書の風景―作品論(石川九楊著作集〈8〉) [全集叢書]

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書の風景―作品論(石川九楊著作集〈8〉) [全集叢書]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日:2017/03/20
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書の風景―作品論(石川九楊著作集〈8〉) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    歴史に名を刻んだ一休・良寛らの名僧から漱石・鴎外らの文豪、現代の作家まで、彼らが残した筆蹟はなにを物語るのか?一点一画の“筆蝕”から書の本質に迫り、その人物像や現在までの書字の変遷をも浮き彫りにする!
  • 目次

    [序 書の風景]

     Ⅰ
       最後の明治の臭気――坪内逍遙
       墓碑銘――森鷗外
       書家でない書――夏目漱石
       褪色しない書きぶり――二葉亭四迷
       時代の刻印――尾崎紅葉
       滋味の書――幸田露伴
       若さのきらめき――樋口一葉
       筆先への心配り――泉鏡花
       習書の痕――田山花袋
       規矩の書――島崎藤村
       行き届いた神経――芥川龍之介
       平明と禁欲――有島武郎
       枯 淡――有島生馬
       湿った荒さ――里見弴
       無技巧の書――武者小路実篤
       積木のように――志賀直哉
       くすんだ世界――中里介山
       悪戯の書――長谷川伸
       普段着姿――佐藤春夫
       粘液性の形象――川端康成
       文字霊――中島敦
       雑然の意味――太宰治
       無頓着の書――坂口安吾
       「無法書話」と書の行方――石川淳

     Ⅱ
       難渋の印象――佐佐木信綱
       戯れの書――清水比庵
       なまめかしの美――尾上柴舟・吉沢義則
       リフレーンの書――窪田空穂
       時代の因習への挑戦――与謝野晶子
       硬き古風――山川登美子
       平明の書――会津八一
       求道の書――斎藤茂吉
       揮毫の旅――若山牧水
       緩やかな流れ――北原白秋
       和様とともに――吉井勇
       造形の書――高村光太郎
       書が似合わない――萩原朔太郎
       原稿用紙によく映る――石川啄木
       ペン書きの筆意――宮沢賢治
       閑寂と思いやり――室生犀星
       平易の書――堀口大学
       幼な児のように――八木重吉
       漢意への憧憬――三好達治
       生の造形――吉野秀雄
       書を楽しむ――草野心平
       ペンの書――中原中也

     Ⅲ
       古風から絶筆へ――正岡子規
       下手な字讃歌――中村不折
       情念の噴出――伊藤観魚
       木簡からの啓示――河東碧梧桐
       自然の書――高浜虚子
       不定の形象――冨田渓仙
       老境の書――荻原井泉水
       書の間――中塚一碧楼
       静かさと艶と――水原秋桜子
       柔軟さの陰の硬質――山口誓子
       「線」の形象――種田山頭火
       淡々としたリズム――尾崎放哉
       諧謔と執着――川端茅舎
       良寛とともに――津田青楓
       良寛への追慕――安田靫彦
       苦心の書――村上華岳
       初心の書――中川一政
       絢爛の書――勅使河原蒼風
       放射の書――岡本太郎
       書への気負い――白井晟一

     Ⅳ
       凄絶の来るところ――富岡鉄斎
       書は美術ならず論争――岡倉天心
       風雲の書――徳富蘇峰
       古典への傾斜――内藤湖南
       正統の論――長尾雨山
       意志のリズム――西田幾多郎
       流れへの傾き――津田左右吉
       個的なものと運筆と――寺田寅彦
       古風な影が――柳田国男
       自己確認の書――河上肇
       書が大嫌い――山川均
       温和なたたずまい――和辻哲郎
       粘りと穏やかさと――平塚らいてう
       何の変哲もない――柳宗悦
       書よりも論――福本和夫
       死際の書――北一輝
       解 説


    [現代作家一〇〇人の字]
     Ⅰ
       北村透谷――蛇行と直行
       正宗白鳥――拙筆を自認
       徳田秋声――たしかな骨格
       鈴木三重吉/小川未明――規範からの遠心
       永井荷風――複雑が生む魅力
       谷崎潤一郎――光悦の臨書を日課
       岡本かの子――ゆらぎの書
       久保田万太郎――白き書
       梶井基次郎――病的匂いなく
       林芙美子――不馴れと馴れ
       堀辰雄――大胆に軽やかに
       吉川英治――王朝の書をモデルに
       山本周五郎――いさぎよい書
       松本清張――虚構の造形
       江戸川乱歩――気難しい顔付き
       海音寺潮五郎――鋭い切れ味
       司馬遼太郎――陽性の書

     Ⅱ
       大岡昇平――乾いた視線
       野間宏――文字規範力の低下
       武田泰淳――古典の淡き影
       梅崎春生――暗澹の書
       椎名麟三――鈍重の響き
       島尾敏雄――書の造形の来るところ
       深沢七郎――厭世と諷刺
       福永武彦――揮毫の功罪
       吉行淳之介――退嬰と揶揄と
       安部公房――ジャンルの越境
       三島由紀夫――温感の書
       立原正秋――速度だけが虚ろに
       水上勉/藤本義一/五木寛之――運筆の快感
       野坂昭如――ペン書きの時代に
       開高健――「筆ペン」の限界
       大岡信――「書は人なり」ということ
       大江健三郎――書の終焉
       瀬戸内寂聴――墨痕のクレバス
       田辺聖子――女の表情
       星新一――習字でノイローゼ克服
       筒井康隆――硬筆の手さばきで
       井上ひさし/山藤章二――当世「丸文字」風

     Ⅲ
       土井晩翠/竹久夢二――〈流れ〉と〈流れ〉の喪失
       島木赤彦――きまじめな書
       釈迢空――情念のうねり
       滝井孝作――書き馴れた眼
       中村草田男/加藤楸邨/石田波郷――粒立つ文字
       西脇順三郎――毛筆の現代詩
       小野十三郎――詩と書の変容
       萩原恭次郎――視覚詩と書
       吉田一穂――点と線
       高橋新吉――率意の滋味
       立原道造/島木健作――活字と書
       吉本隆明――植え込まれる文字
       谷川雁――自筆詩集
       武満徹――点と音
       谷川俊太郎――文字と磁場

     Ⅳ
       小川芋銭/小川千甕――飄逸の書
       吉川霊華――やや古風な流れ
       北大路魯山人――穏潤の書
       熊谷守一――淡き書
       河井寛次郎――群魂の書
       富本憲吉――炎を見る者
       棟方志功――肉筆の板画文字
       東山魁夷――基本に忠実
       鏑木清方――心にくいばかり
       横尾忠則――異邦人の視線
       長谷川町子――サザエさんの文字学

     Ⅴ
       副島種臣――構図の発見
       犬養毅――『木堂翰墨談』
       野上弥生子――硬質の骨格
       亀井勝一郎――墨蹟の匂い
       唐木順三――「戒語」の書
       福田恆存――膠着の書
       保田與重郎――文人の書
       小林秀雄――贋作と美の価値
       吉川幸次郎――伝統の面影
       白川静――文字学の現在
       花森安治――クレヨン文字
       糸井重里――現代若者文字

     Ⅵ
       中上健次――危険な接点
       吉増剛造――速度感と成熟
       荒木経惟――悩ましき字
       椎名誠――書の終焉の中で
       俵万智――不思議な符合
       吉本ばなな――作家とワープロ
       望月通陽――人形のような線
       ビートたけし――バランスの良いサイン

       現在の書を分類する
        ①林真理子/宮城谷昌光――習字モデル派
        ②山田詠美/宮部みゆき――丸文字派
        ③村上春樹/篠原ともえ――イラスト文字派
        ④大沢在昌――現在の無頼派
       「酒鬼薔薇聖斗」――悲しい闘争宣言


    [名僧の書――歴史をつくった五〇人]

    はじめに

    第一章 建国・擬似中国時代の僧――国づくりを担った七人
       奈良写経――国づくりの書
       鑑真・恵雲――王羲之立国・日本
       道鏡――抽斗の多い書
       最澄・空海――比叡山と高野山
       空海――もうひとつの顔
       円珍――万葉仮名から女手へ

    第二章 日本文化確立時代の僧――日本仏教を拓いた八人
       西念――片仮名の歌
       西行――新古今時代の古今思慕
       法然――粘りと切れと覚悟
       栄西・俊芿――黄庭堅の書の衝撃
       親鸞・恵信尼――茫洋と逆説
       明恵――線の太さと信仰の強靭

    第三章 大陸からの亡命僧とその影響――政治と学問に勤しんだ一六人
       道 元――圭、直、振幅
       蘭溪道隆・無学祖元――二人の亡命僧の力
       日蓮――異形の書
       円爾・癡兀大慧――末期の書の魅惑
       一山一寧・雪村友梅――大陸の自信、弧島の律儀
       宗峰妙超――墨蹟の和様化
       夢窓疎石・義堂周信・絶海中津――大陸の書との遠近
       大智――黄庭堅の謙虚な学習
       一休宗純――墨蹟の変質
       古嶽宗亘・一絲文守――月と団子そして龍、異界への通路

    第四章 政教分離後の僧――表現へと向かう一九人
       以心崇伝・天海――法的な骨と優柔の肉
       藤原惺窩・林羅山――鮮やかな気どりと、変哲なき書きつけ
       沢庵宗彭・江月宗玩――苦と憂いと
       清巌宗渭――一行書
       隠元隆琦・即非如一――近世墨蹟の行手を暗示
       契沖――学の繊細
       白隠慧鶴――書ならざる書
       寂厳――伸縮自在のからくり細工
       慈雲飲光――筆蝕の直接性と不立文字
       風外慧薫・東嶺円慈・妙喜宗績――三つの奇書
       仙厓義梵――円相・方相・三角相
       良寛――自省する筆蝕、批評する書
       蓮月尼――「刻り」と「距離」の近代性


    凡 例
    解 題
    解 説 書の透視図法(外岡秀俊)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    石川 九楊(イシカワ キュウヨウ)
    1945年福井県越前市生まれ。京都大学法学部卒業。京都精華大学教授、同大学文学文明研究所所長等を歴任。現在、書家、評論家、京都精華大学客員教授。主著『書の終焉』同朋舎出版、1990年、サントリー学芸賞受賞。『日本書史』名古屋大学出版会、2001年、毎日出版文化賞受賞。『近代書史』名古屋大学出版会、2009年、大佛次郎賞受賞
  • 出版社からのコメント

    一休・良寛らの名僧から漱石・鷗外らの文豪、現代の作家まで、文豪や名僧の筆蹟を読み解く![解説/外岡秀俊]
  • 内容紹介

    歴史に名を刻んだ一休・良寛らの名僧から漱石・鷗外らの文豪、現代の作家まで、彼らが残した筆蹟はなにを物語るのか? 一点一画の〈筆蝕〉から書の本質に迫り、その人物像や現在までの書字の変遷をも浮き彫りにする![解説/外岡秀俊]
  • 著者について

    石川 九楊 (イシカワ キュウヨウ)
    書家・評論家

書の風景―作品論(石川九楊著作集〈8〉) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:石川 九楊(著)
発行年月日:2017/02/09
ISBN-10:4623077543
ISBN-13:9784623077540
判型:B5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:761ページ
縦:22cm
横:17cm
その他:書の風景-作品論-

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