チョーサー カンタベリー物語―ジャンルをめぐる冒険(世界を読み解く一冊の本) [全集叢書]
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チョーサー カンタベリー物語―ジャンルをめぐる冒険(世界を読み解く一冊の本) [全集叢書]

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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2019/04/17
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チョーサー カンタベリー物語―ジャンルをめぐる冒険(世界を読み解く一冊の本) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「英詩の父」チョーサーの代表作『カンタベリー物語』。カンタベリー大聖堂への巡礼の途上、職業も身分も異なる巡礼たちが語る多種多様な物語は、キリスト教を支柱とする一枚岩的な世界とは異なる、豊饒な世界を描き出し、物語文学のジャンルを拡張した。神が細部に宿る物語世界のダイナミズムを丁寧に描く。
  • 目次

    序 『カンタベリー物語』の中世的な面白さ

    Ⅰ 『カンタベリー物語』の誕生
      1 チョーサーの生涯と文学観
        チョーサーの生涯――公的記録から
        チョーサーの創作活動――作品と制作年代
        ヨーロッパ文学という文脈
      2  『カンタベリー物語』の写本と構造
        未完の『カンタベリー物語』
        『カンタベリー物語』の写本と出版
        配列順序へのこだわりと中世の作品観
      3 巡礼という枠組と「総序の詩」
        一四世紀のカンタベリー巡礼
        語り手の巡礼たち
        ジャンルをめぐる冒険

    Ⅱ 話の饗宴――『カンタベリー物語』のダイナミズム
      1 ヨーロッパ中世と古代
        ボッカッチョとの相違点
        「騎士の話」におけるジャンルの変容
        チョーサーと古代
      2 ファブリオ的な笑いの変容
        ファブリオというジャンル
        「粉屋の話」と笑いの昇華
        「荘園領管理人の話」の意趣返し
        「料理人の話」の行きつくところ
        「貿易商人の話」の暑苦しさ
        「船長の話」における打算と慎重
        商人たちの行動規範を求めて
      3 賢妻と女性の声
        バースの女房の類型をめぐって
        「バースの女房の話」におけるゆらぎ
        忍耐強いグリゼルダと「学僧の話」
        ボッカッチョが語る驚異のグリゼルダ
        ペトラルカによるキリスト教化
        チョーサーのペーソス
        グリゼルダの話の変容
        「メリベウスの話」の助言と沈黙
        思慮を欠いた夫たち
      4 うっとうしい教会関係者と誤読
        免償と免償説教家
        「諸悪の根源は金銭欲にあり」
        死に至る誤読
        托鉢修道士と召喚吏
        「托鉢修道士の話」と誓言のレトリック
        「召喚吏の話」と風の贈り物
      5 奇蹟、驚異、魔術とオリエント
        奇蹟と驚異
        奇蹟譚としての「弁護士の話」
        その向こうのアジア――「騎士の従者の話」
        「騎士の従者の話」における新奇
        「騎士の話」と中世的ファンタジー文学
        愛の誓いと契約
      6 不条理な死と勝利
        「女子修道院長の話」と聖母マリア崇敬
        ユダヤ人表象のアンビバレンス
        女子修道院長の歴史感覚
        「第二の修道女の話」と意志の勝利
        「医者の話」――主従関係の犠牲としての死
        「修道士の話」と運命の不条理
      7 ジャンルの解体とメタナラティヴ
        「修道女付き司祭の話」の解釈学的パロディ
        「賄い方の話」と例話の解体
        「サー・トパスの話」における究極のバーレスク
        ペルソナにこめられた作者の詩人観
        「聖堂参事会員の従者の話」における自己投影

    Ⅲ 物語の終焉――『カンタベリー物語』のその後
      1 『カンタベリー物語』の終わりの感覚
        「教区司祭の話」と実践的読書
        チョーサーによる「取り消し文」
        コルプス・ミスティクムとしての巡礼
      2 『カンタベリー物語』のその後と現代
        一五世紀の『カンタベリー物語』
        近代における受容
        『カンタベリー物語』の視覚化――挿絵と絵画
        グローバル・チョーサー



    参考文献
    あとがき
    図版出典一覧
  • 出版社からのコメント

    英文学の古典的名著『カンタベリー物語』を、新たな視点から読み直す!神が細部に宿る豊饒な物語世界のダイナミズムを丁寧に描く。
  • 内容紹介

    ▼シリーズ「世界を読み解く一冊の本」(全10巻)、第4弾。
    ▼英文学の古典的名著『カンタベリー物語』を、新たな視点から読み直す!

    神が細部に宿る、豊饒な世界

    「英詩の父」チョーサーの代表作『カンタベリー物語』。
    カンタベリー大聖堂への巡礼の途上、職業も身分も異なる巡礼たちが語る
    多種多様な物語は、キリスト教を支柱とする一枚岩的な世界とは異なる、
    豊饒な世界を描き出し、物語文学のジャンルを拡張した。
    神が細部に宿る物語世界のダイナミズムを丁寧に描く。

    図書館選書
    英文学の古典的名著『カンタベリー物語』を、新たな視点から読み直す!「英詩の父」チョーサーの代表作『カンタベリー物語』。神が細部に宿る豊饒な物語世界のダイナミズムを丁寧に描く。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    松田 隆美(マツダ タカミ)
    慶應義塾大学文学部教授。イギリス中世文学。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了、ヨーク大学大学院博士課程修了
  • 著者について

    松田 隆美 (マツダ タカミ)
    慶應義塾大学文学部教授。イギリス中世文学。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了、ヨーク大学大学院博士課程修了。
    著作に、『ヴィジュアル・リーディング』(ありな書房、2010年)、『煉獄と地獄』(ぷねうま舎、2017年)、『世界を読み解く一冊の本』(編著、慶應義塾大学出版会、2014年)などがある。

チョーサー カンタベリー物語―ジャンルをめぐる冒険(世界を読み解く一冊の本) の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:松田 隆美(著)
発行年月日:2019/04/25
ISBN-10:476642560X
ISBN-13:9784766425604
判型:B6
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:総記
言語:日本語
ページ数:247ページ
縦:20cm
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