人新世―科学技術史で読み解く人間の地質時代 [単行本]
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人新世―科学技術史で読み解く人間の地質時代 [単行本]

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出版社:東海大学出版会
販売開始日: 2022/03/09
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人新世―科学技術史で読み解く人間の地質時代 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    戦後、世界人口は25億人から75億人に増えた。人間活動の加速は、地球に大変化をもたらし、同時に人間自身も大きく変ろうとしている。この地球史始まって以来の激動の時代、人新世を科学技術史から読み解き、未来を切り開くための知の力(リベラルアーツ)の必要性を示した必読の書。
  • 目次

    はじめに―本書執筆の経緯―

    序章 地球・人間・機械 ―俯瞰的見方の重要性―
    急速に変化する人間と地球
    新しい地質時代
    俯瞰的・統合的な見方
    注)
    第1章 人新世 ―人間の地質時代―
    1.1 “アントロポセン”と叫んだ
    IGBP での出来事
    大加速の時代
    米国における科学技術の発展
    マンハッタン計画
    1.2 電子・通信革命
      コンピュータの発明
      ベル研究所・イノベーションのホットスポット
      ショックレー半導体研究所
    インテルに吹く自由の風
    パーソナル・コンピュータの開花
    ソフトウェアで世界を変える
    インターネットの巨大なインパクト
    1.3 ネットワークの世界
    スモールワールドの発見
    ネットワークの構造
    ネットワークの崩壊と感染拡大
    ネットワークの急成長
    ムーアの法則
    BOX1.1 放射性炭素年代測定
    BOX1.2 日本におけるケーブル通信技術の発展
    BOX1.3 指数関数,べき関数,片対数グラフ,両対数グラフ
    BOX1.4 自然現象の「べき乗則」
    BOX1.5 ロジスティック方程式と S 字曲線
    注)
    第2章 イノベーション駆動型経済の光と影
    2.1 モノづくり立国日本の盛衰  65
    ソニーの誕生
    新自由主義とバブルの崩壊
    イノベーションの喪失
    情報産業は虚業である
    スモールビジネス・イノベーション
    2.2 中国の驚くべき発展
    毛沢東の大躍進運動と文化大革命
    鄧小平の改革開放政策
    驚異の経済発展
    2.3 グローバル経済の発展
    アダム・スミスの国富論
    マルクスとケインズ
    新自由主義経済の台頭
    アフリカの独立と発展
    2.4 人口予測・社会格差・巨大リスク
    世界人口の予測
    人口減少社会の未来
    社会格差の拡大とリスク
    注)
    第3章 気候変動の実態 ―もう戻れない?―
    3.1 地球の温暖化
    大気 CO2濃度の上昇
    温暖化の観測データ
    気候:大気と海洋の相互作用
    地球温暖化の原因
    3.2 過去の気候変動
    歴史時代の温暖化と寒冷化
    氷期 - 間氷期サイクル
    氷河時代は来るのか
    3.3 気候システムの未来とその管理
    温暖地球の姿
    気候を支配する試み
    新生代の地球気候システム
    地球気候システムからみた地球の管理
    BOX3.1 人為起源 CO2 の行く方
    BOX3.2 元素の安定同位体比を用いた古環境の復元
    注)
    第4章 地球環境と人間社会 ―共生への挑戦―
    4.1 海洋の変貌
    水の驚くべき性質
    海洋の生態系と物質循環
    海洋深層大循環の変化
    ミニ大洋としての日本海
    白亜紀の海洋無酸素事変
    地下生命圏とメタンハイドレート
    4.2 地球生態系と環境変化
    外来生物と生態系
    有機汚染物質の問題
    海洋プラスチックゴミ
    大気汚染物質 PM2.5
    4.3 災害との闘い
    スーパー台風の脅威
    日本列島を襲うスーパー台風のインパクト
    サイクロンとサバクトビバッタ
    最悪の厄災:ハイチ地震とコレラ
    4.4 新興感染症の時代
    史上最悪のパンデミック
    新興感染症の台頭
    狂牛病の恐怖
    新興感染症ウイルスの起源
    新型コロナウイルスの衝撃
    新型コロナウイルス感染症ワクチンへの道
    4.5 地球と私たちの大きな物語
    地球と共存する社会
    MDGs と SDGs
    アース・ソサエティ3.0
    BOX4.1 国際深海掘削計画と「ちきゅう」
    BOX4.2 驚異の海 駿河湾
    注)

    第5章 私たちは何ものか ―地球生命・人工生命としての人間―
    5.1 惑星のハビタビリティー
    ビッグバンの証明
    太陽系を構成する星
    系外惑星の発見
    5.2 地球生命と人工生命の進化
    DNA の構造解明
    生命のセントラル・ドグマと系統樹
    生命の進化史
    情報ネットワークとしてみた生物体
    ミニマムセルと合成生物学
    ウイルスとは何か
    コンピュータの中に生命を作る
    コンピュータ・ウイルスは人工生命か
    5.3 ヒトの発生と環境適応
    受精卵からの発生
    胚の分化
    微生物・ウイルスとの共生
    脳の機能と成長
    心の発達
    5.4 人工知能の驚異的進歩
    ダートマス会議
    深層学習の発達
    人工知能・人工生命とゲーム
    私たちは何ものか
    BOX5.1 フェルミ・パラドックス
    BOX5.2 人類の進化
    BOX5.3 微生物の星
    BOX5.4 電磁気の星
    注)

    第6章 アメリカ大陸の人類史 ―食をめぐる興亡―
    6.1 アメリカ大陸への人類の移住
    南北アメリカ大陸の地史
    化石 DNA 革命 ―ヒトとネアンデルタール人
    巨大哺乳動物群の絶滅
    南北アメリカ大陸の文明
    驚異のアマゾン農業地帯
    トウモロコシの起源
    6.2 ヨーロッパ人による新大陸の発見
    ヒトと感染症
    恐るべき悲劇の始まり
    バイソンとリョコウバトの絶滅
    植民地化と独立宣言
    6.3 米国農畜産業の発展
    西部の開拓
    緑の革命
    人新世の覇者
    米国畜産業の現状
    オーガニック農業
    現代農畜産業の課題
    BOX6.1 古代農業遺跡
    注)

    第7章 エネルギー・食料・都市 ―アース・ソサエティ3.0への道―
    7.1 エネルギーの大転換
    東日本大震災 ―新たな時代の始まり―
    石油会社の衰退と産業の変化
    原子力発電の盛衰
    再生可能エネルギーの時代
    7.2 21世紀デジタル技術による社会革命
    スマホの登場
    5G移動通信システムとスマートシティ
    7.3 食料生産のパラダイムシフト
    水産業の危機
    スマート農業・植物工場
    肉を求める
    ゲノム編集技術と食のパラダイムシフト
    7.4 都市の過去・現在・未来
    ブロードストリート・コレラ・アウトブレイク
    ロンドンの下水道大改革
    日本の上水道改善
    シンガポールの発展と水事情
    パリの大改造
    都市構造の共通性
    未来都市のデザイン
    BOX7.1 CCS(Carbon Capture and Storage)技術
    BOX7.2 海底資源の探査と開発
    注)

    終章 大きな物語の創新と私たちの役割
    人新世の編年
    知の創新と大きな物語
    人間力の復興と私たちの役割
    注)

    おわりに
    文献リスト:日本語文献
    文献リスト:英文文献
    Google Earth で見る人新世
    1.地球の変化
    2.干拓・埋立地・都市
    3.農業,鉱業の発展
    4.原子力発電所の事故
    5.核爆発実験の爪痕

    人名索引
    事項索引
  • 内容紹介

    戦後、世界人口は25億人から75億人に増えた。人間活動の加速は地球に大変化をもたらし、同時に人間自身も大きく変わろうとしている。
    この地球史始まって以来の激動の時代、人新生を科学技術史から読み解き、未来を切り開くための知の力(リベラルアーツ)の必要性を示した必読の書。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    平 朝彦(タイラ アサヒコ)
    東海大学教授・海洋研究所長。国立研究開発法人・海洋研究開発機構・顧問。東京大学名誉教授。宮城県生まれ。宮城教育大学附属小中学校、仙台第二高等学校、東北大学理学部を卒業、テキサス大学ダラス校で博士課程修了、Ph.D.。1978年から高知大学理学部助教授、1985年から東京大学海洋研究所教授、2002年から海洋研究開発機構の地球深部探査センター長、理事をへて2012年4月~2019年8月まで理事長を歴任。現、同機構顧問。2020年4月から東海大学教授・海洋研究所長に就任。四万十帯および南海トラフを中心としたプレート沈み込み帯の付加作用の研究で地質学に新分野を創成した。地球深部探査船「ちきゅう」を用いた深海科学掘削に参画、海洋地球科学での最先端分野と学際領域の開拓を目指してきた。1994年アメリカ地質学会フェロー、2006年に日本地質学会賞、2007年に日本学士院賞、2015年英国王立天文学会名誉フェロー、2018年に仏国レジオン・ドヌール勲章シュバリエを受賞
  • 著者について

    平 朝彦 (タイラ アサヒコ)
    東海大学教授・海洋研究所長。国立研究開発法人 海洋研究開発機構・顧問。東京大学名誉教授。
    四万十帯および南海トラフを中心としたプレート沈み込み帯の付加作用の研究で地質学に新分野を創生。地球深部探査船「ちきゅう」を用いた深海科学掘削に参画、海洋地球科学で最先端分野と学際領域の開拓を目指してきた。

人新世―科学技術史で読み解く人間の地質時代 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:東海大学出版部 ※出版地:平塚
著者名:平 朝彦(著)
発行年月日:2022/03/20
ISBN-10:4486022009
ISBN-13:9784486022008
判型:A5
発売社名:東海大学出版部
対象:専門
発行形態:単行本
内容:自然科学総記
言語:日本語
ページ数:401ページ
縦:21cm
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