〈無調〉の誕生-ドミナントなき時代の音楽のゆくえ [単行本]
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〈無調〉の誕生-ドミナントなき時代の音楽のゆくえ [単行本]

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出版社:音楽之友社
販売開始日: 2020/01/22
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〈無調〉の誕生-ドミナントなき時代の音楽のゆくえ の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    調性が崩壊せず、“無調”も実在しないとしたら…20世紀以降の音楽にほんとうは何が起こったのか?音の縦の関係性を軸に、音楽史の再検討を迫る画期的論考。
  • 目次

    プロローグ――ドミナントなき時代

    第一章 「無調」とは何だったのか
    無調という語/無調とは?

    第二章 シェーンベルクを読み直す
    『シェーンベルクの誤り』/シェーンベルクの信念/単一調性(モノトナリティ)/調性とジェンダー/ゲーテの原植物

    第三章 無調と調性の間
    浮かび上がる調性/一二音音楽における調性

    第四章 無調と調性の修辞学
    非芸術~狂気/調性の死/不気味/自由・解放/無調と革命/誠実さと倫理

    第五章 クルシェネクの「転向」(無調の政治学1)
    政治的芸術/《カール五世》への道/アドルノとの往復書簡/《カール五世》と一二音技法/独自の一二音技法/一二音技法と調性/ローテーションと旋法/避難所としての一二音技法

    第六章 もうひとつのダルムシュタット(無調の政治学2)
    前衛音楽批判/結節点としてのゼロ時/ヘルマン・ハイスと一二音技法/ヘルベルト・アイメルトと無調音楽/ゴリシェフ、フーイファールツとセリアリズム/創られたウェーベルン像

    インテルメッツォ――ニコラス・ナボコフと「無調」

    第七章 隠れた水脈――八音音階という魔術
    半音階と全音階の狭間/全音音階/オクタトニック(八音音階)/媒介する音階/オクタトニックと半音階/移高の限られた旋法/オクタトニックと日本の現代音楽/オクタトニックとスペクトル、ポスト・スペクトル楽派/オクタトニックと実験音楽、ジャズ

    第八章 調性の回路
    調性批判――シベリウス問題/人々のための現代音楽――ハンス・アイスラー/軽いクラシック(あるいはダダとしての調性)――クルト・シュヴェルツィク/「ポスト」の美学(あるいは追伸としての音楽)――ヴァレティン・シルヴェストロフ

    第九章 音律と倍音がつくる世界
    一二平均律からの逸脱――三分音と四分音/純正律にもとづく調性――田中正平、ハリー・パーチ/倍音への眼差し――シュトックハウゼンとリゲティ/スペクトル音楽と「無調」/倍音の広がり――テニー、ラドゥレスクほか

    第十章 時間の軌道
    時間軸をつくるもの/物語の痕跡――シェーンベルク、ペンデレツキ/エピソード的な時間――サティ、ストラヴィンスキー、フェルドマン/時間の幾何学――セリアリズムとスペクトル音楽/循環する時間――パッサカリアと平方根リズム構造

    エピローグ――中心のない現代

    あとがき

    参考文献
  • 出版社からのコメント

    調性が崩壊せず、〈無調〉も実在しないなら、20世紀以降の音楽に何が起こったか? 音の縦の関係性を軸に音楽史再考を迫る論考。
  • 内容紹介

    「現代音楽」とセットで語られることの多い「無調」は実在したのか? 「無調」という言葉に作曲家や音楽評論家は何を託そうとしたのか? 古典的な調性システムから離れた音楽は、時間軸をどこに求めたのか? 「調性の崩壊」という言葉でくくられがちな20世紀以降の音楽に本当は何が起こったのか? 音の縦の関係性、すなわちピッチと和声、音階や旋法に関連する問題を中心に、音楽史の再考を迫る画期的な論考。書き下ろし。「調性がなく、ひたすら難解で、聴くと頭が痛くなる音楽が現代音楽だ」と思い込んでいる人にこそお勧めです!
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    柿沼 敏江(カキヌマ トシエ)
    静岡県出身。カリフォルニア大学サンディエゴ校博士課程修了。ハリー・パーチの研究で博士号取得。主要訳書:アレックス・ロス『20世紀を語る音楽』(みすず書房、2010年、ミュージック・ペンクラブ音楽賞)ほか。2019年3月まで京都市立芸術大学音楽学部教授。現在、京都市立芸術大学名誉教授。江戸時代に広まり、現代に伝承されている「一絃琴」の名取でもある
  • 著者について

    柿沼 敏江 (カキヌマ トシエ)
    カリフォルニア大学サンディエゴ校博士課程修了。ハリー・パーチの研究で博士号取得。著書:『アメリカ実験音楽は民族音楽だった』(フィルムアート社)。主要訳書:ジョン・ケージ『サイレンス』(水声社)、『アラン・ローマックス選集』(みすず書房)、アレックス・ロス『20世紀を語る音楽』(みすず書房、ミュージック・ペン・クラブ賞)、同『これを聴け』(みすず書房)など。2019年3月まで京都市立芸術大学音楽学部教授。現在、京都市立芸術大学名誉教授。

〈無調〉の誕生-ドミナントなき時代の音楽のゆくえ の商品スペック

商品仕様
出版社名:音楽之友社
著者名:柿沼 敏江(著)
発行年月日:2020/02/05
ISBN-10:4276132053
ISBN-13:9784276132054
判型:A5
対象:教養
発行形態:単行本
内容:音楽・舞踏
言語:日本語
ページ数:334ページ ※291,43P
縦:21cm
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