ニーチェ―外なき内を生きる思想 [単行本]
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出版社:法政大学出版局
販売開始日: 2021/03/26
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ニーチェ―外なき内を生きる思想 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    苦しみに満ちた「この生」に、救いを与えてくれるような外部はない。すべてがむなしく過ぎ去ってゆく仮象のごとき世界を、人はどのように肯定できるのか?ニーチェの生きた哲学的問いを、「夢」「自由」「意志」の主題に即して語り直し、ニヒリズムの克服を可能にする治療(セラピー)としての哲学の力を探る。実存の意味をめぐる、健康な哲学的思考にいざなう書。
  • 目次

    序 論 「外なき内」とは何か

    第一部 夢の哲学者ニーチェ──初期著作における生成の問題

    第一部のための予備考察

    第一章 哲学者ニーチェの出発点
     第一節 生成という絶望
     第二節 ニーチェのアナクロニズム
     第三節 ニーチェ哲学の前形式

    第二章 夢のなかでいかにして夢だと気づくか──『悲劇の誕生』における仮象の哲学
     第一節 『悲劇の誕生』のテーマ
     第二節 仮象感覚という出発点
     第三節 外なき内でいかにしてこれは仮象だと気づくか
     第四節 ディオニュソス的真理

    第三章 歴史に内在する生──「生に対する歴史の利害」 における地平の問題
     第一節 ニーチェの歴史学批判
     第二節 想起と忘却は連動する
     第三節 外なき内としての地平

    第二部 外なき内における自由──中期著作における必然性の問題

    第二部のための予備考察

    第一章 外なき内に自由はあるか──『人間的、あまりに人間的』と『曙光』における必然性の問題
     第一節 ニーチェの両立論をめぐって
     第二節 過去への妄執からの自由意志説の誕生──中期ニーチェの自由論のコンテクストについて
     第三節 外なき内における必然性の肯定
     第四節 ニーチェの両立論再説──過去との和解というモチーフについて

    第二章 外なき内の世界の自然化──中期著作におけるニーチェの道徳批判
     第一節 『人間的、あまりに人間的』におけるエゴイズム
     第二節 『曙光』と『悦ばしき知識』における道徳の自然化の試み

    第三章 セラピーとしての哲学──外なき内としての生の治療
     第一節 セラピーとしての哲学の伝統
     第二節 中期ニーチェ思想におけるエピクロス的ケア

    第三部 ニーチェの意志の心理学──後期著作におけるニヒリズムの問題

    第三部のための予備考察

    第一章 なぜ世界は外なき内になったのか──ニヒリズムの成立をめぐって
     第一節 ニーチェのニヒリズム概念の由来
     第二節 外なき内としての生、あるいはニヒリズムの到来
     第三節 病者の光学という思考法

    第二章 ニーチェによる意志の心理学──『善悪の彼岸』における霊魂論をめぐって
     第一節 外なき内を生きる肉体──ニーチェの心身二元論批判
     第二節 新しい霊魂論としてのニーチェ心理学
     第三節 一九世紀心理学とニーチェの意志の心理学

    第三章 意志と解釈としての世界──ニーチェによる「この生」の肯定
     第一節 なぜ 「権力への意志」でなければならないのか
     第二節 外なき内としての生の否定──弱者とは何者か
     第三節 外なき内としての生の肯定──強者とは何者か

    結 論

    附論Ⅰ ニーチェによる価値転換の思想
     第一節 「神の死」と価値の多元性
     第二節 ニーチェは新しい価値を創造したのか
     第三節 生の肯定としての「価値の創造」

    附論Ⅱ デリダの死刑論とニーチェ──罪と罰の脱構築に向けて
     第一節 『道徳の系譜学』はいかなる書物か
     第二節 デリダ・カント・ニーチェ
     第三節 「ニーチェ的身振り」が暴き出すもの
     第四節 認識者の自己認識の困難をめぐって

    あとがき
    参考文献
    索 引
  • 出版社からのコメント

    苦しみ多き生に救いをもたらす外部世界がないなら、人は現世をどう肯定できるのか。夢・自由・意志の探究からニヒリズムの克服を探…
  • 内容紹介

    苦しみに満ちた「この生」に、救いを与えてくれるような外部はない。すべてがむなしく過ぎ去ってゆく仮象のごとき世界を、人はどのように肯定できるのか? ニーチェの生きた哲学的問いを、「夢」「自由」「意志」の主題に即して語り直し、ニヒリズムの克服を可能にする治療(セラピー)としての哲学の力を探る。実存の意味をめぐる、健康な哲学的思考にいざなう書。

    図書館選書
    苦しみに満ちた生に救いを与えてくれる外部世界がないなら、人は現世をどう肯定できるのか。夢・自由・意志の主題を通じて、ニヒリズムを克服する哲学の力を探る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    梅田 孝太(ウメダ コウタ)
    1980年、東京都生まれ。博士(哲学)。上智大学大学院哲学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、上智大学文学部哲学科ほか非常勤講師
  • 著者について

    梅田 孝太 (ウメダ コウタ)
    1980年、東京都生まれ。博士(哲学)。上智大学大学院哲学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、上智大学文学部哲学科ほか非常勤講師。共著書に『デリダと死刑を考える』(高桑和巳編著、白水社、2018年)、共訳書にJ.トラバント『人文主義の言語思想──フンボルトの伝統』(村井則夫・齋藤元紀・伊藤敦広監訳、岩波書店、2020年)、R. J.バーンスタイン『暴力──手すりなき思考』(齋藤元紀監訳、法政大学出版局、2020年)などがある。

ニーチェ―外なき内を生きる思想 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法政大学出版局
著者名:梅田 孝太(著)
発行年月日:2021/03/30
ISBN-10:4588151177
ISBN-13:9784588151170
判型:A5
対象:教養
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:312ページ ※301,11P
縦:22cm
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