固体物理学 [単行本]

固体物理学 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  この分野の教科書は数多くあるが、本書には既刊の教科書にはない新しいねらいが２つある。第１は、著者の研究・教育経験にもとづく理学と工学の接点に立った教科書であること、第２は、基礎演習シリーズ「固体物理学」（同時刊）と対をなしている点である。量子力学、統計力学、電磁気学を縦横に展開する醍醐味を楽しむとともに、固体物理学特有の概念や現象をより深く理解し、かつ、工学の現場で自由自在に使いこなすもとになろう。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  １　物質の存在形態
  ２　物質の構造解析
  ３　格子波―フォノン
  ４　ブロッホ電子―エネルギーバンド
  ５　金属と半導体
  ６　光学的性質
  ７　超伝導
  ８　磁性

• 内容紹介

  　固体物理学は、その学問自体として発展するとともに、現代のエレクトロニクスや素材産業などの工学分野の研究の基礎となっている。他方、固体物理学はトランジスターの発見をきっかけに隆盛し、また大規模集積回路に用いられるMOS反転層を舞台に量子ホール効果が観測されるなど、工学と固体物理学は相互に密接に影響を与えながら発展してきた。
  　著者は東京大学物性研究所で理学としての固体物理学を研究し、その後同大学工学部で工学としての固体物理学を研究・教育してきた。この経験を活かし、理学と工学の接点に立って、固体物理学の基礎教科書としてまとめたものが本書である。
  　姉妹書の『基礎演習シリーズ 固体物理学』（ISBN 978-4-7853-8104-2）との併用により、一層の理解の助けとなろう。

• 著者について

  花村　榮一 (ハナムラ　エイイチ)
  東京大学名誉教授、工学博士。1937年 東京都生まれ。東京大学工学部卒業、東京大学大学院博士課程修了。東京大学助手・助教授・教授、千葉科学技術大学教授などを歴任。

固体物理学 [単行本] の商品スペック