現代日本法へのカタバシス 新版 [単行本]

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現代日本法へのカタバシス 新版 [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2018/10/02
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現代日本法へのカタバシス 新版 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    異色の表題作が甦り、新たに組合論、書き下ろし委任論ほか所収、旧「『ローマ法案内』補遺」全面改稿。民事法に焦点を絞って大幅改訂の決定版。
  • 目次

    はしがき

    1 現代日本法へのカタバシス
      1 ナポリの怪しい小さな古本屋
      2 「都市」の構造と公法の基礎;その1
      3 「都市」の構造と公法の基礎;その2
      4 自由;その1
      5 自由;その2
      6 占有;その1
      7 占有;その2
      8 消費貸借
      9 錯誤
      10 代理
      11 請負・法人
      12 出口

    2 「客殺し」のインヴォルティーノ、ロマニスト風

    3 占有概念の現代的意義

    4 「債権法改正の基本方針」に対するロマニスト・リヴュー、速報版

    5 債権法改正の結末
      0 序
      1 全般
      2 契約法の層の復元
      3 法律行為
      4 契約責任
      5 債権総論
      6 契約各論

    6 東京地判平成25年4月25日(LEX/DB 25512381)について、遙かPlautusの劇中より
      0 序
      1 事案、およびその問題点
      2 背景に存する問題
      3 Plautusの劇中より
      4 societas原型
      5 変化の兆候
      6 領域降下
      7 本件契約を修正する
      8 かりそめの概観

    7 現代日本取引社会における委任不全
      0 序
      1 問題の所在、または委任の制度的存在意義
      2 物的担保への固執
      3 信用の閉鎖
      4 エイジェントたちの狂宴
      5 プリンシパルの受難
      6 「倒産隔離」の問題
      7 委任型信用が成り立たない理由

    8 日本の民事法が抱える問題
      0
      1 占有
      2 bona fides
      3 所有権
      4 民事責任法
      5 locatio conductio
      6 法人
      7 民事訴訟
      8 執行法

    索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    木庭 顕(コバ アキラ)
    1951年、東京に生まれる。1974年、東京大学法学部卒業。東京大学名誉教授。専門はローマ法
  • 出版社からのコメント

    異色の表題作が甦る。しかも、くっきりと民事法に主題を絞る本として生まれ変わる。新たに組合論・委任論を所収、大幅改訂の決定版。
  • 内容紹介

    異色の表題作が甦る。しかも、民事法にくっきり主題を絞る本として生まれ変わる。
    ゆるがぬ基本は〈個人の自由〉。自由な個人と個人とが、互いに相手に全幅の信頼を置き、善意に基づき経済活動を行う社会。裏切らない、隠さない、寄りかからない、手を抜かないで、それぞれが自由に自己の利益を追求する。この澄みきった展望をもたらすのは、主著三部作で総2700頁余をかけ究明された〈占有〉概念である。著者の高度なローマ法研究はつねに今日を鋭く照射するが、敢えて「専門の外に出」て、本書で降り立つ(カタバシス)先は、現代日本の経済と社会の混乱の坩堝。なぜなら、「民事法こそは法のコア」(はしがき)。
    新たに組合論(単行本未収)、委任論(書き下ろし)所収。補足的論考「債権法改正の結末」(書き下ろし)を加えるほか、旧「『ローマ法案内』補遺」は全面改稿「日本の民事法が抱える問題」となる。法学教育への深い思いと、将来の若い世代によせる明るい期待が、全篇の底を流れる。
  • 著者について

    木庭顕 (コバアキラ)
    1951年、東京に生まれる。1974年、東京大学法学部卒業。東京大学名誉教授。専門はローマ法。著書に、三部作『政治の成立』(1997)『デモクラシーの古典的基礎』(2003)『法存立の歴史的基盤』(2009、日本学士院賞受賞、以上東京大学出版会)、『ローマ法案内――現代の法律家のために』(羽鳥書店、2010、[新版]勁草書房、2017)、『現代日本法へのカタバシス』(羽鳥書店、2011、[新版]みすず書房、2018)、『[笑うケースメソッド]現代日本民法の基礎を問う』(2015)『[笑うケースメソッド II]現代日本公法の基礎を問う』(2017、以上勁草書房)、『法学再入門 秘密の扉 民事法篇』(有斐閣、2016)、『憲法9条へのカタバシス』(みすず書房、2018)、『誰のために法は生まれた』(朝日出版社、2018)ほか。

現代日本法へのカタバシス 新版 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:木庭 顕(著)
発行年月日:2018/10/01
ISBN-10:4622087073
ISBN-13:9784622087076
判型:A5
発売社名:みすず書房
対象:教養
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:313ページ
縦:22cm
重量:520g
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