面白くて刺激的な論文のためのリサーチ・クエスチョンの作り方と育て方―論文刊行ゲームを超えて [単行本]
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面白くて刺激的な論文のためのリサーチ・クエスチョンの作り方と育て方―論文刊行ゲームを超えて [単行本]

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出版社:白桃書房
販売開始日: 2023/07/18
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面白くて刺激的な論文のためのリサーチ・クエスチョンの作り方と育て方―論文刊行ゲームを超えて の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ひたすらリサーチ・ギャップを埋めることに固執してきた学界の通念を根底から覆し、挑戦的研究からうまれる独創的で、真に「インパクト」のある論文の執筆方法を明らかにする。
  • 目次

    第1章 リサーチ・クエスチョン―面白い理論を構築するための本質的な条件
    第2章 リサーチ・クエスチョンの構築と定式化の作業を取り巻く文脈
    第3章 ギャップ・スポッティング―リサーチ・クエスチョンを構築する際に一般的に採用されている方法
    第4章 ギャップ・スポッティング的研究に関する批判的検討―はたして面白い理論につながるアプローチなのだろうか?
    第5章 問題化―リサーチ・クエスチョンを作成するための方法
    第6章 問題化の方法論を適用してみる
    第7章 なぜ、面白い理論の構築にとっては逆効果でしかないギャップ・スポッティング的アプローチが支配的になっているのか?
    第8章 面白いリサーチ・クエスチョンを構築する―問題化そして問題化を越えて
    訳者解説(佐藤郁哉)
  • 出版社からのコメント

    ひいては社会科学が大きな成果を上げられるため、広い視野を持ち有能な研究者に求められる、リサーチ・クエスチョンの作り方を解説。
  • 内容紹介

    著者は、「良いリサーチ・クエスチョンはそれに対する答えと同じくらいに価値があり、時には答えそれ自体よりも重要である」と言う。しかしながらこれまで、実践的なリサーチ・クエスチョンの作り方、また研究に取り組む中でそれをどのように練り上げていくのかについて、十分検討されてきたとは言い難い。

    本書は、こんにちの社会科学では、ほとんどすべての領域において、膨大な量の研究が発表されているにもかかわらず、その多くは、その影響の及ぶ範囲という点で、かつてのように大きな成果をあげていないとする。このような状況は、研究者たちの同調的な傾向によって生まれてきたとして、「ギャップ・スポッティング」(先行研究の中に各種のギャップを見出し、その穴埋めをするというような意)が孕む問題を取り上げた上で、「問題化」という手法を提案する。そして、批判的思考を心がけ、型にはまらない独創的なリサーチ・クエスチョンを提起していくことの重要性を強調する。

    より魅力的でインパクトがある研究が増えていくとともに、広い視野を持った有能な研究者が育っていくことを願い、本書は執筆された。この著者たちの研究は、昨年弊社が刊行し、日本でも大きな話題となった『経営学の危機』でも随所に言及されている。同様の問題意識を持つ本書は、研究者たちの大きな注目を集めると同時に、これからの研究に力を与えてくれるだろう。
  • 著者について

    マッツ アルヴェッソン
    マッツ・アルヴェッソン:
    英国バース大学,スウェーデン・ルンド大学,豪州クイーンズランド大学各校の経営学教授。多岐にわたるテーマについて数多くの研究書を発表してきた。その中でも主な著作には次のようなものがある―Reflexive Methodology(Kaj Sköldberg との共著,Sage 2009,第2版),Understanding Organizational Culture(Sage 2012,第2版),Understanding Gender and Organizations(Yvonne Billing との共著,Sage 2009,第2版),Knowledge Work and Knowledge-Intensive Finns(Oxford University Press 2004),Changing Organizational Culture(Stefan Sveningsson との共著,Routledge 2015,第2版)など。

    ヨルゲン サンドバーグ
    ヨルゲン サンドバーグ:
    豪州クイーンズランド大学(UQ)ビジネススクール教授,UQ ビジネススクール内の学際的研究グループであるプラクティスとプロセス研究(Practice and Process Studies)の共同リーダー,英国ウォーリック・ビジネススクールの名誉教授,国際会議「哲学と組織研究(Philosophy and Organization Studies:PHILOS)」の共同創設者でもある。近著にアルヴェッソン教授との共著によるRe-Imagining the Research Process(Sage 2021)などがある。また,Academy of Management Review, Journal of Organizational Behavior, Organization Studies の編集委員をつとめている。

    佐藤 郁哉 (サトウ イクヤ)
    佐藤 郁哉:
    1955年、宮城県生まれ。77年、東京大学文学部卒業。84年、東北大学大学院博士課程中退。86年、シカゴ大学大学院修了(Ph.D.)。一橋大学大学院商学研究科教授、プリンストン大学客員研究員、オックスフォード大学客員研究員などを経て2016年より同志社大学教授。専門は経営組織論・社会調査方法論。

    主な著作に、『暴走族のエスノグラフィー』(新曜社、国際交通安全学会賞)、Kamikaze Biker(University of Chicago Press)、『現代演劇のフィールドワーク』(東京大学出版会、日経・経済図書文化賞)、『組織エスノグラフィー』(共著。有斐閣、経営行動科学学会優秀研究賞)、『社会調査の考え方[上][下]』(東京大学出版会)、『50年目の「大学解体」20年後の大学再生』(共著。京都大学学術出版会)、『大学改革の迷走』(筑摩書房)、『はじめての経営学 ビジネス・リサーチ』(東洋経済新報社)、『経営学の危機―詐術・欺瞞・無意味な研究』(訳。白桃書房)など。

面白くて刺激的な論文のためのリサーチ・クエスチョンの作り方と育て方―論文刊行ゲームを超えて の商品スペック

商品仕様
出版社名:白桃書房
著者名:M. アルヴェッソン(著)/J. サンドバーグ(著)/佐藤 郁哉(訳)
発行年月日:2023/06/26
ISBN-10:4561267824
ISBN-13:9784561267829
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会科学総記
言語:日本語
ページ数:296ページ
縦:21cm
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