数学へのアプローチ―線形代数編 改訂版 [単行本]

数学へのアプローチ―線形代数編 改訂版 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  本書は、７年前に刊行した「数学へのアプローチ」の改訂版で、教科書としても参考書としても利用できるように工夫して書いたものです。旧版では、１冊で線形代数と微積分を扱っていましたが、改訂にあたって、「線形代数編」と「微分積分編」の２巻に分けることにしました。「線形代数編」においては「連立一次方程式」と「行列の標準化」を解説することに努めました。

• 目次

  1．２次元ベクトル
  
  2．３次元ベクトル
  
  3．連立一次方程式（３元）
  　3.1　「式の個数＝２」の場合
  　3.2　「式の個数＝３」の場合
  
  4．行列
  　4.1　行列の演算
  　4.2　数ベクトル
  　4.3　連立一次方程式の表示
  　4.4　連立一次方程式の重ね合わせの原理
  
  5．連立一次方程式の解法
  　5.1　掃き出し計算
  　5.2　掃き出し計算の実行
  　5.3　斉次方程式
  
  6．２次の行列式
  　6.1　行列式
  　6.2　行列式の幾何的な意味
  　6.3　平面の一次変換
  　6.4　比例関係 y=ax
  
  7．３次の行列式
  　7.1　行列式
  　7.2　３次元ベクトルの外積
  　7.3　行列式の幾何学的な意味
  　7.4　空間の一次変換
  
  8．正則行列
  　8.1　正則行列
  　8.2　２次の正則行列
  　8.3　３次の正則行列
  　8.4　連立一次方程式
  　8.5　直交行列
  
  9．行列式
  　9.1　行列式の基本性質
  　9.2　行，列での展開
  　9.3　正則行列
  　9.4　連立一次方程式
  
  10．行列の標準化
  　10.1　固有値
  　10.2　固有ベクトル
  　10.3　対角化
  　10.4　実対称行列の対角化
  
  11．２次形式
  　11.1　２変数の２次形式
  　11.2　２変数の２次関数の標準形
  　11.3　２次曲線
  　11.4　３変数の２次形式
  　11.5　２次曲面

• 内容紹介

  半年間の講義で学べるように内容を絞って解説した入門書。とくに、「連立一次方程式」と「行列の標準化」のテーマに重点をおいて、抽象的になりがちな話題を図を多く用いて図形的に解説するなど初学者向きに配慮してある。姉妹書に『数学へのアプローチ（改訂版）－微分積分編－』がある。

• 著者について

  八木　克巳 (ヤギ　カツミ)
  京都府立医科大学名誉教授、Ph.D.。1965年 大阪大学理学部卒業、米国Notre Dame大学にて Ph.D 取得。大阪大学講師・助教授、京都府立医科大学教授などを歴任。専門は微分幾何学、統計学。

数学へのアプローチ―線形代数編 改訂版 [単行本] の商品スペック