デフレーミング戦略 アフター・プラットフォーム時代のデジタル経済の原則 [単行本]
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デフレーミング戦略 アフター・プラットフォーム時代のデジタル経済の原則 [単行本]

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出版社:翔泳社
販売開始日: 2019/07/16
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デフレーミング戦略 アフター・プラットフォーム時代のデジタル経済の原則 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    デジタル・トランスフォーメーションの時代には、既存のビジネスの「分解と組み換え」が価値を創出する。進化する中国市場、キャッシュレス経済、ブロックチェーンなど「個人化」の動向を読み解く。
  • 目次

    ◆第一部 デフレーミング戦略とは何か

    第1章 「画一性による規模の経済」の終焉
     デフレーミングの定義と3つの要素
     「分解と組み換え」によるサービスの再定義
     「個別最適化」とスケールの両立
     「個人化」するサービス主体
     テクノロジー進化が生み出す資源配分の効率化
     デフレーミングは21世紀を生き抜く基本的な戦略

    第2章 デフレーミングのメカニズム
     階層型組織の終わりのはじまり
     なぜ企業組織が存在するのか
     組織形態を規定する取引コスト理論
     互助機構としての企業
     成熟した組織がもたらすデメリット
     テクノロジーによる取引コストの劇的な削減
     インターネットによる個人のエンパワーメント
     プラットフォーム革命による組織の解体
     サービスの分解とデジタルによる再構築
     新個人経営時代と「神の見えざる手」の復権

    ◆第二部 デフレーミングのプロセス

    第3章 分解と組み換え
     急成長する中国のITサービスとデフレーミング
     決済手段から芝麻信用への展開
     デフレーミングによる産業構造の組み換え
     デジタルファーストによる個別要素の再構成
     「範囲の経済」に基づく成長戦略
     インスタグラムによるソーシャルコマースへの展開
     デリバリープラットフォーム「美団」のデフレーミング
     分解と組み換えに伴う役割の変化
     APIエコノミーで実現するシームレスなサービス
     電力の識別がもたらすエネルギーのデフレーミング
     技術的フロンティアは自律的なサブシステムの連携
     デジタルツインを実現するオープンネットワーク
     どのように業務を分解すればよいのか
     「分解と組み換え」はビジネスモデルの基本戦略

    第4章 個別最適化
     ニーズを大雑把に見てはいけない
     サービス化とは個別最適化である
     スケールメリットか脱コモディティか
     情報サービスのパーソナライゼーション
     製造業のマス・カスタマイゼーション
     プラットフォームによるバラエティの実現
     本当に必要なものならコストがかかってもよい
     ハードウェアも個別最適の時代
     センサー技術でインフラを個別最適化する
     地域活性化のデフレーミング
     ユーロにみる単一通貨と全体最適の問題点
     個別最適化の限界

    第5章 個人化
     現代のビジネスの資源を持っているのは「個人」
     シェアリング・エコノミーは個人化の典型
     米国におけるフリーランスの増加
     プラットフォームがもたらす産業の個人化
     個人によるインフルエンサー・マーケティング
     コワーキングスペースが実現する新しい働き方
     日本でも始まった多様なコワーキングスペースの提供
     これからの産業振興は「個人」に着目する

    ◆第三部 デフレーミング時代の組織と個人

    第6章 デフレーミング時代の「信頼」
     なぜ急成長する企業は「信頼」の問題に取り組んでいるのか
     デジタルな信頼を実現する3つの方法
     クチコミの信用度にも限界
     「信頼のインターネット」としてのブロックチェーン
     ブロックチェーンが提供する信頼とは何か
     トークンエコノミーによる信頼
     ブロックチェーンは階層型組織を不要にするか
     人間の情報処理能力を補完するための信頼の新たな形

    第7章 デフレーミング時代の個人の戦略
     超高齢化社会がもたらすキャリアの長期化問題
     「終身雇用」という幻想と課題
     ベーシックインカムは技術的失業への切り札になるか
     デフレーミング時代のキャリアの原則
     インフルエンサーにみる「個性化」の必要性
     デフレーミング時代のリーダーシップ
     学び直しの重要性
     教育もパーソナライズの時代へ
     学び方を学ぶことが教育の最大の目的

    第8章 デフレーミングの課題と展望
     プラットフォームの巨大化と寡占問題
     進むプラットフォームの細分化・階層化
     信用情報の集積と個人の主体性
     デフレーミングとプライバシー問題
     孤立化を防ぐコミュニティの重要性
     デフレーミング時代の新たな社会保障の仕組み
     イノベーションのゆりかごとしての「都市」の復権

  • 出版社からのコメント

    気鋭の東大准教授が書き下ろしたデジタル時代を読み解きビジネスヒントを与える最新理論
  • 内容紹介

    本書の目的は、「デフレーミング」という概念でデジタル化がビジネスや経済に与える本質的な影響を明らかにすることです。

    「デフレーミング」とは、枠(フレーム)が崩壊するという意味の造語。デジタル技術が社会経済に与える影響を理解するための共通的なフレームワークとして、ビジネスモデル、企業のビジネス戦略から、私たちの働き方、キャリア設計、学び方にいたるまで、あらゆる変化をとらえる鍵となります。

    デフレーミング戦略とは、伝統的な製品、サービス、組織などの「枠」を越えて、それらの内部要素をデジタル技術で組み直すことで、ユーザーにより最適化されたサービスを提供できるようにすること。従来の「サービス」や「組織」といった「枠」がなくなる時代に、万人に受けるパッケージ化されたものから、ユーザーに個別最適化されたものに転換させ、企業という枠で仕事を受発注するのではなく、個人のスキルやリソースを個別に特定して取引するビジネスの考え方です。

    本書では、その様々な現象や事例を通じて、今後のビジネスやサービスの変化を考察するとともに、近年クローズアップされている「デジタル・トランスフォーメーション」(DX)についても、それが社会に与える深い影響を、明らかにします。

    【本書に出てくるトピック、キーワード】
    ・デフレーミングというフレームワーク
    ・デジタル・トランスフォーメーション
    ・GAFAの今後の展開
    ・アリババ、テンセント、LINE、WeChat、Instagram、美団、ZOZO
    ・個人の信用経済と決済、電子マネー
    ・プライバシー問題
    など

  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    高木 聡一郎(タカギ ソウイチロウ)
    東京大学大学院情報学環准教授。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)主幹研究員を兼務。株式会社NTTデータ、同社システム科学研究所、国際大学GLOCOM教授/研究部長/主幹研究員等を経て2019年より現職。これまでに、国際大学GLOCOMブロックチェーン経済研究ラボ代表、ハーバード大学ケネディスクール行政大学院アジア・プログラム・フェロー、慶應義塾大学SFC研究所訪問所員などを歴任。専門分野は情報経済学、デジタル経済論。情報技術の普及・発展に伴う社会への影響を、主に経済学の観点から分析している。2015年に社会情報学会より「新進研究賞」、2019年にKDDI Foundation Awardを受賞。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)

デフレーミング戦略 アフター・プラットフォーム時代のデジタル経済の原則 の商品スペック

商品仕様
出版社名:翔泳社
著者名:高木 聡一郎(著)
発行年月日:2019/07/16
ISBN-10:4798162787
ISBN-13:9784798162782
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:経営
言語:日本語
ページ数:275ページ
縦:19cm
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