室内や建物内を撮影するときに広い画角が欲しくなり、超広角レンズの検討を始めました。比較したのはこのレンズと10-24mm F4となります。広角側はたった2mmの違いで販売価格が倍以上違ってくるので、当初は10-24mmに気持ちが傾いていました。しかし、なぜ超広角を検討し始めたかという原点に戻ったとき、それは制約のあるスペースでできる限り表現の可能性を広げたいということであったので、価格はともあれ長く付き合う相棒としてこちらを選択しました。
価格も重量もド級ですが、結果としては8mmという新しい世界を垣間見ることができて、カメラライフに新しい楽しみが加わりました。例えば海外などなかなか訪れる機会が少ない場所など、少しでも融通が効いた方が後悔する可能性は減ることを実感しています。通しでF2.8という明るさを誇るのも、その要素の一つです。 たった2mm、されど2mm。「超広角の1mmは血の1mm」と言われるほどですから、やはりこの差は大きいと思います。生涯の友となる、素晴らしいレンズだと思います。 |