暴力―手すりなき思考(叢書・ウニベルシタス) [全集叢書]

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暴力―手すりなき思考(叢書・ウニベルシタス) [全集叢書]

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出版社:法政大学出版局
販売開始日: 2020/12/18
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暴力―手すりなき思考(叢書・ウニベルシタス) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    正しい「暴力」はあるのか?戦争や暴動がすぐそばにある時代に、私たちは「暴力」とどう向き合えばいいのか。早急な正当化や基礎づけ主義、ニヒリズムに抗して、自由で公平な議論の場を創り出すために、暴力をめぐる絶えざる反省、「手すりなき思考」が今こそ必要だと問いかける。暴力について深く考え抜いた5人の思想家、シュミット、ベンヤミン、アーレント、ファノン、アスマンの書物から、根源的な暴力論を切り開く。
  • 目次

    謝 辞
    前書き
    序 論

    第1章 カール・シュミットのアポリア【訳:大久保歩】
     カール・シュミットの曖昧な遺産
     政治的なもの──友/敵の区別
     政治的敵意
     運命としての政治
     シュミットのアポリア
     無からの決定?
     暴 力
     慣習的な敵意、現実の敵意、絶対的な敵意
     シュミットの非道徳的道徳主義

    第2章 ヴァルター・ベンヤミン──神的暴力?【訳:渡辺和典】
     政治的文脈
     法措定的暴力と法維持的暴力
     革命的ストライキ
     顕 現
     神的暴力についてのマルクーゼの解釈
     神的暴力をめぐって──バトラーとクリッチリーの場合
     神的暴力をめぐって──ジジェクの場合
     ベンヤミンの論文を脱構築するデリダ
     デリダに対するローズの応答
     神的暴力の決断不可能性
     神的暴力をめぐる緊張感
     ベンヤミンの論文の魅惑力

    第3章 ハンナ・アーレント──権力と暴力【訳:大森一三】
     歴史的背景
     権力と暴力の対立
     アーレントは何をおこなっているのか?
     革命の精神
     制作と暴力
     テロルと暴力
     暴力の正当化
     アーレントの大げさな思考
     アーレントの妥当性
     権力、暴力、そして「現実世界」

    第4章 フランツ・ファノンの暴力批判【訳:川口茂雄】
     歴史的文脈
     自然発生的暴力──その強さと弱さ
     ナショナル・ブルジョワジーの失敗
     ナショナルな文化
     植民地的暴力がおよぼす社会心理学的な影響
     暴力について
     暴力批判
     ファノンがのこした両義的な遺産

    第5章 ヤン・アスマン──モーセ的区別と宗教的暴力【訳:梅田孝太】
     モーセ的区別
     モーセ的区別の脱構築
     抗議の嵐とアスマンの応答
     モーセ的区別と宗教的暴力
     潜伏と抑圧されたものの回帰
     宗教的暴力──暴力の第五の形式
     一神教の影の側面

    第6章 暴力と非暴力についての考察【訳:齋藤元紀】

    原 注
    訳 注
    監訳者あとがき
    文献一覧
    事項索引
    人名索引
  • 内容紹介

    戦争や暴動がすぐそばにある時代に、私たちは「暴力」をどう考えればいいのか。早急な正当化や基礎づけ主義、ニヒリズムに抗して、自由で公平な議論を創り出すために、暴力をめぐる絶えざる反省、「手すりなき思考」が今こそ必要だと問いかける。暴力について深く考え抜いた5人の思想家、シュミット、ベンヤミン、アーレント、ファノン、アスマンの書物から、根源的な暴力論を切り開く。

    図書館選書
    暴力について熟考した5人の思想家、シュミット、ベンヤミン、アーレント、ファノン、アスマンの書物から、自由で公平な議論のための、根源的な暴力論を切り開く。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    バーンスタイン,リチャード・J.(バーンスタイン,リチャードJ./Bernstein,Richard J.)
    1932年生まれ。ペンシルヴァニア大学、マサチューセッツ工科大学などを経て現在はニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチに所属。主としてプラグマティズムを研究

    齋藤 元紀(サイトウ モトキ)
    1968年生まれ。高千穂大学教授

    梅田 孝太(ウメダ コウタ)
    1980年生まれ。上智大学ほか非常勤講師

    大久保 歩(オオクボ アユム)
    1972年生まれ。大阪大学文学研究科博士後期課程在籍

    大森 一三(オオモリ イチゾウ)
    1982年生まれ。東京学芸大学特任准教授
  • 著者について

    リチャード・J.バーンスタイン (バーンスタイン リチャード ジェイコブ)
    (Richard J. Bernstein)
    1932年生まれ。ペンシルヴァニア大学、マサチューセッツ工科大学などを経て現在はニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチに所属。主としてプラグマティズムを研究するが、ヨーロッパ大陸の哲学にも造詣が深い。今は亡きリチャード・ローティの思想的盟友としても知られる。単著に『ジョン・デューイ』、『実践と行為』、『科学・解釈学・実践』(邦訳、岩波書店)、『手すりなき思考』(邦訳、産業図書)、『根源悪の系譜』(邦訳、法政大学出版局)、『ハーバーマスとモダニティ』、『ハンナ・アーレントとユダヤ人問題』、『フロイトとモーセ神話』、『悪の濫用』および『プラグマティズム的転回』がある。

    齋藤 元紀 (サイトウ モトキ)
    1968年生まれ。高千穂大学教授。著書に『存在の解釈学──ハイデガー『存在と時間』の構造・転回・反復』、共訳書にロックモア『カントの航跡のなかで』(以上、法政大学出版局)。

    梅田 孝太 (ウメダ コウタ)
    1980年生まれ。上智大学ほか非常勤講師。共著書に『デリダと死刑を考える』(白水社)、共訳書に『人文主義の言語思想──フンボルトの伝統』(岩波書店)。

    大久保 歩 (オオクボ アユム)
    1972年生まれ。大阪大学文学研究科博士後期課程在籍。論文に「ニーチェ『悲劇の誕生』における美的公共圏」(『実存思想論集XXXV』、知泉書館)。

    大森 一三 (オオモリ イチゾウ)
    1982年生まれ。東京学芸大学特任准教授。著書に『文化の進歩と道徳性──カント哲学の「隠されたアンチノミー」』、共著に『哲学の変還と知の越境』(以上、法政大学出版局)。

    川口 茂雄 (カワグチ シゲオ)
    1976年生まれ。甲南大学准教授。著書に『表象とアルシーヴの解釈学』(京都大学学術出版会)、共編著に『現代フランス哲学入門』(ミネルヴァ書房)など。

    渡辺 和典 (ワタナベ カズノリ)
    1975年生まれ。学習院大学ほか非常勤講師。著書に『最初期ハイデッガーの意味論──発生・形成・展開』(晃洋書房)、共著に『続・ハイデガー読本』(法政大学出版局)など。

暴力―手すりなき思考(叢書・ウニベルシタス) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法政大学出版局
著者名:リチャード・J. バーンスタイン(著)/齋藤 元紀(監訳)/梅田 孝太(訳)/大久保 歩(訳)/大森 一三(訳)/川口 茂雄(訳)/渡辺 和典(訳)
発行年月日:2020/12/25
ISBN-10:458801126X
ISBN-13:9784588011269
判型:B6
発売社名:法政大学出版局
対象:教養
発行形態:全集叢書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:371ページ ※350,6,15P
縦:20cm
その他: 原書名: Violence:Thinking without Banisters〈Bernstein,Richard J.〉
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