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禅定者が、物理学や仏教・哲学のこれまでの知識の集積を踏まえて、この世界の原理を解説している。分厚く難解である。しかし、第四章「宇宙の仕組みとタオ」の115ページがユニークなところで、この部分だけ読んでもいい。読んでわくわくした。『あなたの心は原子ですべて説明できる』と言われているようである。この章の「小宇宙——人を支配する四つの力作用」が一番興味深かった。
仏教では執着が苦悩の源とされる。その執着は現代物理学ではどのように説明されるか。陰陽とよく言われているが、陰陽の実体は何か? 無から宇宙が始まったと言えるのか?等々初めて見聞きする内容に富んでいた。 |