山田わか 生と愛の条件―ケアと暴力・産み育て・国家 [単行本]
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山田わか 生と愛の条件―ケアと暴力・産み育て・国家 [単行本]

望月 雅和(編著)能智 正博(監修・解説)大友 りお(著)纓坂 英子(著)森脇 健介(著)弓削 尚子(著)
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販売開始日:2018/02/08
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山田わか 生と愛の条件―ケアと暴力・産み育て・国家 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    奪われた性から愛国女性へ「愛」と「殖やす」の違和感。山田わか(一八七九‐一九五七)の思想から21世紀の産み育てる性を“私も”考える。教育とケアに関するテキストにも最適。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    序文 愛の飛翔と切断―人間と教育を学ぶために
    イライザ・ドゥーリトルの憂鬱
    女性の商品化と越境―出会いの地アメリカ
    対人援助と人道主義―山田わかにおける法と思想の原理
    山田わかの反女権論とファシズムの時代―盟邦ドイツ・イタリアへの特派
    愛とケアについて―体験による学びと実践のレッスン
    解説 個人の人生の物語から何が読みとれるか
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    望月 雅和(モチズキ マサカズ)
    東京大学先端科学技術研究センター協力研究員、現代QOL研究所主席研究員・教育研究局長、小田原短期大学保育学科特任講師、早稲田大学ジェンダー研究所招聘研究員、日本心理職協会専務理事、日本子育て学会研究プロジェクト推進委員会委員長ほか

    能智 正博(ノウチ マサヒロ)
    東京大学大学院教育学研究科教授

    大友 りお(オオトモ リオ)
    日本映画大学映画学部教授

    纓坂 英子(オサカ エイコ)
    駿河台大学心理学部教授、日本心理職協会理事

    森脇 健介(モリワキ ケンスケ)
    拓殖大学政経学部ほか非常勤講師、早稲田大学ジェンダー研究所招聘研究員

    弓削 尚子(ユゲ ナオコ)
    早稲田大学法学学術院教授(ドイツ史・ジェンダー史)、同大学ジェンダー研究所所員
  • 内容紹介

    すでに半世紀以上前に亡くなっている山田わかの人生が多角的にかつ細やかに照らし出されているところに強く引き込まれるものを感じた。
    売春を強いられそれを自己ナラティブの底に沈めて生き続けざるを得なかったわかもいれば、母性を礼賛しつつ戦時という時代状況下で次第に国家主義に傾倒していったわかもいる。
    それらは、遠い過去の出来事というよりも、私たちがこの二十一世紀の日本で直面していることとどこかで響き合うものである。私は山田わかという視点から、自分と自分の社会を見直す。それはこれまで見落とされていた側面を照らし出してくれる新たな視点である。
    ――能智正博(東京大学大学院教授) 本書解説より

    女性思想家・運動家 山田わかの基本図書。劇的な人生を描く決定的な評伝。
    〝奪われた性〟から〝愛国女性〟へ。「愛」と「殖やす」の違和感。
    山田わか(1879-1957)の思想から、21世紀の産み育てる性を〝私も〟考える。
    教育とケアに関するテキストにも最適。

    本書は、劇的な人生を生きた山田わかの基本図書であり、一般読者にも開かれた決定的な評伝として、生きることと愛、産み育てとケア、国家をテーマとした第一線の研究者による貴重な書籍である。
                       
    山田わかは、明治12年、神奈川県横須賀で生まれた。若くして結婚と離婚をし、職を求め18歳でアメリカに行く。しかし、騙されてシアトルで「売春婦」に――。性暴力の被害女性として、サンフランシスコにあるキリスト教系の施設に避難しキリスト教に入信。帰国後、宗教的な使命から母と子どもへのケア、愛の力を崇拝して「保育園や母子寮」の設置等の福祉事業をなしていく。
    しかし、国家主義的な母性保護を推進するため、これを批判する与謝野晶子、山川菊栄と対立し、平塚らいてうと共に歴史的な「母性保護論争」に発展する。やがて、戦時国家への協力、ドイツのナチズム等のファシズム体制とも親密になっていくのである。
    彼女の存在は国家と教育、子育てとケア、グローバルで国際的な運動等の諸問題に足跡と課題を残す。性暴力の被害女性であり当事者である彼女が、どのようにケアと「国家」を志向するに至ったか。産み育て、ケア、人権とフェミニズムの暗部ともいえる彼女の思想を再考し、21世紀への新たな問題提議を図る。現在の日本では、国家による最重要の課題の一つとして、「少子高齢化対策」が叫ばれているが、産み育てやケア、結婚は、現代にどうあるべきであろうか。わかの議論は、恋愛、結婚、産み育てから、出産、中絶にまでおよび、愛国、保守思想を踏まえて論じている。今日、教育やケアのトピックは、子育て、保育といった問題から、不倫に対するモラルのあり方、戦前の教育勅語の復権、さらには保守の立場から桜井よし子や曽野綾子といった論客に至るまでが、メディアを賑わしている。本書において、この国家と教育、子育てとケアの思想が、山田わかの生涯を通して鮮やかに論じられて批評されている。
    〔目次欄テキスト〕
    序 章 愛の飛翔と切断――人間と教育を学ぶために 望月雅和
    第一章 イライザ・ドゥーリトルの憂鬱(一) 大友りお
    第二章 イライザ・ドゥーリトルの憂鬱(二) 大友りお
    第三章 女性の商品化と越境――出会いの地アメリカ 纓坂英子
    第四章 対人援助と人道主義――山田わかにおける法と思想の原理 森脇健介
    第五章 山田わかの反女権論とファシズムの時代――盟邦ドイツ・イタリアへの特派 弓削尚子
    第六章 愛とケアについて――体験による学びと実践のレッスン 〔目次欄テキスト〕
    序 章 愛の飛翔と切断――人間と教育を学ぶために 望月雅和
    第一章 イライザ・ドゥーリトルの憂鬱(一) 大友りお
    第二章 イライザ・ドゥーリトルの憂鬱(二) 大友りお
    第三章 女性の商品化と越境――出会いの地アメリカ 纓坂英子
    第四章 対人援助と人道主義――山田わかにおける法と思想の原理 森脇健介
    第五章 山田わかの反女権論とファシズムの時代――盟邦ドイツ・イタリアへの特派 弓削尚子
    第六章 愛とケアについて――体験による学びと実践のレッスン 望月雅和
    解 説 個人の人生の物語から何が読みとれるか 能智正博
    山田わか年譜
  • 著者について

    望月雅和 (モチヅキマサカヅ)
    編集・序文・第六章/望月雅和(もちづき・まさかず) 東京大学先端科学技術研究センター協力研究員、現代QOL研究所主席研究員・教育研究局長、小田原短期大学保育学科特任講師、早稲田大学ジェンダー研究所招聘研究員、日本心理職協会専務理事、日本子育て学会研究プロジェクト推進委員会委員長ほか
    監修・解説/能智正博(のうち・まさひろ) 東京大学大学院教育学研究科教授
    以下執筆順
    第一・二章/大友りお(おおとも・りお) 日本映画大学映画学部教授
    第三章/纓坂英子(おさか・えいこ) 駿河台大学心理学部教授、日本心理職協会理事
    第四章/森脇健介(もりわき・けんすけ) 拓殖大学政経学部ほか非常勤講師、早稲田大学ジェンダー研究所招聘研究員
    第五章/弓削尚子(ゆげ・なおこ) 早稲田大学法学学術院教授(ドイツ史・ジェンダー史)、同大学ジェンダー研究所所員
    ※所属や役職等は本書の執筆時点

山田わか 生と愛の条件―ケアと暴力・産み育て・国家 の商品スペック

商品仕様
出版社名:現代書館
著者名:望月 雅和(編著)/能智 正博(監修・解説)/大友 りお(著)/纓坂 英子(著)/森脇 健介(著)/弓削 尚子(著)
発行年月日:2018/02/10
ISBN-10:476845822X
ISBN-13:9784768458228
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:284ページ
縦:20cm

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