刑事司法制度改革についての法心理学的研究―裁判員制度、取調べ可視化制度、司法取引制度を中心に [単行本]

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刑事司法制度改革についての法心理学的研究―裁判員制度、取調べ可視化制度、司法取引制度を中心に [単行本]

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出版社:ナカニシヤ出版
販売開始日: 2022/04/15
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刑事司法制度改革についての法心理学的研究―裁判員制度、取調べ可視化制度、司法取引制度を中心に の 商品概要

  • 目次

    まえがき  

    序章
     Ⅰ. 近年における刑事司法制度における問題
     Ⅱ. 刑事司法制度の目的と手続き
     Ⅲ. 司法制度改革
     Ⅳ. 刑事司法制度に関する心理学
     Ⅴ. 本論文の目的と構成

    第1章:世界における法心理学研究の黎明期・揺籃期についての再検討
     1-1. 世界における法心理学研究史の通史
       1-1-1. 通説
       1-1-2. Wigmore-Munsterberg論争
       1-1-3. 論争への評価
       1-1-4. 第1章目的 Wigmoreの論争からの法心理学黎明期とそれ以後の再考
      1-2. Wigmore論文から見る黎明期 法心理学黎明期における研究の展開(1879~1910)
       1-2-1. 目的
       1-2-2. 方法
       1-2-3. 結果
       1-2-4. 考察
      1-3. 論争と以後の研究展開の再検討 法学者Wigmoreと心理学者Munsterbergによる論争と以後の展開(1909~1945)
       1-3-1. 目的
       1-3-2. 方法
       1-3-3. 結果
       1-3-4. 考察
    1-4. 第1章総合考察

    第2章:日本における法心理学研究の黎明期・揺籃期についての再検討
      2-1. 日本の法心理学研究の黎明期の再検討
       2-1-1. 日本における初の法心理学者・寺田精一(1884-1922)
       2-1-2. 寺田から植松までの法心理学断絶期
       2-1-3. 第2章目的
      2-2. 戦前における心理学ならびに法学ジャーナルにおける法心理学論文動向の検討
       2-2-1. 目的
       2-2-2. 方法
       2-2-3. 結果
       2-2-4. 考察
      2-3. 戦前の虚偽検出に関する研究の再検討
       2-3-1 先行研究と目的
       2-3-2. 第二次世界大戦前の日本における虚偽検出に関する研究の紹介と展開
       2-3-3. 戦前の虚偽検出に関するマスメディアや社会の反応
       2-3-4. 戦前の虚偽検出についての技術および研究に対する再考
      2-4. 第2章総合考察

    第3章:近年の日本の法心理学研究の動向の検討
      3-1. 心理学史から見る法心理学研究意義と現代の法心理学的研究の現状
      3-2. 近年の日本の法心理学研究のテーマとその広がり
       3-2-1. 対象とする研究の検索
       3-2-2.著者所属機関ごとの研究内容の分類
      3-2. 刑事司法改革
      3-3. 近年の法心理学研究と刑事司法改革
      3-4. 裁判員制度
      3-5. 刑事司法改革関連法
      3-6. 刑事司法における法心理学の必要性と心理学における活動領域としての司法

    第4章:被疑者の国籍が裁判員の量刑判断に及ぼす影響の検討
      4-1. 第4章目的: 裁判員裁判での市民による司法判断の問題
       4-1-1.「市民感覚」の反映とその偏りの問題
       4-1-2.外集団に対するバイアス
       4-1-3.日本における外集団としての外国人犯罪
       4-1-4.事件による量刑判断および被告人評価の差異
       4-1-5. 本研究の目的と仮説
      4-2.方法
      4-3.結果
      4-4.第4章考察
       4-4-1. 国籍情報によるバイアス
       4-4-2. 事件による量刑判断プロセスの差異
       4-4-3. まとめ

    第5章:犯行場面を撮影した映像についての社会心理学的検討
      5-1. 第5章目的
       5-1-1. 日本におけるCCTVの現状と証拠利用
       5-1-2. 撮影機器の普及に伴う諸問題と研究
       5-1-3. 監視カメラ映像に関する実証的研究
       5-1-4. 日本における刑事訴訟法上の映像証拠の扱いと映像証拠問題
      5-2. 銃撃場面におけるCCTV録画映像の提示方法が印象形成に及ぼす影響
       5-2-1. 目的
       5-2-2. 方法
       5-2-3. 結果・考察
      5-3. 路上暴行場面におけるCCTV録画映像の提示方法が印象形成に及ぼす影響
       5-3-1. 目的
       5-3-2. 方法
       5-3-3. 結果・考察
      5-4. 第5章総合考察

    第6章:刑事司法改革関連法案についての改正点と心理学的問題
      6-1. 刑事司法改革関連法案の改正経緯
       6-1-1. 刑事司法改革関連法案の改正に至る社会的背景
       6-1-2. 刑事司法改革関連法案の改正案作成までの審議
       6-1-3. 刑事司法改革関連法案の改正の公布までと,施行以降
       6-1-4. 刑事司法改革関連法における改正点に関する全体像と成立過程における問題
      6-2. 取調べ可視化と心理学的問題
       6-2-1. 取調べ可視化の制度概要
       6-2-2. 取調べ可視化に関する問題点
       6-2-3.取調べ可視化に関する心理学的問題
      6-3. 司法取引制度と心理学的な問題
       6-3-1. 司法取引制度の制度概要
       6-3-2. 司法取引制度の問題点
       6-3-3. 司法取引制度の心理学的問題
      6-4. 取調べ可視化と司法取引について検討すべき点,意義

    第7章:警察・検察における取調べ録音・録画制度に関する法心理学的検討
      7-1. 第7章目的
       7-1-1. 取調べ可視化を巡る議論
       7-1-2. Camera Perspective Bias
       7-1-3. 日本における取調べ録画動画の問題
       7-1-4. 日本独自の取調べ録画動画提示方式でのCPB研究の2つの問題点
       7-1-5. 目的
      7-2. 取調べ録画映像の撮影・提示方法が評価に及ぼす影響の検討
       7-2-1. 仮説
       7-2-2. 方法
       7-2-3. 結果
       7-2-4. 考察
      7-3. 日本式取調べ録画映像の同時再生における映像が評価に及ぼす影響の検討
       7-3-1. 目的と仮説
       7-3-2. 方法
       7-3-3. 結果
       7-3-4. 考察
      7-4. 日本式取調べ録画映像の提示方法が視聴者の視線に及ぼす影響の検討
       7-4-1. 目的と仮説
       7-4-2. 方法
       7-4-3. 結果
       7-4-4. 考察
       7-5. 第7章総合考察

    第8章:司法取引に関する社会心理学的検討
      8-1. 取調べにおける司法取引についての心理学的問題
       8-1-1. 司法取引制度の導入と制度概要,適応された例
       8-1-2. 心理学的に司法取引を扱った研究
       8-1-3. 第8章目的
      8-2. 司法取引場面に関する質問紙調査
       8-2-1. 目的
       8-2-2. 方法
       8-2-3. 結果・考察
      8-3. 司法取引場面に関する実験室実験
       8-3-1. 目的
       8-3-2. 方法
       8-3-3. 結果
       8-3-4. 考察
      8-4. 第8章総合考察

    第9章:まとめ 日本の刑事司法改革と心理学
      9-1. 学問史・科学社会的な手法による法心理学的研究の学問史再考と現在の概観
      9-2. 国外の陪審研究での知見の裁判員制度においての検討
      9-3. 刑事司法改革関連法案における冤罪・誤判の助長の可能性の検討
      9-4. 本論文からの法心理学研究の在り方への提言と問題点

    引用文献
    索  引
  • 出版社からのコメント

    裁判員制度,取調べ可視化,司法取引に潜む種々のバイアスに焦点を当てて, 刑事司法制度改革に向け法心理学の立場から提言する。
  • 内容紹介

    刑事司法改革と市民感覚との葛藤,
    取調べ可視化と映像そのものに不離に潜む問題,
    司法取引と量刑判断とのバランスなど,
    法心理学の視点から検討を加えるなかで
    バイアスの存在に注目して科学的根拠を示し,論点を指摘する。

    ●著者紹介
    中田 友貴(なかた ゆうき)
    立命館大学大学院・文学研究科 [博士( 文学 )] (2020年)
    社会心理学/司法・犯罪心理学/心理学史を専攻
    現在 立命館大学OIC総合研究機構・専門研究員
    主要著作
    中田 友貴・若林 宏輔・サトウ タツヤ (2020). 取調べ録画動画の提示方法が自白の任意性判断に及ぼす影響 法と心理, 18, 70?85.
    中田 友貴 (2019). 裁きから見る文化/文化から見る裁き サトウ タツヤ・木戸 彩恵(編) 文化心理学 ちくまプレス
    中田 友貴・サトウ タツヤ (2019). 心理学・臨床心理学の歴史 松本 真理子・永田 雅子(編) 公認心理師基礎用語集増補改訂版 遠見書房 他
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中田 友貴(ナカタ ユウキ)
    立命館大学大学院・文学研究科、博士((文学)、(2020年))。社会心理学/司法・犯罪心理学/心理学史を専攻。現在、立命館大学OIC総合研究機構・専門研究員
  • 著者について

    中田 友貴 (ナカタ ユウキ)
    中田 友貴(なかた ゆうき)
    立命館大学大学院・文学研究科 [博士( 文学 )] (2020年)
    社会心理学/司法・犯罪心理学/心理学史を専攻
    現在 立命館大学OIC総合研究機構・専門研究員
    主要著作
    中田 友貴・若林 宏輔・サトウ タツヤ (2020). 取調べ録画動画の提示方法が自白の任意性判断に及ぼす影響 法と心理, 18, 70?85.
    中田 友貴 (2019). 裁きから見る文化/文化から見る裁き サトウ タツヤ・木戸 彩恵(編) 文化心理学 ちくまプレス
    中田 友貴・サトウ タツヤ (2019). 心理学・臨床心理学の歴史 松本 真理子・永田 雅子(編) 公認心理師基礎用語集増補改訂版 遠見書房 他

刑事司法制度改革についての法心理学的研究―裁判員制度、取調べ可視化制度、司法取引制度を中心に の商品スペック

商品仕様
出版社名:ナカニシヤ出版 ※出版地:京都
著者名:中田 友貴(著)
発行年月日:2022/03/20
ISBN-10:4779516307
ISBN-13:9784779516306
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:188ページ
縦:22cm
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