この本はあくまでも Photoshop 初心者の人には向いていません。
事細かに操作説明が書かれていますが、所々抜けているので基本的な使い方を知っていないと所々わかりづらい印象でした。 しかし、サンプルデータをダウンロードして実際に操作を覚えるのではなく、効果やソフトの仕様を覚えるのにはよかったです。 少し抽象的な意見ですが作業する前の考え方や作品作りの方向性のようなことを学ぶのにはいいかと。 Photoshop でいろいろなことができることは知っていても実際に使っている機能はごく限られたものだと思いますので、 普段使うことのないけれど知っているとちょっとしたところで使えるテクニックが満載です。 個人的には No.20 の「銅版画に水彩で着色したように描く」は暑中見舞いや年末年始のはがきなどで使えるいいテクニックでした。 基本的な機能を使いこなすだけで一風変わった自分だけの作品になるのはうれしい限りです。 |