ゲシュタルトクライス―知覚と運動の人間学 新装版 [単行本]
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ゲシュタルトクライス―知覚と運動の人間学 新装版 [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2022/11/16
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ゲシュタルトクライス―知覚と運動の人間学 新装版 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    受苦(パトス)に連帯性を求めた医学的人間学を構想し、『パトゾフィー』を執筆したヴァイツゼッカー。その過程で、理論的な中心となった著作(1940年、初版刊行)。運動と知覚、主体と客体を、2分対立に先行する円環構造=ゲシュタルトクライスとして理解する。生物学、医学、哲学を越境する、生命をテーマとした人間学の試み。
  • 目次


    I 緒論
    1 運動
    自己運動/障碍/作業原理
    2 知覚
    自己運動に際しての運動の知覚―自己知覚
    3 生物学的行為
    相即/からみ合い/数学的統合と生物学的統合/ゲシュタルト心理学について/感覚運動性空間表象/機能の特殊化/特殊量/知覚は感官機能の産物ではない/対象と現在/同一対象、モノガミー/構成的錯誤/ネガティヴな作業/相互隠蔽性、回転扉の原理/主体性/創造--創造主/体系的手法と生物学的手法

    II 神経系の病的障碍
    末梢
    1 機能変動
    圧感覚の感覚生理学的分析/圧感覚の病理学について/いわゆる力覚と固有感覚/病的な事態投影/材質の知覚について
    2 運動作業の解体
    中枢性運動障碍の局在と作業原理/錐体路系/錐体外路性の運動障碍/特殊化と形式性/解剖学的観点/局在一般について/伝導路
    3 時間的障碍としての機能変動
    時間概念について/触覚における時間的機能変動/空間時間的障碍
    4 感覚質と専門感官の病理学について
    色彩視/自己制約
    5 失調症
    6 失認症の諸障碍

    III 知覚の諸条件
    1 解剖学的構造の諸条件
    知覚の述語形成と実在性格について
    2 生理学的(類生理学的)諸機構
    刺戟、機能、対象/人為界/機能と機能構造
    3 空間、時間および量
    a 体験された秩序は客観的秩序ではない/b 客観的秩序が体験の秩序を制約する/c 知覚はいくつかの可能な客観的秩序を示す/d 知覚における量の反論理/e 空間と時間は世界の中にある
    4 自我と対象の出会い(相即)

    IV 運動の諸条件
    1 運動の解剖学的諸条件
    2 運動の生理学的諸条件
    3 形式の発生
    形式転換/有機体と環界との相対性としての形式/形式の発生はゲシュタルトクライスである
    4 空間、時間、形式
    意図と結果の逆説的関係/不意打ちと予期/生物学的時間の構造/生物学的空間の構造

    V ゲシュタルトクライス
    自然哲学から生理学へ/現実性の条件としての不確定性
    1 異元機能から相即原理へ
    a 学問は生命過程を精神物理的‐異元的なものとして扱う/b ゲシュタルトクライスの力動的形式。等価原理/c 符合並行論
    2 主体の導入と行為の相補的一元性
    a 転機と非恒常性の自己経験/b 主体‐客体‐関係としてのゲシュタルトクライスの詳細な特徴づけ
    3 パトス的範疇、根拠関係、性の円環
    若干の概念の解説

    「ゲシュタルトクライス」について(アンリ・エー)
    訳注
    解説
    訳者あとがき
    新装版あとがき
    論文目録
  • 内容紹介

    〈従って以下に述べることは生物学とも精神物理学とも自然哲学とも名付けえないもので、むしろこれらの各領域から得られた手掛りを継承し、特別な方式の実験的研究を教え、ひいては病理学や治療医学の研究に今までとは違った裏付けと根拠を与えようとするものである。……これが理論的という名の学問であるから、それが実地の経験や感覚による観察を軽視するものではないかという疑念は、まずもって退けられてよい。逆にむしろ、実験的研究の概念の方がそれの理論的考察の概念よりもより大きな影響を及ぼしたのである。また主体の導入ということは、それによって客観性が制約されるというような意味をもつものではない。ここで問題にされているのは、主観性あるいは客観性のいずれかの一面だけではなく、この両面の結合である。〉(「第四版への序」より)
    受苦(パトス)に連帯性を求めた医学的人間学を構想し、『パトゾフィー』を執筆したヴァイツゼッカー。その過程で、理論的な中心となった著作(1940年、初版刊行)。運動と知覚、主体と客体を、二分対立に先行する円環構造=ゲシュタルトクライスとして理解する。生物学、医学、哲学を越境する、生命をテーマとした人間学の試み。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ヴァイツゼッカー,ヴィクトール・フォン(ヴァイツゼッカー,ヴィクトールフォン/von Weizs¨acker,Viktor)
    1886‐1957。ドイツに生まれる。代々プロテスタントの牧師、神学者、学者の家系であった。1904年テュービンゲン大学医学部に入学、のちフライブルク大学やハイデルペルク大学で生理学・哲学・内科学を学ぶ。1909年医師国家試験に合格。第一次大戦で野戦病院に配属中より神経学の研究をはじめる。1920年以後ハイデルベルク大学の内科神経科部門部長。のちに教授となり医学的人間学の構想をいだくとともに臨床的・実験的研究を続ける。第二次大戦後、ハイデルベルク大学の「臨床医学総論」講座主任教授

    木村 敏(キムラ ビン)
    1931年生まれ。京都大学名誉教授。元河合文化教育研究所所長、同主任研究員。2021年歿

    濱中 淑彦(ハマナカ トシヒコ)
    1933年生まれ。名古屋市立大学名誉教授
  • 著者について

    ヴィクトール・フォン・ヴァイツゼッカー (ヴィクトールフォンヴァイツゼッカー)
    (Viktor von Weizsäcker)
    1886-1957。ドイツに生まれる。代々プロテスタントの牧師、神学者、学者の家系であった。1904年テュービンゲン大学医学部に入学、のちフライブルク大学やハイデルペルク大学で生理学・哲学・内科学を学ぶ。1909年医師国家試験に合格。第一次大戦で野戦病院に配属中より神経学の研究をはじめる。1920年以後ハイデルベルク大学の内科神経科部門部長。のちに教授となり医学的人間学の構想をいだくとともに臨床的・実験的研究を続ける。第二次大戦後、ハイデルベルク大学の「臨床医学総論」講座主任教授。邦訳に『神・人間・自然』(みすず書房、1971)、『病因論研究』(講談社、1994)、『生命と主体』(人文書院、1995)、『病いと人』(新曜社、2000)、『パトゾフィー』(みすず書房、2010)がある。

    木村敏 (キムラビン)
    (きむら・びん)
    1931年生まれ。京都大学名誉教授。元河合文化教育研究所所長、同主任研究員。2021年歿。著書『木村敏著作集』全8巻(弘文堂、2001)、『関係としての自己』(みすず書房、2005)、『精神医学から臨床哲学へ』(ミネルヴァ書房、2010)、『臨床哲学講義』(創元社、2012)ほか。訳書 ヴァイツゼカー『パトゾフィー』(2010)、ビンスワンガー『精神分裂病』I・II(共訳、1960-61)『現象学的人間学』(共訳、1967)、ブランケンブルク『自明性の喪失』(共訳、1978)『目立たぬものの精神病理』(監訳、2012、以上みすず書房)ほか。

    濱中淑彦 (ハマナカトシヒコ)
    (はまなか・としひこ)
    1933年生まれ。名古屋市立大学名誉教授。著書 『精神の科学』1(共著、岩波書店、1983)、『臨床神経精神医学』(医学書院、1986)、Viktor von Weizsäcker zum 100. Geburtstag(共著、Springer、1987)、『幻覚・妄想の臨床』(編著、医学書院、1992)ほか。訳書 ボイテンディク『人間と動物』(1970)、エー『ジャクソンと精神医学』(共訳、1979、以上みすず書房)、シッパーゲス『中世の患者』(監訳、1993)、ラアリー『中世の狂気』(監訳、2010、以上人文書院)ほか。

ゲシュタルトクライス―知覚と運動の人間学 新装版 の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:ヴィクトール・フォン ヴァイツゼッカー(著)/木村 敏(訳)/濱中 淑彦(訳)
発行年月日:2022/11/08
ISBN-10:4622095831
ISBN-13:9784622095835
判型:A5
発売社名:みすず書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:医学・薬学・歯学
言語:日本語
ページ数:404ページ
縦:21cm
重量:710g
その他: 原書名: DER GESTALTKREIS:Theorie der Einheit von Wahrnehmen und Bewegen〈Weizs¨acker,Viktor von〉
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