家をつくる [単行本]
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家をつくる [単行本]

王 〓(著)市川 紘司(共訳)鈴木 将久(共訳)松本 康隆(共訳)
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出版社:みすず書房
販売開始日: 2021/06/18
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家をつくる [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    家をつくることは、小さな世界をつくることである。ひとつの世界をつくることは、第一に人のこの世界に対する態度によって決まる。歴史的空間の破壊と急速な都市化の時代の到来を前に、建築家は「隠遁」を選び、中国の伝統文化に根ざした建築のあり方を思考した。2012年に中国初のプリツカー賞を受賞した建築家の世界観。
  • 目次

    自序 素朴を家となす

    ■意識
    園林をつくること、人を育てること/自然形態の叙事と幾何学/虚構の都市に向かって/「空間」が立ち現れるとき/営造についての瑣記/循環的建造の詩学――自然のような世界の構築に向けて/対岸の山を訪ねて――豊かな差異性を集合する建築の類型学/断面からの視野――上海万博滕頭案例館/かつて貶められた世界が再び立ち現れるために/樹石の世界へ

    ■言語
    中国美術学院象山キャンパス/寧波美術館――その場所に立つことで見えるもの/中山路――一本の街道の復興と一つの都市の復興

    ■対話
    反逆の道程/別の世界の縁に触れる/精神の山水/自然に還る道/問答録 人ひとりにはどれくらいの大きさの家が必要か?

    あの日

    訳者解題(市川紘司)/作品譜
  • 出版社からのコメント

    急速な都市化と歴史的空間の破壊にどう向き合うのか。中国初のプリツカー賞を受賞した建築家による、自然と溶けあう生活世界の再生。
  • 内容紹介

    「家をつくることは、小さな世界をつくることである。
    ひとつの世界をつくることは、
    第一に人のこの世界に対する態度によって決まる。」

    "建築界のノーベル賞"といわれるプリツカー賞を中国人としてはじめて受賞した建築家、王澍(ワン・シュウ)。
    急速な都市化の時代の到来を前に、建築家は「隠遁」を選び、中国の伝統文化に根ざした建築のあり方を思考した。
    〈中国美術学院象山キャンパス〉〈水岸山居〉〈寧波博物館〉等の建築作品の設計コンセプトはじめ、その背景にある思想、都市・景観論から自身のライフヒストリーまで、豊潤な世界観が語られる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    王 〓(ワン シュウ)
    1963年中国新疆ウイグル自治区ウルムチ生まれ。中国美術学院建築芸術学院院長。南京工学院(現・東南大学)修了後、浙江美術学院(現・中国美術学院)に勤務。2000年に同済大学で博士号取得後、中国美術学院教授に就任、2007年より現職。東南大学、同済大学でも教鞭を執るほか、ハーバード大学大学院デザイン学部丹下健三記念客員教授(2011)、香港大学、マサチューセッツ工科大学客員教授も務める。1997年、杭州で、妻の陸文宇とともにアマチュア・アーキテクチュア・スタジオ(業余建築工作室)を設立。中国建設工程魯班奨(2009)、エーリッヒ・シェリング建築賞(2010)、フランス建築アカデミーゴールドメダル(2011)、プリツカー賞(2012)など受賞多数

    市川 紘司(イチカワ コウジ)
    1985年東京都生まれ。東北大学大学院工学研究科助教。桑沢デザイン研究所非常勤講師。専門はアジアの建築都市史。博士(工学)。東京藝術大学美術学部建築科教育研究助手、明治大学理工学部建築学科助教を経て現職。2013~2015年に清華大学建築学院に中国政府奨学金留学生(高級進修生)として留学

    鈴木 将久(スズキ マサヒサ)
    1967年生まれ。現在、東京大学人文社会系研究科教授。専門は中国近現代文学

    松本 康隆(マツモト ヤスタカ)
    1975年生まれ、南京工業大学建築学院特聘副教授。建築史専攻、博士学位論文「近代における茶室創作の動向について―三代木津宗詮・小林一三・笛吹嘉一郎の作風を通して」(京都工芸繊維大学、2006)。学位取得後、数寄屋の建築と庭に対する中国庭園の影響の研究を開始、2011年に日本語教師として渡中、東南大学建築学院ポストドクターを経て現職
  • 著者について

    王澍 (ワンシュウ)
    1963年中国新疆ウイグル自治区ウルムチ生まれ。中国美術学院建築芸術学院院長。南京工学院(現・東南大学)修了後、浙江美術学院(現・中国美術学院)に勤務。2000年に同済大学で博士号取得後、中国美術学院教授に就任、2007年より現職。東南大学、同済大学でも教鞭を執るほか、ハーバード大学大学院デザイン学部丹下健三記念客員教授(2011)、香港大学、マサチューセッツ工科大学客員教授も務める。1997年、杭州で、妻の陸文宇とともにアマチュア・アーキテクチュア・スタジオ(業余建築工作室)を設立。主な建築作品に蘇州大学文正学院図書館、寧波美術館、中国美術学院象山キャンパス、寧波歴史博物館、杭州中山路(南宋御街)保存改修計画、臨安博物館などがある。中国建設工程魯班奨(2009)、エーリッヒ・シェリング建築賞(2010)、フランス建築アカデミーゴールドメダル(2011)、プリツカー賞(2012)など受賞多数。著書に本書原著『造房子』(湖南美術出版社、2016)、『設計的開始』(中国建築工業出版社、2002)がある。

    市川紘司 (イチカワコウジ)
    1985年東京都生まれ。東北大学大学院工学研究科助教。桑沢デザイン研究所非常勤講師。専門はアジアの建築都市史。博士(工学)。東京藝術大学美術学部建築科教育研究助手、明治大学理工学部建築学科助教を経て現職。2013~2015年に清華大学建築学院に中国政府奨学金留学生(高級進修生)として留学。著作に『天安門広場──中国国民広場の空間史』(筑摩書房)など。

    鈴木将久 (スズキマサヒサ)
    1967年生まれ。現在、東京大学人文社会系研究科教授。専門は中国近現代文学。著書に『上海モダニズム』(中国文庫)など。訳書に柴静『中国メディアの現場は何を伝えようとしているか』(共訳、平凡社)、梁鴻『中国はここにある』(共訳、みすず書房)、孫歌『思想史の中の日本と中国』(東京大学出版会)など。

    松本康隆 (マツモトヤスタカ)
    1975年生まれ。南京工業大学建築学院特聘副教授。建築史専攻、博士学位論文「近代における茶室創作の動向について――三代木津宗詮・小林一三・笛吹嘉一郎の作風を通して」(京都工芸繊維大学、2006)。学位取得後、数寄屋の建築と庭に対する中国庭園の影響の研究を開始、2011年に日本語教師として渡中、東南大学建築学院ポストドクターを経て現職。

家をつくる [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:王 〓(著)/市川 紘司(共訳)/鈴木 将久(共訳)/松本 康隆(共訳)
発行年月日:2021/06/16
ISBN-10:4622090090
ISBN-13:9784622090090
判型:A5
発売社名:みすず書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:建築
言語:日本語
ページ数:363ページ
縦:22cm
重量:700g
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