中国の「よい戦争」―甦る抗日戦争の記憶と新たなナショナリズム [単行本]
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中国の「よい戦争」―甦る抗日戦争の記憶と新たなナショナリズム [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2022/07/22
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中国の「よい戦争」―甦る抗日戦争の記憶と新たなナショナリズム の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    なぜいま抗日戦争なのか?注目の背景にある変化とは?オックスフォード大学の専門家が、政界と学界、映画、ソーシャル・メディア上の議論までを読み解く。
  • 目次

    日本版への序文
    はじめに──中国の戦争、記憶、ナショナリズム
    第二次世界大戦と国際秩序における中国の位置づけ/記憶の回路/日中関係

    第1章 熱い戦争と冷たい戦争──中国の闘い 1937-1978年
    中国にとっての第二次世界大戦の起源と過程/国民党の戦争/自由より秩序を/新しい国際秩序/冷戦時代/戦後史の国際的な分裂? /中華人民共和国時代の戦争の記憶

    第2章 歴史をめぐる戦争──中国の政治を形づくる歴史研究
    太平洋の両側の戦争史/胡喬木の二面性/戦時史と現代政治──1990年代-2010年代/物議をかもした日付/2010年代の学術界の状況

    第3章 記憶、郷愁、破壊──中国の公的な領域は第二次世界大戦をどのように受け容れたのか
    抗日戦争紀念館/抗日戦争紀念館は世界戦争をどのように描くのか/1990年代の文学戦争/ベビーブーム世代と儒教の比喩的表現/問題含みの記憶──禁じられたのか、あるいは忘れられたのか?

    第4章 古い記憶と新しいメディア──インターネット、テレビ、映画のなかの戦時史
    崔永元のテレビ探求/映画と被害者であることの力/「国粉」現象

    第5章 重慶から延安まで──地域の記憶と戦時中のアイデンティティ
    忘れられた街へのレクイエム/忘却と記憶/西南部とその向こう側──国民党地域の非公式の記憶/戦争の記憶、インサイダー政治、薄熙来事件/反対側──延安の記憶/飢えと記憶

    第6章 カイロ症候群(シンドローム)──第二次世界大戦と現代中国の国際関係
    冷戦とポスト冷戦時代/カイロ会談の第二の人生/軍事パレード──地政学的スペクタクルとしての戦争史/南シナ海の紛争/正義、道徳、外交/ナチ・ドイツと日本の比較/新しいマーシャル・プラン?

    終章 中国の長い戦後

    謝辞
    解説 なぜ抗日戦争は「よい戦争」となったのか?  関智英
    原注
    人名索引
  • 出版社からのコメント

    なぜいま中国で抗日戦争(日中戦争)の記憶が甦っているのか? オックスフォード大学の専門家が大国の新たな論理を読み解く話題作。
  • 内容紹介

    かつては限られた語りしか許されていなかった抗日戦争(日中戦争)の記憶が、国力を増す中国でいま、「よい戦争」として甦っている。タブーだった蒋介石と国民党に対する再評価が進み、第二次世界大戦後の国際秩序の形成に自国が果たした役割にも、新たなまなざしが向けられている。何が起きているのか?
    本書は、オックスフォード大学で現代中国史を研究する第一人者が、1980年代以降の政界と学界の動向から、博物館の展示拡充、文学潮流、人気映画、ソーシャル・メディア上の議論までを取り上げ、中国のナショナリズムと内的論理を多角的に分析するものである。
    射程は現在の日中関係にも及ぶ。『南京! 南京!』『エイト・ハンドレッド(八佰)』など中国のヒット映画と、『永遠の0』『この世界の片隅に』ほか日本の人気作との違いを論じ、歴史教科書問題や尖閣諸島(釣魚群島)をめぐる対立の背景に潜む異なる記憶の回路にも迫っていく。
    日中関係の今後を考えるうえでも新たな手がかりとなる本書は、『フォーリン・アフェアーズ』『スペクテイター』『アジアン・レビュー・オブ・ブックス』などで年間ベストブックにも選ばれた。日本版序文と監訳者による解説を収録。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ミッター,ラナ(ミッター,ラナ/Mitter,Rana)
    オックスフォード大学教授(現代中国史・政治)。同学中国センターのディレクターも務める。ケンブリッジ大学で博士号取得(中国史)。著書Forgotten Ally(Houghton Mifflin Harcourt,2013、英国版China’s War with Japan 1937‐1945)は『エコノミスト』『フィナンシャル・タイムズ』などの年間ベストブックに選ばれ、複数の賞を受賞。英国学士院特別会員、大英帝国勲位の4等勲爵士

    関 智英(セキ トモヒデ)
    津田塾大学学芸学部准教授(中国近現代史、日中関係史)。2011年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。14年、同大学より博士(文学)授与

    濱野 大道(ハマノ ヒロミチ)
    翻訳家。ロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS)卒業、同大学院修了
  • 著者について

    ラナ・ミッター (ラナミッター)
    (Rana Mitter)
    オックスフォード大学教授(現代中国史・政治)。同学中国センターのディレクターも務める。ケンブリッジ大学で博士号取得(中国史)。著書Forgotten Ally(Houghton Mifflin Harcourt, 2013、英国版Chinaʼs War with Japan 1937-1945)は『エコノミスト』『フィナンシャル・タイムズ』などの年間ベストブックに選ばれ、複数の賞を受賞。その他の著書に、The Manchurian Myth(University of California Press, 2000)、『五四運動の残響』(吉澤誠一郎訳、岩波書店、2012年)などがある。BBC、 CNN、 NPR、「ヒストリー・チャンネル」、『ニューヨーク・タイムズ』などへの寄稿・出演多数。英国学士院特別会員、大英帝国勲位の4等勲爵士。

    関智英 (セキトモヒデ)
    (せき・ともひで)
    津田塾大学学芸学部准教授(中国近現代史、日中関係史)。2011年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。14年、同大学より博士(文学)授与。著書『対日協力者の政治構想――日中戦争とその前後』(名古屋大学出版会、2019年)で大平正芳記念賞、三島海雲学術賞(人文科学部門)を受賞。監修に『日中戦争期「対日協力政権」』(全10巻、ゆまに書房、2020-21年)、共編訳に『文革――南京大学14人の証言』(董国強編、築地書館、2009年)のほか、論文多数。

    濱野大道 (ハマノヒロミチ)
    (はまの・ひろみち)
    翻訳家。ロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS)卒業、同大学院修了。訳書にロイド・パリー『狂気の時代』(みすず書房、2021 年)、ケイン『AI監獄ウイグル』(2022年)、レビツキー & ジブラット『民主主義の死に方』(2018年)、ヒル & ガディ『プーチンの世界』(共訳、2016年。以上新潮社)、フリードマン『2020-2030 アメリカ大分断』(早川書房、2020年)など多数。

中国の「よい戦争」―甦る抗日戦争の記憶と新たなナショナリズム の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:ラナ ミッター(著)/関 智英(監訳)/濱野 大道(訳)
発行年月日:2022/07/19
ISBN-10:4622090872
ISBN-13:9784622090878
判型:B6
発売社名:みすず書房
対象:教養
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:352ページ
縦:19cm
重量:400g
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