萬葉風土歌枕考説(研究叢書) [全集叢書]
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萬葉風土歌枕考説(研究叢書) [全集叢書]

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出版社:和泉書院
販売開始日: 2021/06/30
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萬葉風土歌枕考説(研究叢書) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「萬葉歌枕」と「萬葉風土」に関する研究の集大成。
  • 目次

    はじめに
    凡例

    序章 萬葉歌の表示について
    一はじめに―本書における萬葉歌を和らげ示す表記に関して―/二 大伴坂上郎女の「跡見田庄作歌」から/三 先行研究から/四 「貧窮問答歌」から/五 「竹取翁歌」から/六 家持の長歌作品から/七 関戸本『古今和歌集』から/八 元永本『古今和歌集』から/九 宣命から/一〇 おわりに―「捨て仮名」について―

    第一章 歌枕考説
    第一節 詠み合わせの成立
    一 はじめに―歌枕について―/二 詠み合わせ/三 恋せじの祓と忘草と忘貝/四 『萬葉集』における詠み合わせの概観/五 おわりに―萬葉の第二期―六八
    第二節 萬葉「歌枕」の成立
    一 はじめに―「歌枕」の概念規定―/二 千鳥鳴く佐保/三 伝承・伝聞表現から/四 既定表現から/五 「春山」「秋山」の観念/六 序中地名における歌枕的側面/七 おわりに―『萬葉集』における歌枕化―
    第三節 龍田・磐瀬乃社考
    一 龍田彦/二 龍田道/三 磐瀬乃社/四 龍田川/五 おわりに―龍田の歌枕化―
    第四節 文藝地図
    一 はじめに―人麻呂の留京伊勢歌から―/二 春日蔵老の阿倍乃市道の歌から/三 『古事記』のヤマトタケルの道行から/四 文藝地図/五 おわりに
    第五節 伊勢の長浜寸考
    一 はじめに―『古今和歌集』にみる長浜―/二 伊勢国の「長浜」の地/三 黒川昌享氏の考究/四 『大安寺資財帳』に見る「長浜」/五 おわりに―「長浜」は「豊津浦」―
    第六節 三重の歌枕一覧
    「あがのまつばら(吾の松原)」から「をみのうら(をみの浦)」まで(五十音順配列)

    第二章 三重の萬葉
    第一節 三重萬葉の特質
    一 はじめに―三重萬葉の範囲―/二 天武・持統天皇代の萬葉歌/三 聖武行幸における萬葉歌/四 伊賀・伊勢・志摩の萬葉歌/五 疑問故地/六 おわりに―三重萬葉の特質―
    第二節 枕詞「神風の」考
    一 はじめに―枕詞とは―/二 枕詞「神風の」の上代例/三 枕詞「神風の」に関する諸説/四 壬申の乱と神風/五 おわりに
    第三節 「久佐可氣乃安努」考
    一 はじめに―問題の所在―/二 『皇太神宮儀式帳』『倭姫命世記』の資料性―枕詞「草蔭の」に関して―/三 「安努」歌の「東歌」としての性質/四 「東」の範囲/五 地域言語における区画論から/六 おわりに―文学地理研究における要諦―
    第四節 東海の萬葉歌から
    はじめに/一 隠(名張)/二 山邊乃御井/三 狭殘(狭殘行宮)
    第五節 三重萬葉地名一覧
    「吾松原(あかまつばら)」から「度會の大川(わたらひのおほかは)」まで(五十音順配列)

    第三章 三重の地域文化
    第一節 三重地域における古代文化
    一 東国としての三重地域―古代の観点から―/二 古代資料に見られる地名分布と街道/三 おわりに
    第二節 熊野の範囲と地域の様相
    一 はじめに―旅の道―/二 上代の熊野/三 熊野の様相/四 海の道と浜辺の道/五 おわりに
    第三節 古典五景
    一 はじめに/二 かなしい英雄――『古事記』/三 中央と連携した熊野、花の窟――『日本書紀』/四 志摩真珠のルーツ――『萬葉集』/五 奈良と縁の深い伊賀の地――『日本霊異記』/六 七夕伝説の星合浜――「歌枕」
    第四節 大城遺跡出土の線刻土器
    一 はじめに/二 明らかにされている事/三 調査結果から/四 おわりに

    第四章 近江萬葉
    第一節 国府宴席歌考―近江を例に―
    一 はじめに―湖盆の地、淡海―/二 畿内に準ずる地、近江/三 淡海萬葉の三つの場/四 近江国府での宴席の場/五 巻第七の問答歌二首/六 淡海萬葉の歌枕から/七 おわりに
    第二節 高市黒人と近江・摂津
    一 はじめに―黒人詠の沈思性と軽口性―/二 淡海詠について/三 摂津詠について/四 おわりに―黒人の歌作工房―

    第五章 余滴六篇
    第一節 上代日本の食と農
    一 はじめに/二 上代における食材の実態/三 食材の調理/四 農における業/五 おわりに―循環型社会の原型―
    第二節 宇治橋断碑
    本文/原碑と全体写真/校異・字体/所在/材質・形状/訓読/現代語訳/注解/考説
    第三節 正法寺梵鐘銘・雲版識語
    一 はじめに/二 正法寺梵鐘銘(本文/所在/形状/訓読/現代語訳/注解/解題)/三 正法寺雲版識語(本文/所在/訓読/現代語訳/注解/解題)
    第四節 ひばりのさえずりの中で
    第五節 倭花六弁
    一 春過て夏来らし/二 吾せこは何所行らむ/三 寒暮夕は倭し所念/四 浅心を吾念なくに/五 豊のとししるすとならし/六 かりが来鳴むときちかみかも
    第六節 鏡出土という口碑
    一 はじめに/二 「妻社」伝承地の消滅/三 画象鏡の出土由来/四 隅田八幡神社蔵「人物画象鏡」
    /五 現地地域史の記載から/六 おわりに―一つの口碑として―

    収録論文の原拠について
    おわりに
    書後に
    索引(要語/倭歌)
  • 出版社からのコメント

    萬葉歌枕と萬葉風土の考究を柱とし、三重の歌枕や萬葉風土の定位に関わる考察を中心に関連論考を収録。『萬葉形成通論』の姉妹篇。
  • 内容紹介

    萬葉歌枕と萬葉風土の考究を柱とし、三重の歌枕や萬葉風土に関わる論考を中心に、古代の食文化や金石文考などの関連稿も収録。古代の地域文化の考察にも有用な書。前著『萬葉形成通論』の姉妹篇。

    図書館選書
    萬葉歌枕と萬葉風土の考究を柱とし、三重の歌枕や萬葉風土の定位に関わる論考を中心に、古代の食文化や金石文考などの関連稿も収録。古代の地域文化の考察にも有用な書。前著『萬葉形成通論』の姉妹篇。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    廣岡 義隆(ヒロオカ ヨシタカ)
    1947年1月福井県大飯郡おおい町に生まれる。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)大阪大学。園田学園女子大学講師、三重大学教育学部助教授、三重大学人文学部教授を経、現在三重大学名誉教授

萬葉風土歌枕考説(研究叢書) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:和泉書院 ※出版地:大阪
著者名:廣岡 義隆(著)
発行年月日:2021/06/28
ISBN-10:4757610017
ISBN-13:9784757610019
判型:B5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:568ページ
縦:22cm
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