結局、どうして面白いのか―「水曜どうでしょう」のしくみ [単行本]
    • 結局、どうして面白いのか―「水曜どうでしょう」のしくみ [単行本]

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結局、どうして面白いのか―「水曜どうでしょう」のしくみ [単行本]

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出版社:フィルムアート社
販売開始日: 2012/09/11
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結局、どうして面白いのか―「水曜どうでしょう」のしくみ の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    北海道ローカル番組から全国区へと瞬く間に拡大した、超人気番組「水曜どうでしょう」。「言葉で説明できないけど面白い」「なぜかついつい見てしまう」そんな不思議な魅力とその構造のひみつを、臨床心理学から解き明かす。
  • 目次

    はじめに
    第1講 物語の二重構造
    「水曜どうでしょう」の不思議
    ホッとさせる番組/作った人すらホッとする/編集のときにホッとする/飛躍する視点
    「水曜どうでしょう」のなかの2つの物語
    「2つの物語」という仮説/2つの物語の関係/どっちにしても面白い/二重構造のわかりにくさ/現場ではわかりにくい二重構造/藤村さんのもう1つの視点/二重構造という仮説を受けいれる
    第2講 世界の切り取り方と世界までの距離
    フレームとカメラを動かさないこと
    徹底して動かないフレーム/話を切らないために動かさない/画面から去る人を追わない/そこにないものを映す/画面内と画面外の区別/映っていないところで話す/「何かがない」ということがある
    カメラと被写体までの距離、ズームをしないこと
    適切な距離をとる/ズームによる主張/離れていることで頼りなさをだす/近い距離で撮ることの効果/カメラと大泉さんのインタラクション
    第3講 偶然と反復
    繰り返しについて
    定点観測としてのワンパターン/矛盾していることの意味/「物語」のレベルと「メタ物語」のレベル
    偶然について
    よく起こる「偶然」/偶然ではない/偶然と計算ずくの間/カウンセリングと偶然/「どうでしょう」での枠/「物語」上の偶然と「メタ物語」上の必然
    第4講 旅の仲間のそれぞれの役割
    それぞれの役割
    ①大泉さんの役割・「物語」から飛び出す役者/②藤村さんの役割・「物語」に飛びこむディレクター/③鈴井さんの役割・世界の向こうへ突き抜ける/④嬉野さんの役割・画面のこちら側につなぐ/⑤4人の役割/⑥視聴者の立ち位置
    2人のディレクターのこと
    直接性の人と間接性の人/外側に目が向く人、内側に目が向く人/時間的な人、空間的な人/疑問形の使い方/ディレクター2人の対照性/2人のディレクターの関係
    第5講 結局、どうして面白いのか
    「水曜どうでしょう」はなぜ面白いのか
    「水曜どうでしょう」の面白さはなぜ説明しにくいのか
    どうして面白いのか、のまとめ
    第6講 「水曜どうでしょう」とカウンセリング
    「可能性の雲」を求めて
    おわりに
  • 内容紹介

    面白いのにわからない、わからないのに面白い。超人気番組「水曜どうでしょう」の物語の構造。

    北海道ローカル番組から全国区へと瞬く間に拡大した、超人気番組「水曜どうでしょう」。
    「言葉で説明できないけど面白い」「なぜかついつい見てしまう」
    「見始めるととまらない」「しかも飽きない」……
    そんな不思議な魅力とその構造のひみつを、番組ディレクターの
    藤村忠寿氏と嬉野雅道氏への取材インタビューと臨床心理学から解き明かす、
    まったく新しいかたちの、本邦初の『どうでしょう』研究書! 

    ■内田樹氏、「水曜どうでしょう」ディレクター藤村&嬉野両氏推薦!
    “「そうか、そうか」と頷いているうちに読み終え、
     たちまちDVDをごそごそ取り出して、見始めてしまった。”(内田樹氏)
    “「いやぁーなるほど!」と納得の内容ですな。”(藤村忠寿氏)
    “「水曜どうでしょう」、変な番組ですね。”(嬉野雅道氏)

    ◇推薦文
    内田樹 (武道家・凱風館館長)
    「水曜どうでしょう」は見始めると止まらず、何度繰り返し見ても飽きることがない謎のTV番組である。
    どうして面白いのか、誰かに説明して欲しいと久しく思っていたら、佐々木さんが説明してくれた。
    「そうか、そうか」と頷いているうちに読み終え、たちまちDVDをごそごそ取り出して、見始めてしまった。

    藤村忠寿 (「水曜どうでしょう」ディレクター)
    臨床心理学の先生に、自分が作っている番組の構造を教えられるとは!
    「いやぁーなるほど!」と納得の内容ですな。

    嬉野雅道 (「水曜どうでしょう」ディレクター)
    この分厚い本を根性で読み通すと、最後になんだかじーんとしてしまったのはなぜだろう。
    「水曜どうでしょう」、変な番組ですね。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    佐々木 玲仁(ササキ レイジ)
    1969年東京都生まれ。九州大学大学院人間環境学研究院准教授。博士(教育学)、臨床心理士。京都大学大学院教育学研究科修了。京都文教大学臨床心理学部専任講師を経て現職。専門は心理療法における描画法、臨床心理学研究法など。2009年日本心理臨床学会奨励賞受賞
  • 著者について

    佐々木玲仁 (ササキレイジ)
    1969年東京都生まれ。九州大学大学院人間環境学研究院准教授。博士(教育学)、臨床心理士。
    京都大学大学院教育学研究科修了。京都文教大学臨床心理学部専任講師を経て現職。
    専門は心理療法における描画法、臨床心理学研究法など。2009年日本心理臨床学会奨励賞受賞。
    近著に『風景構成法のしくみ ―心理臨床の実践知をことばにする』(創元社)、『学生相談と発達障害』(学苑社)などがある。

結局、どうして面白いのか―「水曜どうでしょう」のしくみ の商品スペック

商品仕様
出版社名:フィルムアート社
著者名:佐々木 玲仁(著)
発行年月日:2012/09/14
ISBN-10:4845912988
ISBN-13:9784845912988
判型:B6
発売社名:フィルムアート社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:演劇・映画
言語:日本語
ページ数:238ページ
縦:19cm
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