臨床現場におけるパーソン・センタード・セラピーの実務―把握感sense of gripと中核条件 [単行本]
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臨床現場におけるパーソン・センタード・セラピーの実務―把握感sense of gripと中核条件 [単行本]

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出版社:創元社
販売開始日: 2022/09/16
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臨床現場におけるパーソン・センタード・セラピーの実務―把握感sense of gripと中核条件 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    PCTのセラピストの頭の中はどうなっているんですか?「受容・共感が大事」と唱えているだけでは心理療法はできない。being論である中核条件を臨床現場の実務につなぐdoing論はないのか?受容・共感で本格的にクライエントに関わりたいと願う臨床家の待望の書。
  • 目次

    はじめに

    第一章 PCTは「何をするのかdoing」 を示すことについて
     1 PCTは「何をするのか」doing
     2 中核条件論ではセラピーの進捗が分からない
     3 「何をするのか」doing は個々のセラピストが取り組むべき課題
     4 「何をするのか」doing を示すこと、をどう考えるか
     コラム 学派との付き合い

    第二章 成長モデル/類似の職種/インフォームド・コンセント
     1 医療モデルの心理療法とは異なる成長モデル
     2 PCTに近いスタイルの職種
     3 「自分は分かっていない」ことを分かっている
     4 インフォームド・コンセント
     コラム 音楽家からセラピーを考える私の癖

    第三章 「実現傾向」という概念は臨床実践で使えるか
     1 実現傾向を信じられない
     2 実現傾向を信じるために私が考えついたイメージ
     3 実現傾向を許容する環境、肯定的な眼差し、能力、褒めること
     4 セラピー現場において実現傾向をどう扱うか
     コラム 実現傾向の強すぎる影響

    第四章 「何とかできそう」という感覚を求めて
     1 「何とかできそう」、「何とかなりそう」という感覚
     2 「何とかなりそう」という感覚
     3 事態をコントロールしたい欲求
     4 心理臨床場面に関する情報
     5 心理療法の中心テーマ:自分自身
     6 情報に関するPCTの考え方
     コラム 混沌としていた時期、どう生きていたか?

    第五章 把握感 sense of grip を求める対話
     1 把握感を求める
     2 把握感 sense of grip を持ちやすい場合
     3 クライエントは把握感を持ちやすい情報を自ら作り出そうとしている
     4 クライエントにより異なる把握感 sense of grip の体験
     コラム reflection 部分を翻訳すると……

    第六章 内的あり様を整える中核条件
     1 無条件の受容に向けて収斂する中核条件
     2 同時並行的に生起する「感じ/考え」と気づき性向
     3 中核条件でセラピストのあり様が変わる
     4 PCTでクライエントはどうなるのか
     5 技法を用いる場合
     コラム 自立・自律・孤独と関係性(その1)

    第七章 自己一致
     1 クライエントへのネガティブな感情を巡って
     2 自己不一致の経験
     3 自己不一致に気づく意義
     4 自己一致の度合いを高める
     5 自己一致の基盤:個人としてのセラピスト
     6 ほかの中核条件および「深い関係性 relational depth」理論との関係
     7 クライエントに対するネガティブな感情
     コラム 神田橋先生から離れ、かつ支えられ……

    第八章 無条件の受容
     1無条件の受容はシンプルそうだが、最も大事な概念
     2 無条件の受容に向けて
     3 無条件の受容に関する自問
     4 無条件の受容のために普段の訓練で「何をするのか」doing
     5 無条件の受容のためにセッション内で「何をするのか」doing
     コラム 自立・自律・孤独と関係性(その2)

    第九章 共感的理解
     1 クライエントにとって共感的に理解されることの意味
     2 何を共感的に理解するのか
     3 共感的理解の内的努力 doing
     4 共感的理解のための内的努力を阻むもの
     コラム 村山先生の境地

    付録 訓練
     クライエント、そして自分をより深く繊細に感じ取ることを巡って
     人の成長を感じることを巡って
     無条件に受容する人間観を養うことを巡って
     コラム 生きること自体が臨床?

    おわりに
    文献
  • 出版社からのコメント

    セラピストの内面で起こる凄まじい体験!内的あり様beingの中核条件を「何をするのかdoing」で示すPCTの実務の書。
  • 内容紹介

    受容・共感・自己一致だけで臨床現場に向かうセラピストの内面で起こっている凄まじい体験! 自身と向き合う格闘の日々。内的あり様beingである中核条件だが、「何をするのかdoing」の点から示さないことには現代のセラピストのニーズには応えられない! という大胆な問題意識に基づくPCTの実務の書。「ロジャーズ派って楽天的だし、時代遅れだよ」という批判に本書ほど真正面から向き合った書はあっただろうか。

    図書館選書
    受容・共感・自己一致だけで臨床現場に向かうセラピストの内面で起こっている凄まじい体験! 内的あり様beingである中核条件を「何をするのかdoing」の点から示して現代のセラピストのニーズに応える実務の書。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中田 行重(ナカタ ユキシゲ)
    関西大学心理学研究科教授。桂メンタルクリニック(京都)カウンセラー。臨床心理士。公認心理師。PCA‐Kansai代表。フォーカシング、エンカウンター・グループの研究から現在のパーソン・センタード・セラピーの研究に至る
  • 著者について

    中田 行重 (ナカタ ユキシゲ)
    中田行重(なかた・ゆきしげ)
    関西大学心理学研究科教授。桂メンタルクリニック(京都)カウンセラー。臨床心理士。公認心理師。PCA-Kansai代表。フォーカシング、エンカウンター・グループの研究から現在のパーソン・センタード・セラピーの研究に至る。著書に『地域実践心理学――支えあいの臨床心理学へ向けて』(共著、ナカニシヤ出版、2005)、『問題意識性を目標とするファシリテーション――研修型エンカウンター・グループの視点』(単著、関西大学出版部、2006)、『「深い関係性」がなぜ人を癒やすのか――パーソン・センタード・セラピーの力』(共訳、創元社、2021)などがある。

臨床現場におけるパーソン・センタード・セラピーの実務―把握感sense of gripと中核条件 の商品スペック

商品仕様
出版社名:創元社 ※出版地:大阪
著者名:中田 行重(著)
発行年月日:2022/09/20
ISBN-10:4422117874
ISBN-13:9784422117874
判型:A5
発売社名:創元社
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:240ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:310g
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