32bit floatハンディレコーダー(マイク付き)の中で最高音質かと思います(2025/05時点)。
大口径ダイヤフラムは伊達ではないようです; XYH-6マイクカプセルが長年お気に入りで、それに代わる32bit float版として(フラッグシップと思っていた)H6eも使いましたが、H6eのマイクカプセルは期待外れで、そこへH5studioなる、H6番台より価格が高いモデルが出て、下剋上でヤラレタ感はありました; 主にミラーレス一眼のオンカメラで利用していますが、1/4穴の位置が前方過ぎるので、ファインダー覗いて撮る方は取り付けに工夫が必要です。 あと、外部給電できるUSB端子が右側で、LINE OUTが前方寄りと、オンカメラ向けでは少々不便だったり、筐体左右のスイッチや端子が配置されている面が、爪で引っ搔くと跡が素材?は改善してほしいです。(このあたりはディスプレイ配置とシボ加工含めて、H6eがオンカメラ向けなデザイン) それでも本機を選ぶのは、他の同社32bit floatハンディには(なぜか)付いていなかったゲイン調整ノブと、TRSプラグからのマイク入力が可能な点です。 ゲイン調整ノブはH6より表示を大きくできるレベルメーターと相まって、玄人感あって楽しいのと(ノブ回してレベル調整する楽しみ;)現場で音量上げた状態でMIXできて便利です。(調整できない機種は総じて録音レベル低くなりがちで、後編集必須なので) ただ、ノブが軽く(多少のトルクはある)、H5(無印)のようにガードもないので(一応、筐体横方向からは回せないような出っ張りガードはありますが)撮影中気が付いたらレベルが下がってた、という失敗はありました。(電源スイッチHOLDでノブ無効化できましたが、それだと録音ボタンも効かなくなるので、ゲインだけ固定できるとうれしい) TRSプラグでのマイク入力は、オンカメラ用ショットガンマイク(XLRではないもの)を安価につなげたいためで、H6eはTRSだとライン一択だったため。(H6eも柔軟に、設定変更で使えるようにしていただきたかった・・・) あと、同社ハンディ機全般に言えるのですが、TASCAM Portacaptureのように、筐体下端方向にもRECランプを付けていただきたいです。目線より高い位置からの三脚固定でのライブ撮影時に、RECランプの確認ができず、録ったつもりが録れてなかったという悲しい思いをしたので。(カメラへのライン入力で全滅は避けられましたが、音質劣化が想像以上でした・・・今後RECランプ確認用に鏡でも持ち歩こうかと・・・) 色々と気になる点ばかり書いてしまっていますが、マイク付きハンディ機として完結する音質に関しては、32bit float時代の決定版とも思える、フラットで広帯域な1歩抜け出た印象を持ちました。「スタジオクラスの録音環境」という謳い文句どおりで、音楽演奏だけでなく、野外アンビエントでも撮(録)って幸せになれそうです^^ (32bit float機材におけるZOOMさんの開発力は凄まじいものがありますが、このカプセルが付けられるF1後継の32bit機、期待して待っております^^;) |