります。それぞれに特色があり、ごはんの炊き上がりにも違いがでます。好みに合わせてお選びください。
【しゃっきりした食感の“IH式”】
炊飯器本体の内釜に接する部分に配置されたコイルから磁力を発生させることで内釜自体を直接発熱させて炊飯します。底面や側面、機種によってはふた部分など多方向から高火力の熱を伝導させてスピーディーに加熱するため、お米の表面が崩れずベタつきにくいのが特長。しゃっきりした食感に炊きあがります。
【ふっくらモチモチ食感の“圧力IH”】
IH方式の加熱+内釜へ圧力を掛けながら炊飯します。気圧を高めると水の沸点が上がり、お米の芯まで水分と熱が伝わります。その結果、お米の甘み成分がより多く引き出され、ふっくらモチモチとした食感に炊きあがるため、玄米や雑穀米などの炊飯にも適しています。調理時間は比較的短時間。加圧・減圧をすることでお米が釜の中でおどる(かくはんされる)ため、炊きムラが起きにくい炊飯方式です。
【リーズナブルな“マイコン式”】
炊飯器底面に配置された電気ヒーターの熱で内釜を加熱し炊飯します。IHに比べてゆっくり火が通るためお米がかくはんされにくく、多めの量を炊く際には炊きムラ・加熱ムラが出やすくなります。IH式・圧力IH式に比べると無難な炊き上がりになりますが、予算を抑えて購入できるというメリットがあります。また比較的コンパクトで少量炊きに向いているということもあり、ごはんを頻繁に炊くことは無い方にぴったりです。
これら一般的な3種類以外にも、強火力の直火でお釜全体を加熱し炊飯する「ガス炊飯器」もあります。
また1.5升~5.5升炊きくらいまでの大きいサイズが揃う飲食店や宿泊施設などで使われる「業務用炊飯器」もお取り扱い中です。
理想の炊き上がりを求めて研究するメーカー各社の工夫があらわれるポイントです。
※マイコン式は内釜自体を発熱させる仕組みではないため、一般的には熱伝導率の良いアルミ素材が広く使用されています。
・土鍋釜:蓄熱性と遠赤外線効果により、長時間保温に最適。
温度上昇がゆるやかなので、お米の甘みや旨みを引き出しつつ、もっちりとした炊き上がりになります。
・鉄器釜:発熱効率が高く、短時間で一気にふっくら炊き上がる。
素早く炊き上げるので、お米の栄養素や旨みが逃すことなく、お米本来の味が楽しめます。
・炭釜:優れた熱伝導率で、ご飯のおいしさを引き出す。
金属素材のものと比べて発熱性と遠赤外線効果がとても高く、お米の芯までしっかり熱を通します。
・ダイヤモンド釜:熱しやすく冷めにくいを実現する優れもの。
発熱性、蓄熱性、断熱性、そして炊飯時の激しい対流と、お米をおいしく炊くために必要な性能を余すことなく備えています。
・銅釜:高い熱伝導率と蓄熱性でムラなく炊きあがる。
熱伝導率が非常に高いため、釜全体に熱が素早く行き渡り、炊きムラのないふっくらとしたごはんを炊くことができます。
タイガー【土鍋ご泡火炊き】
土鍋にしかできない究極の炊き技
厳しい検査をクリアした高品質の本土鍋による「土鍋ご泡火(ほうび)炊き」。高火力と土鍋ならではのやさしい泡立ちでお米の甘み・旨み・弾力を引き出しつつ、連続ノンストップ加熱により高火力を長時間維持してさらにお米の甘みを引き出します。
象印【炎舞炊き】
縦横無尽にお米を勢いよく舞い上げる
釜底のIHヒーターを分割し、それぞれのIHヒーターで激しい対流を生み出す事を可能にした3DローテーションIH構造。縦横無尽な激しい対流でお米は勢いよく舞い上がり一粒一粒までふっくら炊き上がります。
東芝【炎匠炊き】
かまど炊きごはんのおいしさを食卓に
業界トップクラスの1,420Wという大火力で、お米1粒1粒をふっくら炊き上げます。 細かな火力調節ができる多段階火力調節により、お米の甘みを引き出し、蒸らし工程でも高温を維持することで、ふっくらと甘みのあるごはんに炊き上がります。
日立【圧騰甘み炊き】
米老舗が認めた「甘み×粒立ち」
じっくりと浸して米の芯までしっかり吸水。最高1.3気圧まで圧力を上げることで、大火力の加熱と高温蒸らしを実現。ひと粒ひと粒の外側がしっかりとしていて、中身がやわらかく、かめばじわっと甘みが広がる理想の炊き上がりに。京の米老舗「八代目儀兵衛」の技を炊飯器の技術で再現しました。
三菱【銘柄芳潤炊き】
銘柄ごとにお米本来のおいしさを引き出す
大火力で炊き上げる本炭釜の特長を生かし、沸騰するまでの温度の立ち上がりを素早くすることで、粒感がありみずみずしい炊き上がりに。プレミアムモデル「本炭釜 紬(つむぎ)」には、全国のお米50銘柄それぞれの個性を引き出す専用モード「銘柄芳潤炊き」があり、さらにそこから9通りの食感に炊き分けることができます。
パナソニック【おどり炊き】
バルミューダ【「蒸気炊飯」テクノロジー】
お米を動かさない蒸気炊飯
蒸気の力を利用することでお米を動かさず、一粒ずつ丁寧に炊き上げる独特な炊飯方式。内釜と外釜から成る特徴的な構造をしており、外釜に入れた水を加熱することで発生する、蒸気の力で炊飯します。お米を動かさず、じっくりと丁寧に炊きあげるので、お米の表面を傷つけることなく、粒立ちがよいごはんを作り出します。
バーミキュラ【保温機能が無い「炊飯特化」モデル】
これまでにない画期的な炊飯器
鍋炊きのおいしさをそのままに、火加減調整の煩わしさをワンタッチで解決。バーミキュラの鋳物ホーロー鍋と、理想の火加減を指先ひとつで可能にするポットヒーターが出会い、最高の炊飯器が誕生しました。さらに保温用のフタをなくすことで鍋上部がむき出しになり、加熱される鍋の下部と外気で冷やされる上部に大きな温度差が生まれて激しい熱対流が発生。この熱対流でお米一粒一粒までむらなく炊き上がります。「保温機能」を無くすことで、さらなるおいしさを実現する画期的な炊飯器です。
「蒸気セーブ/蒸気カット/蒸気レス」
炊飯器から立ち上がる蒸気は高温です。蒸気をカットしたりセーブ機能を備えた炊飯器であれば火傷の心配を軽減できるので、小さな子供のいる家庭におすすめです。また近くにある壁や家具への蒸気による結露の発生も軽減されるので、置き場所にも困りません。
「銘柄炊き」
「銘柄炊き」はお米の銘柄それぞれの粒の大きさや水分値に合わせて火力や加熱時間などを最適化。 各銘柄の特長を最大限に引き出して炊き上げます。
「食感炊き分け」
「ふんわりやわらかめ」「しゃきっとかため」など、ご飯の好みは人それぞれです。またメニューによっても「かため」「やわらかめ」のおすすめは変わります。その調整を行えるのが「食感炊き分け」機能です。火力や加熱・加圧時間、圧力の強さ、スチームなどを調整し、お好みの食感に炊き上げます。
「保温時間」
炊いたご飯を毎食ごとに食べきらず、保存しておく時もある場合は、「保温機能」も予めチェックしておくと良いです。一般的にIH炊飯器では24時間、マイコン炊飯器では12時間ほどが目安とされています。一部最大40時間の機種もあります。
よくあるご質問
- 安いのと高いのは何が違うの?
- 主に加熱方式による違いが大きいです。 1万円台までのお手頃な炊飯器の場合はほとんどが「マイコン式」であることが多く、2万円台から「IH式」や「圧力IH式」が登場し、この加熱方式によってお米の炊き上がりが違ってきます。さらに高い炊飯器はメーカー独自の炊飯機能が搭載されていたり、銘柄ごとに炊き分けができたり、さらにこだわった炊き上げができるようになります。
- 寿命はどれくらい?
- 炊飯器の寿命は平均すると3~6年程度ですが、丁寧に使えばさらに長持ちします。 ごはんを炊いたらすぐに内釜や内ぶたを洗い、日々のお手入れを欠かさないことが大切です。
- 内釜は何年もちますか?
- 炊飯器自体の寿命目安は6年ほどですが、内釜だけでみると3~5年程度が一般的です。内釜はご飯を炊くときに高温になり負荷がかかりやすい部分なので、本体よりも劣化しやすくなっています。
- 買い替え時となるサインは?
- しっかりお手入れしていても炊飯器内部や炊いたごはんから気になるニオイがしたり、また内釜のコーティングがはがれていたりしたら買い替え時です。
- IHと圧力IHのどちらが良いですか?
- 圧力IH式は高温&圧力でお米の芯までしっかり加熱するため、より甘くもちもちしたお米を炊けるのに対し、IH式炊飯器は比較的かためで粒立ちが際立つしゃきしゃきした炊き上がりが得意です。好みに合わせた機種をお選びください。
- 保温時間の目安はどれくらい?
- 保温したまま炊きたての美味しさをキープできるのは、一般的な炊飯器で5~6時間ほどといわれています。それ以降はどうしてもごはんの水分が抜けて味が落ちたり、食感が悪くなったりしてしまいます。普段から保温しておくことが多い方は、保温機能に優れた機種を選ぶのもおすすめです。
様々なニーズに応えるおすすめモデルをラインアップ
三菱電機 IHジャー 本炭釜 紬(つむぎ) 5.5合炊き NJ-BW10G
本物の炭素材を削り出し、職人が約100日間かけて仕上げる「本炭釜」が一気に発熱。そこから連続沸騰させることで「かまど炊き」の火力を再現します。 沸騰するまでの温度の立ち上がりを素早くすることで、しっかりとした粒感なのに、噛みしめると感じるもちっとした食感の「もち×あま」ごはんが炊き上がります。
象印 圧力IH 炎舞炊き 鉄(くろがね仕込み)豪炎かまど釜 4合炊き NW-UT07-BZ
釜底のIHヒーターを独立制御することでかまどの炎の激しいゆらぎを再現。大火力&激しい対流を生み出す事を可能にしました。ふきこぼれを抑える「大火力ユニット」により、ふきこぼれるギリギリまで大火力で炊き続けることができ、ふっくらおいしく仕上がります。
タイガー 圧力IH 土鍋釜 土鍋ご泡火炊き 5.5合炊き JRX-G100KG
100周年記念モデルが更に進化!土鍋ならではの細かく均一な大量の「泡」がお米を包んで表面を守るため、お米同士がぶつかって傷つくことが少なく、旨み成分であるデンプンを閉じ込めます。表面つややか、もっちりとした食感に炊きあげます。
東芝 真空圧力IH 炎匠炊き 銅かまど丸釜 5.5合炊き RC-10HGW
内釜の中に残る空気を、外に吸い出し密閉。酸化によるごはんの黄ばみ、水分の蒸発を抑え、白米(「エコ炊飯」を除く)なら最大40時間までおいしく保温します。
象印 マイコン式 3合炊き NS-NH05
コンパクトながら高い火力と独自の「遠赤黒まる小釜」の組み合わせにより、でおいしい炊飯を実現。蒸らしになると炊き上がるまでの時間がひと目でわかるのも便利。
タイガー IHジャー炊飯器 炊きたて 土鍋蓄熱コート釜 3合炊き JPF-G055KL
「遠赤土鍋コーティング」による土鍋のような細やかな泡立ちで、甘みのある、もっちりした食感を引き出すことができるIH炊飯器。一人暮らしの自炊派にうれしい「冷凍ご飯」コースを搭載。あたため後のパサつきを抑えるので冷凍してもおいしいご飯になります。