自粛するサル、しないサル(幻冬舎新書) [新書]

自粛するサル、しないサル(幻冬舎新書) [新書] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  新型コロナ危機では、人々の間で「自粛派」と「反自粛派」の対立が起きた。サル学の見地によれば、自粛派は生物の本能として感染症を怖がる「サル的」で、反自粛派は理屈で恐怖感を抑制できる「ヒト的」。「ヒト的」のほうが進化形だが、「サル的」のほうが命を守るうえでは合理的ともいえる。この対立は、中世ペストのときも江戸時代の感染症危機でも繰り返されてきた。なぜ「自粛する、しない」の相違は生まれるのか。「永遠の敵」のようにも見える両者は、果たしてわかり合えるのか。サル学者によるコロナ文化論。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  第１章　新型コロナへの「恐怖」はヘビへの「嫌悪」と同じ
  第２章　ヒトもサルも危機では保守的になる
  第３章　自粛派は情動、反自粛派は理屈
  第４章　なぜ、コロナハラスメントは起きるのか
  第５章　「Ｇｏ　Ｔｏトラベル」キャンペーンはどうして嫌われるのか
  第６章　なぜ、第３波の際には自粛は緩んだのか
  第７章　自粛への同調圧力は存在するのか
  第８章　自粛思想のバイブルとしての『徒然草』
  第９章　どうして日本ではロックダウンができないのか
  終章　自粛派と反自粛派のジレンマ

• 内容紹介

  新型コロナ危機では、人々の間で「自粛派」と「反自粛派」の対立が起きた。サル学の見地によれば、自粛派は生物の本能として感染症を怖がる「サル的」で、反自粛派は理屈で恐怖感を抑制できる「ヒト的」。「ヒト的」のほうが進化形だが、「サル的」のほうが命を守るうえでは合理的ともいえる。この対立は、中世ペストのときも江戸時代の感染症危機でも繰り返されてきた。なぜ「自粛する、しない」の相違は生まれるのか。「永遠の敵」のようにも見える両者は、果たしてわかり合えるのか。サル学者によるコロナ文化論。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  正高 信男(マサタカ ノブオ)
  １９５４年、大阪府生まれ。霊長類学者（サル学者）・発達心理学者、評論家。大阪大学人間科学部行動学専攻卒、同大学大学院人間科学研究科博士課程修了。京都大学霊長類研究所教授を２０２０年に退職

• 著者について

  正高 信男 (マサタカ ノブオ)
  一九五四年、大阪府生まれ。霊長類学者（サル学者）・発達心理学者、評論家。大阪大学人間科学部行動学専攻卒、同大学大学院人間科学研究科博士課程修了。京都大学霊長類研究所教授を二〇二〇年に退職。『ケータイを持ったサル』（中公新書）、『天才脳は「発達障害」から生まれる』（ＰＨＰ新書）、『いじめとひきこもりの人類史』（新潮新書）など著書多数。

自粛するサル、しないサル(幻冬舎新書) [新書] の商品スペック