現代ポーランド音楽の100年―シマノフスキからペンデレツキまで [単行本]
    • 現代ポーランド音楽の100年―シマノフスキからペンデレツキまで [単行本]

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現代ポーランド音楽の100年―シマノフスキからペンデレツキまで [単行本]

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出版社:音楽之友社
販売開始日: 2023/12/26
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現代ポーランド音楽の100年―シマノフスキからペンデレツキまで の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ポーランド共和国復興100周年(2018年)を記念して、ポーランド音楽出版社(PWM)から刊行された、1918年以降―作曲家シマノフスキ~ペンデレツキの時代―のポーランド音楽に焦点を当てた名著の待望の邦訳。新たなアプローチによって、ポーランドの歴史と社会の中に音楽をとらえ直した著作で、日本で特に有名なテクラ・ボンダジェフスカ(バダジェフスカと誤読されてきた“乙女の祈り”の作曲者)に関すること、作曲家タンスマンの来日についての記述など、日本語版独自の内容も掲載。
  • 目次

    第一章 プロローグ
     (1)ショパンの祖国
     (2)ポーランドの音楽的表象
     (3)ピアノ――独立の「揺りかご」
    第二章 第二共和国から第三共和国までの百年
     (1)復活した共和国
     (2)占領期の音楽
     (3)ポーランド人民共和国
     (4)第三共和国
    第三章 ポーランド音楽とはどのような音楽なのか
     (1)ロマン主義的、懐古的、愛国的な道
     (2)民俗的――民族的な道
     (3)宗教的な道
    第四章 音楽のための音楽
     (1)改革者――探求者たち
     (2)古楽――新たな発想
     (3)さまざまなインスピレーション
    第五章 オペラ
     (1)背景の政治とともに
     (2)第二共和国探訪
     (3)《ルッジェロ王》から《ユビュ王》まで
     (4)風景を伴うオペラ
    第六章 女性史――テクラ・ボンダジェフスカの後継者たち
    第七章 移民、亡命者、コスモポリタン
     (1)戦時中の亡命者、政治的亡命者
     (2)コスモポリタン的ポーランド人
    付録 「百年百曲。音楽と時代と自由と」プロジェクトについて
    人名索引
    訳者あとがき
  • 内容紹介

    ポーランド共和国復興100周年を記念して、2018年にポーランド音楽出版社(PWM)から刊行された、1918年以降(作曲家シマノフスキ~ペンデレツキの時代)のポーランドの音楽に焦点を当てた書籍の待望の邦訳。かつて日本で刊行された「ポーランド音楽史」はいずれも絶版で情報も古く、社会主義国時代に書かれたものだけに内容にも問題があった。しかし本書は従来とは違うアプローチでポーランドの歴史と社会の中に音楽をとらえ直した、文体も現代的な好著である。著者の女性ならではの視点も新鮮で、作曲だけではなく、政治、演奏やメディアといった世界にも新しい目配りがきいたものとなっている。図版も多く、親しみやすい。なお、日本語版独自の内容として、日本で特に有名なテクラ・ボンダジェフスカ(バダジェフスカと誤読されてきた《乙女の祈り》作曲者)に関することや、作曲家タンスマンの来日についての記述もある。本邦唯一の「ポーランド現代音楽史」。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    グヴィズダランカ,ダヌータ(グヴィズダランカ,ダヌータ/Gwizdalanka,Danuta)
    1955年、ポズナン生まれ。同地で英語学と音楽学を学び、1990年にベートーヴェンの弦楽四重奏曲をテーマとする論文で博士号を取得。さらにビドゴシュチュ音楽院で音楽史を学んだ。1991年以後は執筆活動に専念、論文や著書を数多く出版している。現代を中心としたポーランド音楽史研究の第一人者の一人

    白木 太一(シラキ タイチ)
    1959年生まれ。1982年早稲田大学第一文学部西洋史専修卒業、1986~89年、ポーランド政府給費生としてワルシャワ大学歴史研究所留学、1992年早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。現在、大正大学文学部歴史学科教授、文学博士。専門はポーランド史

    重川 真紀(シゲカワ マキ)
    大阪大学大学院文学研究科文化表現論専攻博士後期課程修了(専門分野音楽学)。博士論文「オペラ“ルッジェロ王”の成立史―資料研究と文脈研究の視座から―」で博士号(文学)を得る。2007年~09年、ポーランド政府給費生としてワルシャワ大学歴史学部音楽学学科に留学。現在、相愛大学音楽学部非常勤講師。専門は19、20世紀のポーランド音楽史、特にカロル・シマノフスキ研究
  • 著者について

    ダヌータ・グヴィズダランカ (グヴィズダランカ ダヌータ)
    1955年、ポズナン生まれ。同地で英語学と音楽学を学び、1990年にベートーヴェンの弦楽四重奏曲をテーマとする論文で博士号を取得。さらにビドゴシュチュ音楽院で音楽史を学んだ。1991年以後は執筆活動に専念、論文や著書を数多く出版している。室内音楽をテーマとした著書に『室内楽案内』(クラクフ、1996年)、『室内楽の黄金時代』(ポズナン、2016年)、また音楽文化の社会的要素を分析した著書に『音楽と政治』(1999年)、『音楽とジェンダー』(2001年)がある。そのほか、一般教養リツェウム(高等学校)の音楽教育のための教科書や、職業学校用の中世から20世紀に至るヨーロッパ音楽史に関する教科書なども執筆。作曲家の評伝として『ミェチスワフ・ヴァインベルク』、『カロル・シマノフスキ』、『ヴィトルト・ルトスワフスキ』(夫である作曲家クシシュトフ・メイェル氏との共著)がある。現代を中心としたポーランド音楽史研究の第一人者の一人。

    白木 太一 (シラキ タイチ)
    1959年生まれ。1982年早稲田大学第一文学部西洋史専修卒業、1986~89年ワルシャワ大学歴史研究所留学、1992年早稲田大学大学院史学専攻博士課程単位取得退学。現在、大正大学文学部歴史学科教授、文学博士。専門はポーランド史、ポーランド音楽文化史。主要著作に『近世ポーランド共和国の再建』(彩流社2004年)、『(新版)1791年5月3日憲法』(群像社/2016年)がある。ポーランド音楽文化史関連での著作としては、「近代初頭ポーランドの作曲家たち―古典派からショパンへの道―」『ポーランド学を知る人のために』(世界思想社/2007年)、「18世紀後半から19世紀初頭のワルシャワの作曲家と音楽会活動―近代ポーランド市民音楽形成に関する基礎的考察―」『国民音楽の比較研究に向けて―音楽から地域を読み解く試み―』(京都大学地域統合センター/2015年)、など。

    重川 真紀 (シゲカワ マキ)
    大阪大学大学院文学研究科文化表現論専攻博士後期課程修了(専門分野音楽学)。博士論文「オペラ《ルッジェロ王》の成立史――資料研究と文脈研究の視座から――」で博士号(文学)を得る。2007年~09年、ポーランド政府給費生としてワルシャワ大学歴史学部音楽学学科に留学。現在、相愛大学音楽学部非常勤講師。専門は19、20世紀のポーランド音楽史、特にカロル・シマノフスキ研究。主な論文に「シマノフスキの舞台芸術論とオペラ《ルッジェロ王》」(『アリーナ』第16号/2013年)、訳書に『ショパン全書簡 ポーランド時代』、『ショパン全書簡 パリ時代』上下巻(すべて岩波書店。共訳)、解説に『カルウォーヴィチ歌曲集』、『シマノフスキ歌曲選集』Ⅰ、Ⅱ巻(すべてハンナ社。共編)など。

現代ポーランド音楽の100年―シマノフスキからペンデレツキまで の商品スペック

商品仕様
出版社名:音楽之友社
著者名:ダヌータ グヴィズダランカ(著)/白木 太一(訳)/重川 真紀(訳)
発行年月日:2023/12/31
ISBN-10:4276112176
ISBN-13:9784276112179
判型:A5
発売社名:音楽之友社
対象:教養
発行形態:単行本
内容:音楽・舞踏
言語:日本語
ページ数:208ページ
縦:22cm
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