カエサルの3月15日 [単行本]
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カエサルの3月15日 [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2017/10/11
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カエサルの3月15日 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    世界の頂上に立ったカエサル。男と女、友情と嫉妬、そして、孤独―。手紙のやりとりが暗殺までの8ヶ月を描き出す、ソーントン・ワイルダーの渾身作。
  • 目次

    序言 (カート・ヴォネガット・Jr)
    まえがき

    第一巻 クローディアの晩餐会
    第二巻 女王クレオパトラのレセプション・パーティー
    第三巻 善き女神秘儀冒涜事件
    第四巻 三月十五日 カエサル最期の日

    訳注
    本作成立のあらまし (タッパン・ワイルダー)
    資料
    訳者あとがき
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ワイルダー,ソーントン(ワイルダー,ソーントン/Wilder,Thornton N.)
    1897‐1975。新聞編集者の父とイタリア語翻訳家の母のもと、ウィスコンシン州マディソンに生まれる。イェール大学で学士号を取得(1920)の後、ローマのアメリカン・アカデミーでイタリア語と考古学を学ぶ(1920‐21)。プリンストン大学ではフランス文学の修士号を取得(1926)。フランス語の教師を務めた後、本格的に劇作、小説、翻訳などを手がけるようになる。小説『サン・ルイス・レイの橋』(1928)戯曲『わが町』(1938)『危機一髪(ミスター人類)』(1943)で三度ピューリッツァー賞を受賞。その他、その業績に対してドイツ出版協会平和賞(1957)、大統領自由勲章(1963)を、小説『八日目(The Eighth Day)』で米国芸術アカデミーのフィクション部門金賞(1968)を授かるなど、多数の賞を受賞している

    志内 一興(シウチ カズオキ)
    1970年東京に生まれる。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学(単位取得)。博士(文学)。専門は古代地中海世界史。中央大学兼任講師他。著書も多数
  • 出版社からのコメント

    「これが私のベストだ」――カエサルを取り巻く人物たちの手紙のやりとりが暗殺までの8ヶ月の心理劇を描き出す、ワイルダーの渾身作
  • 内容紹介

    物語は紀元前45年の手紙に始まる。この時カエサル(前100-前44)はガリア征服戦争を完了の後ルビコン川を渡ってイタリアに侵入、ひきつづく内乱を制し、あらゆる政敵を倒し、古代ローマ帝国の最高権力者となっていた。
    自信と才気にみちあふれ、誰をも魅了するオーラをまとった覇者カエサルのまわりには、軍人、政治家、祭司はもとより文化人、名家の美女など思惑を秘めた多彩な人物たちが蠢いていた。詩人カトゥッルス、妻ポンペイア、魔性の女クローディア、その弟の無法者クローディウス、エジプト女王クレオパトラ… 互いのあいだで交わされる心理ゲームのような手紙のやりとりが、暗殺までの8ヶ月を描きだしてゆく。
    書中、カエサルが唯ひとり本心を明かすのは、無二の友トゥリヌスだ――「思うに、軍隊の指揮官や、国家の指導者の孤独より深い孤独は一種類しかない。それは詩人の孤独だ……」。頂点に立つ者の運命を知ったとき、自らの声のみにしたがって生きてきたカエサルの心は揺れ始め、不可知の存在に目を凝らし始める――。
    人間の本性をテーマに数々の名作を織り成したアメリカ演劇・文学界の巨星ソーントン・ワイルダーが’いつかこの手で描きたい’とあたためてきた人物がカエサルだった。1948年に刊行されて以降、版を重ね、長く読み継がれてきた現代の古典である。
  • 著者について

    ソーントン・ワイルダー (ソーントンワイルダー)
    1897-1975。新聞編集者の父とイタリア語翻訳家の母のもと、ウィスコンシン州マディソンに生まれる。イェール大学で学士号を取得(1920)の後、ローマのアメリカン・アカデミーでイタリア語と考古学を学ぶ(1920-21)。プリンストン大学でフランス文学の修士号を取得(1926)。フランス語の教師を務めた後、本格的に劇作、小説、翻訳などを手がけるようになる。小説『サン・ルイス・レイの橋』(1928)戯曲『わが町』(1938)『危機一髪(ミスター人類)』(1943)で三度ピューリッツァー賞を受賞。その他、その業績に対してドイツ出版協会平和賞(1957)、大統領自由勲章(1963)を、小説『八日目(The Eighth Day)』で米国芸術アカデミーのフィクション部門金賞(1968)を授かるなど、多数の賞を受賞している。

    志内一興 (シウチカズオキ)
    1970年東京に生まれる。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学(単位取得)。博士(文学)。専門は古代地中海世界史。中央大学兼任講師他。おもな著書に『ラテン語碑文で楽しむ古代ローマ』(共著、研究社)。訳書に、ゲイジャー『古代世界の呪詛板と呪縛呪文』(京都大学学術出版会)、ロム『セネカ 哲学する政治家』(白水社)、ワイルダー『三月十五日 カエサルの最期』(みすず書房)。

カエサルの3月15日 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:ソーントン ワイルダー(著)/志内 一興(訳)
発行年月日:2018/01/25
ISBN-10:4622086123
ISBN-13:9784622086123
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学小説
言語:日本語
ページ数:410ページ
縦:20cm
その他: 原書名: THE IDES OF MARCH〈Wilder,Thornton N.〉
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