通称「しっぽな」の2巻。
試しに買ってみた1巻がとても面白かったので、2、3巻を一気に揃えました。 2巻の見どころはまめだの初高座ですが、一筋縄ではいかないのがこの作品。 まだ、夜の闇が濃く、幽顕の境界が曖昧だった頃の空気を感じ取れるのも良いところ。 落語家としても成長していく化けだぬき・まめだと、正体を影すら見せない師匠文狐の師弟愛が現れはじめるのもこの巻です。 |
ファンアートからYouTubeの作者の自主制作宣伝アニメを経由して試し読みに辿り着き、面白かったので購入しました。
落語は落語でも上方落語なので、ハメモノと呼ばれる鳴り物や江戸落語とは異なる話し方のリズムが表現されていて、上方落語を全く知らない人でもその雰囲気は十分わかると思います。 大正年間の大阪が舞台なので、旧・通天閣を中心とした華やかな都会が舞台なので入りやすいと思います。 落語とは他に、独特のユーモアセンスが随所に光る楽しい作品です。 |