芋虫―江戸川乱歩ベストセレクション〈2〉(角川ホラー文庫) [文庫]

芋虫―江戸川乱歩ベストセレクション〈2〉(角川ホラー文庫) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  時子の夫は、奇跡的に命が助かった元軍人。両手両足を失い、聞くことも話すこともできず、風呂敷包みから傷痕だらけの顔だけ出したようないでたちだ。外では献身的な妻を演じながら、時子は夫を“無力な生きもの”として扱い、弄んでいた。ある夜、夫を見ているうちに、時子は秘めた暗い感情を爆発させ…。表題作「芋虫」ほか、怪奇趣味と芸術性を極限まで追求したベストセレクション第２弾。

• 目次

  〈収録作〉
  芋虫
  指
  火星の運河
  白昼夢
  踊る一寸法師
  夢遊病者の死
  双生児　──ある死刑囚が教誨師にうちあけた話──
  赤い部屋
  人でなしの恋

• 内容（「BOOK」データベースより）

  芋虫；指；火星の運河；白昼夢；踊る一寸法師；夢遊病者の死；双生児―ある死刑囚が教誨師にうちあけた話；赤い部屋；人でなしの恋

• 出版社からのコメント

  乱歩、もっともおどろおどろしい珠玉の短編集。

• 内容紹介

  両手両足を失い、話すことも聞くこともできない帰還軍人の夫。時子は一見献身的に支えながら、実は夫を無力な生き物扱いをし、楽しんでいた。ある日時子の感情が爆発し……表題作をはじめ９作を収録。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  江戸川 乱歩(エドガワ ランポ)
  １８９４年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、１９２３年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「Ｄ坂の殺人事件」「心理試験」「孤島の鬼」などの探偵小説を次々発表。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残す。６５年没

芋虫―江戸川乱歩ベストセレクション〈2〉(角川ホラー文庫) の商品スペック