中世史講義 【戦乱篇】（ちくま新書<1485>） [新書]

中世史講義 【戦乱篇】（ちくま新書<1485>） [新書] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  武士の世の幕開けを告げた保元・平治の乱から、秀吉による文禄・慶長の役まで、中世は武士による戦乱の時代だった。承久の乱や南北朝の内乱、応仁の乱、戦国のさまざまな合戦など、中世の画期となった重要な戦乱について、先端研究者が最新の研究に基づいて叙述。単なる戦乱史・事件史にとどまることなく、戦乱を切り口とした中世の通史・政治史として描き出す。そして、なぜ中世には全国規模の内乱が頻発したのか、その構造的要因を考察する。戦乱の世を一望に収める入門書。

• 目次

  1 保元・平治の乱　佐伯智広
  2 治承・寿永の乱　下村周太郎
  3 承久の乱　田辺旬
  4 文永・弘安の役　高橋典幸
  5 南北朝の内乱　西田友広
  6 永享の乱　杉山一弥
  7 享徳の乱　阿部能久
  8 応仁の乱　大薮海
  9 明応の政変　山田康弘
  10 西国の戦国争乱 ―十六世紀前半の中国地域を中心に　菊池浩
  11 東国の戦国合戦　久保健一郎
  12 石山合戦　金子拓
  13 豊臣秀吉の統一戦争　平井上総
  14 文禄・慶長の役　津野倫明
  15 総論　高橋典幸

• 出版社からのコメント

  保元の乱から文禄・慶長の役まで、重要な戦乱を最先端の研究者が最新研究をもとに紹介。武士による戦乱の歴史を一望に収める決定版。

• 内容紹介

  『承久の乱』『応仁の乱』など重要な戦乱をめぐる最新研究成果を紹介。保元の乱から慶長の役まで、武士による戦乱の時代であった中世の歴史を一望に収める。

• 著者について

  高橋　典幸 (タカハシ　ノリユキ)
  一九七〇年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。博士（文学）。専門は日本中世史。著書『鎌倉幕府軍制と御家人制』（吉川弘文館）、『源頼朝―東国を選んだ武家の貴公子』（山川出版社　日本史リブレット）、『中世史講義―院政期から戦国時代まで』（共編著、ちくま新書）、『日本軍事史』（共著、吉川弘文館）など。

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