老警(角川文庫) [文庫]

老警(角川文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  Ａ県の小学校で起きた前代未聞の無差別大量殺人。犯行後、犯人の男は居合わせた警官から奪った拳銃で自殺する。現役警官である男の父もまた、直後に自死。県警本部は混乱の坩堝と化した。謎多きこの事件の解明に乗り出したキャリア女警の由香里は、捜査の末、驚きの真実を見つける。ベテラン警察官達の矜持と保身、組織の理不尽と世間の無情、引きこもりとその家族の実情―数々の問題提起を孕んだ社会派警察ミステリー。

• 目次

  序　章
  第１章　老警の鬼子　　
  第２章　老警の自決　　
  第３章　老警の偽計　
  第４章　老警の投了　　
  終　章
  
  解　説　東えりか

• 出版社からのコメント

  加害者は警察官の息子。世間は犯人を、親を、どう断罪するのか！？

• 内容紹介

  Ａ県の小学校で起きた前代未聞の無差別大量殺人。犯行後、犯人の男は居合わせた警官から奪った拳銃で自殺する。現役警官である男の父もまた、直後に自死。県警本部は混乱の坩堝【るつぼ】と化した。謎多きこの事件の解明に乗り出したキャリア女警の由香里は、捜査の末、驚きの真実を見つける。ベテラン警察官達の矜持と保身、組織の理不尽と世間の無情、引きこもりとその家族の実情――数々の問題提起を孕んだ社会派警察ミステリー。
  
  図書館選書
  地方都市で起きた無差別通り魔事件。加害者の父親は県警に勤める警察官だった――。「警察一家」である絶望と警察組織の絶望、その中で、犯人の息子は何を思い、犯行に走ったか……。社会派警察ミステリー。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  古野 まほろ(フルノ マホロ)
  東京大学法学部卒業。リヨン第３大学法学部第３段階「Ｄｒｏｉｔ　ｅｔ　Ｐｏｌｉｔｉｑｕｅ　ｄｅ　ｌａ　Ｓ´ｅｃｕｒｉｔ´ｅ」専攻修士課程修了。フランス内務省より免状「Ｄｉｐｌ＾ｏｍｅ　ｄｅ　Ｃｏｍｍｉｓｓａｉｒｅ」授与。なお学位授与機構より学士（文学）。警視庁１種警察官として交番、警察署、警察本部、海外、警察庁等で勤務の後、警察大学校主任教授にて退官。２００７年、故・宇山日出臣氏に絶賛され、『天帝のはしたなき果実』で第３５回メフィスト賞を受賞しデビュー。有栖川有栖、綾辻行人両氏に師事

• 著者について

  古野　まほろ (フルノ　マホロ)
  東京大学卒。リヨン第三大学法学部第三段階専攻修士課程修了。元警察官僚。2007年『天帝のはしたなき果実』でデビュー。以後続く「天帝シリーズ」は、高校生、大学生を中心に熱狂的なファンを獲得。他著作に『絶海ジェイル』『背徳のぐるりよざ』『その孤島の名は、虚』など。

老警(角川文庫) [文庫] の商品スペック