挑戦を受ける民主主義と資本主義―ショックセラピー2035 [単行本]
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挑戦を受ける民主主義と資本主義―ショックセラピー2035 [単行本]

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出版社:東京書籍
販売開始日: 2022/10/29
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挑戦を受ける民主主義と資本主義―ショックセラピー2035 の 商品概要

  • 目次

    まえがき

    第1章 トランジション(体制移行)の時代が来た!
    ―ウクライナ危機に見る世界情勢―

    ウクライナとロシアの関係/ウクライナの「苦々しい現実」/ウクライナ侵攻と核兵器使用の恐怖/NPTという不平等な条約/戦争は不可避なのか/インテグレーション(統合)と経済安全保障/ロシアは何としてもNATO拡大を防ぎたい/プーチン大統領の価値観と歴史観/民主主義国家か集産主義国家か/プーチン大統領は何を考えているのか?/アメリカは何をしているのか?/アメリカ社会はどう考えているのか?/バイデン大統領の「一般教書演説」では?/民主主義国は互いに戦争をしない/相互安全保障の考え方とシビリアンコントロール/「キューバ危機」と「ウクライナ危機」/何が真実なのかがわからないという「苦々しい現実」/オスマン帝国の血を引く誇り高き国トルコ/巧みな外交を進めるトルコ/ロシアのウクライナ軍事侵攻に対するEUの対応/ロシアをSWIFTから排除する?/ロシア産天然ガスをめぐる問題/EU成立の経緯と通貨統合/国連はなぜ動けないのか?/日本の『外交青書2022』では?

    第2章 成功体験にしがみつく日本
    ―変貌をくり返す資本主義―

    なぜバイデン大統領は「新しい資本主義」に賛同したのか/資本主義が抱える潜在的・顕在的な不満や憤りにどう対処するか/「新しい資本主義」はダボス会議でも絶賛/「資本主義」の危機は今に始まったことではない/福祉国家資本主義と石油ショック/米英の新自由主義と日本の民営化/新自由主義とインカムギャップ/「第三の道」を模索/何が解決すべき問題なのかを明確にする必要がある/「日本の資本主義の父」渋沢栄一/市場の失敗・政府の失敗/新自由主義の考え方/トランプ大統領のメキシコ国境壁建設問題/日本の安全保障にとっても「算盤」が重要/アマルティア・センの「ケイパビリティ」/ガルブレイスの「依存効果」/SNSが不満を高めている?/変われない国・ニッポン/人間は成功したものを守ろうという気持ちが強い

    第3章 社会の分断に歪(ひず)む大国
    ―アメリカと民主主義の危機―

    民主主義サミットの開催と北京オリンピック外交のボイコット/アメリカの影響力の低下を露呈した?/「中国的民主」に透けてみえる中国の自信/「中国的民主」と「アメリカ民主の状況」/民主主義の深刻な矛盾を抱えているアメリカ/「アメリカ一強時代」は終焉の危機/アメリカにおける保守とリベラル/「保守かリベラルか」から、「上か下か」へ/BBBはなぜ上院を通過できなかったのか?/混迷の度を深める共和党/第二次南北戦争が起こる可能性/アメリカンドリームはもはや存在しない/アメリカは極めて特殊性の高い国/若者にとってアメリカは「One of them」の国/トクヴィルの『アメリカのデモクラシー』/アメリカ議会と大統領の権限/決められないアメリカ議会/「移民議員」が「決められない議会」に拍車をかけている/民主主義は最悪の政治形態らしい。ただし、……/アメリカの混迷と世界秩序/チャップリンは現代民主主義をどうシニカルに描くだろうか

    第4章 暴走か失速か!
    ―アメリカから見た中国―

    成長鈍化の兆しが見られる中国経済/中国はまだ先進国に成り得ていない?/米中二大強国論から中国脅威論へ/小説『一九八四年(ジョージ・オーウェル著)』と重なる中国の姿/アメリカで高まる対中警戒感/アメリカは米中関係を「新しい冷戦」とは呼ばない/経済における国家の役割が肥大化した中国/RCEPとTPPを利用して自由貿易の風を起こす/経済成長がないと中国の矛盾が露呈する/とかく見落とされがちな中国の現実/「デジタル人民元」が突きつける選択/中国の一党独裁とビッグデータ/データプライバシーのない中国/「リベラル能力資本主義」か「政治的資本主義」か/個人主義か集産主義か/2035年の世界のために何ができるかを考えよう

    第5章 情報機関とセキュリティ・クリアランス
    ―日本の安全保障を考える―

     「経済は力」である/インフレが経済を変える?/自然利子率がマイナスになるとは?/世界経済は予想以上に急回復している/マーケット(市場)はインフレを警戒している/膨張するアメリカの財政赤字/ロシアの拡大主義をどう見るか/「屈辱」を梃子に領土拡大を推進する中国/クアッドとインド/インドはなぜロシア非難決議で棄権したのか/ブラジルとインドネシア/アメリカは目を覚ますか?/ロシアに対する経済制裁は?/リベラル・ワールド・オーダーにロシアを引き込む/ファイブ・アイズとセキュリティ・クリアランス/日本は情報収集能力を高める必要がある/スマートパワーの時代

    第6章 2035年のショックセラピーに備えて
    ー「変われない国」から「変われる国」へー

    さまざまな不便がなくなった時代/日本の低成長は「コンプレックス・スタグネーション」/日本の官僚制度と政治/完璧を求めすぎる国・ニッポン/日本社会が目指すべき方向と三つの要素/ピアプレッシャーが国の姿を変える/ユーラシア大陸の東からの外圧で国の姿を変えてきたニッポン/2035年のショックセラピーを考える/2035年のショックセラピーに備えて/CRICサイクルからCRIPサイクルへ/「ゴミ箱理論」とアメリカのショックセラピー/リーダー民主主義に必要なこと/人的資源の重要性/日本の長寿化と転職のススメ/異質なものを受け入れる社会にする/日本の「ジェンダー・ギャップ指数」は世界116位に低迷/アファーマティブ・アクションによってギャップを解消する/女性のプロフェッショナルを増やす
  • 出版社からのコメント

    変貌する国際社会の未来は? その時日本は? 今、注目の二人が、資本主義と民主主義を問い直し、現代の課題に迫る。
  • 内容紹介

    現在の世界は国家・国境を越えるグローバル資本主義のもとで運営されている。資本主義という経済システムが当面崩壊することはないが、最後まで生き残るのは、能力主義を前面に押し出すアメリカ型資本主義と、国有財産を使ってビジネスを展開する中国型の政治的資本主義と言われている。
    また、民主主義国家に対抗するのが、中国やロシアなどの集産主義の国家である。これらの国は、政府が生産手段などの集約化・計画化・統制化を行う経済思想に基づいて運営されている。
    資本主義は主義・主張・思想を指すわけではないが、それを支える民主主義、自由主義などの思想と混ざり合って発展してきた。そこに民主主義を否定する中国型資本主義と集産国家の代表であるロシアが挑戦してきた。
    本書では、改めて資本主義と民主主義を問い直し、現代の課題に迫るとともに、今後世界はどこに向かい、我々は何をなすべきかを検証する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    竹中 平蔵(タケナカ ヘイゾウ)
    1951年、和歌山県和歌山市生まれ。一橋大学経済学部卒。博士(経済学)。日本開発銀行に入行。大蔵省財政金融研究室主任研究員、大阪大学経済学部助教授、ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て、2001年より小泉内閣で経済財政政策担当大臣、総務大臣、郵政民営化担当大臣などを歴任。現在、慶應義塾大学名誉教授。アカデミーヒルズ理事長。SBIホールディングス(株)独立社外取締役。WEF(ダボス会議)理事。国連経済社会ハイレベルアドバイザリー・ボードメンバー

    中林 美恵子(ナカバヤシ ミエコ)
    1960年、埼玉県深谷市生まれ。跡見学園女子大学国文学科卒。ワシントン州立大学大学院政治学部修士課程修了。大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課程修了。博士(国際公共政策)。1992年、米国国家公務員として連邦議会上院予算委員会に正規採用され、2002年まで上院予算委員会の共和党側に勤務。約10年間、米国の財政・政治の中枢で公務に従事。衆議院議員(2009年~12年、民主党)。2013年より早稲田大学准教授を経て2017年早稲田大学教授。グローバルビジネス学会会長。米国マンスフィールド財団名誉フェロー。凸版印刷(株)社外取締役
  • 著者について

    竹中 平蔵 (タケナカ ヘイゾウ)
    著者:竹中平蔵
    1951年、和歌山県和歌山市生まれ。 一橋大学経済学部卒。博士(経済学)。日本開発銀行に入行。大蔵省財政金融研究室主任研究員、大阪大学経済学部助教授、 ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て、2001年より小泉内閣で経済財政政策担当大臣、総務大臣、郵政民営化担当大臣などを歴任。現在、慶應義塾大学名誉教授。アカデミーヒルズ理事長。SBIホールディングス(株)独立社外取締役。WEF(ダボス会議)理事。国連経済社会ハイレベルアドバイザリー・ボードメンバー。
    <主な著書>
    『考えることこそ教養である』 クロスメディア・パブリッシング(2021年)、『ポストコロナの「日本改造計画」 デジタル資本主義で強者となるビジョン』PHP研究所(2020年)、『偉人たちの経済政策』KADOKAWA(2019年)、『平成の教訓 改革と愚策の30年』PHP研究所(2019年)、『この制御不能な時代を生き抜く経済学』講談社(2018年)、『第4次産業革命!日本経済をこう変える。』PHP研究所(2017年)など多数。

    中林 美恵子 (ナカバヤシ ミエコ)
    著者:中林美恵子
    1960年、埼玉県深谷市生まれ。跡見学園女子大学国文学科卒。ワシントン州立大学大学院政治学部修士課程修了。大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課程修了。博士(国際公共政策)。1992年、米国国家公務員として連邦議会上院予算委員会に正規採用され、2002年まで上院予算委員会の共和党側に勤務。約10年間、米国の財政・政治の中枢で公務に従事。衆議院議員(2009年~12年、民主党)。2013年より早稲田大学准教授を経て2017年早稲田大学教授。グローバルビジネス学会会長。米国マンスフィールド財団名誉フェロー。凸版印刷(株)社外取締役。
    <主な著書>
    『アメリカ政治の地殻変動』東京大学出版会(共著)(2021年)、『トランプ政権の分析:分極化と政策的収斂との間で』日本評論社(共著)(2021年)、『沈みゆくアメリカ覇権:止まらぬ格差拡大と分断がもたらす政治』小学館新書( 2020年)、『トランプ大統領はどんな人?』幻冬舎(2018年)、『トランプ大統領とアメリカ議会』 日本評論社(2017年)など多数。

挑戦を受ける民主主義と資本主義―ショックセラピー2035 の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京書籍
著者名:竹中 平蔵(著)/中林 美恵子(著)
発行年月日:2022/10/31
ISBN-10:4487816262
ISBN-13:9784487816262
判型:B6
発売社名:東京書籍
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:264ページ
縦:18cm
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