リッカルド・ムーティが、まだカラヤンが存命中にベルリン・フィルとレコーディングしたモツレク。リリース当初、「カラヤンのベルリンを指揮した!」という興味から手にしたものですが、メインの演奏よりもカップリングされていた「アヴェ・ヴェルムス・コルプス」の透明感に圧倒されました。初めて聞く曲でしたが、モーツァルトの作曲したすべての作品の中で最も好きな曲となったばかりではなく、他の演奏でも聞きたいと図書館(!)をハシゴしたものです。しかし、このムーティの演奏に勝るものはなく、まさに「神の声」を聴くような思いで心現れます。そんな演奏がSACDとなり、あの透明感をさらに超えるような音を期待していたのですが、ここで聴くことができる音は、透明感は薄れぬくもりというものが強調されているような気がします。ひんやりとした教会の透明感ではなく、木造のホールに包まれて聴くような… 「アヴェ・ヴェルムス・コルプス」に限り、最初に発売された通常CDに軍配を上げたいと思います。
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