作家のことは全く知らなかった。読み進むうちに、個人的境遇の故もあり主人公に強く共感した。それだけに第2巻では起きて欲しくないことが起きてしまい、最終巻でもそれは最終的に解決しない、していないと自分は思った。もし自分が高校生でこれを経験していたなら完全に壊れていただろう。自分の中では青春小説などという括りではまとめられない極めて重い作品。読後に作家のことを調べて、やはり自伝的、私小説的ではあるけれど、2巻以降はフィクションだと語っておられるのを知り、多少とも安堵した。それくらいの衝撃を受けた。レビュー的なことを蛇足として付け加えるなら、クラシック音楽に全く興味がない人にはやはり通じない作品だとは言えるだろうということ。
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