経理の一流、二流、三流 [単行本]

経理の一流、二流、三流 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  一流は、社長の片腕となり、会社を動かすクリエイティブな仕事をする。年々複雑化している会計処理を人の手で行っていたら、大変な労働時間になります。手を動かす仕事から、頭を使う仕事へ。常に新しい情報を仕入れ、経営的視点をもって効率よく業務を行い、他部署とうまく連携し、管理会計や精度の高い資金繰り、損益分岐点売上高の計算などにより経営者に提言できるスーパー経理パーソンになる方法をお伝えします。

• 目次

  第1章　一流の「経理マインド」とは
  
  
  三流は、ＡＩに経理の仕事を奪われ、
  二流は、ＡＩができない仕事をし、
  一流は、何の仕事をする？
  
  三流は、帳簿に記録をし、
  二流は、試算表に集計し、
  一流は、何をする？
  
  三流は、経理の仕事に達成感を得られず、
  二流は、決算業務で見つけ、
  一流は、何で見つける？
  
  三流は、経費を増やし、
  二流は、経費を減らし、
  一流は、どうする？
  
  三流は、人間関係で会社を辞め、
  二流は、コミュニケーションをとることを頑張り、
  一流は、何で解決する？
  
  三流は、経理の仕事に卑屈になり、
  二流は、裏方に徹し、
  一流は、どうする？
  
  三流は、経費のことを考えず、　
  二流は、大量購入で値引きしてもらい、
  一流は、どうする？
  
  三流は、無駄遣いをし、
  二流は、経費を節約し、
  一流は、何をする？
  
  三流は、守秘義務を果たさず話し好き、
  二流は、経理の手本の無口と言われ、
  一流は、何をする？
  
  
  三流は、経理部だけで仕事をし、
  二流は、他部署に出向き、
  一流は、どこに行く？
  
  
  第2章　一 流の「会計能力」とは
  
  
  三流は、会計の今を把握し、
  二流は、過去を確認し、
  一流は、どうする？
  
  三流は、売上目標がなく、
  二流は、売上目標を立て、
  一流は、どうする？
  
  三流は、儲かったかを確認せず、
  二流は、儲かっているかを確認し、
  一流は、どこで確認する？
  
  
  三流は、B／Sを具体的内容で認識し、
  二流は、１年基準で認識し、
  一流は、どこで確認する？
  
  三流は、他部署から何でも請負い、
  二流は、午後にまとめて行い、
  一流は、どうする？
  
  三流は、頑張れと言い、
  二流は、方針を語り、
  一流は、どうする？
  
  
  第3章　一流の「財務分析能力」とは
  
  
  三流は、取引先の状況を調べず、
  二流は、黒字会社と取引し、
  一流は、どうする？
  
  三流は、黒字で一安心し、
  二流は、売上規模と利益額で比較し、
  一流は、何で比較する？
  
  三流は、取引の安全性を判断できず、
  二流は、負債の額を見て判断し、
  一流は、何を見る？
  
  三流は、借入金の返済を考え、
  二流は、調達源泉は自己資本を増やし、
  一流は、どうする？
  
  三流は、会社の業績を損益計算書で考え、
  二流は、貸借対照表で考え、
  一流は、何で考える？
  
  
  第4章　一流の「企業会計ルール」とは
  
  
  三流は、実務経験のみで判断し、
  二流は、ＰＬ原則、ＢＳ原則も判断材料に入れ、
  一流は、何で判断する？
  
  三流は、会計処理に不安を覚え、
  二流は、唯一無二の方法にこだわり、
  一流は、どうする？
  
  三流は、仕訳を適当に行い、
  二流は、借方、貸方に配慮し、
  一流は、どうする？
  
  三流は、利益を過大計上し、
  二流は、資本取引と損益取引の区別ができず、
  一流は、どうする？
  
  三流は、利害関係者に配慮せず、
  二流は、勘定科目で処理し、
  一流は、どうする？
  
  
  第5章　一流の「デスクワーク術」とは
  
  
  三流は、融資の申込書類をオリジナルで考え、
  二流は、過去を真似し、
  一流は、何をする？
  
  三流は、眠気防止のアイテムに頼り、
  二流は、仮眠をとり、
  一流は、何で解消する？
  
  三流は、集中力が切れ、
  二流は、小さなご褒美で解消し、
  一流は、何で解消する？
  
  三流は、机の上に書類を積み上げ、
  二流は、机を片づけ、
  一流は、どうする？
  
  三流は、決算書類の整理をせず、
  二流は、段ボールに収納し、
  一流は、どうする？
  
  三流は、コウラクエンな仕事をし、
  二流は、重要で緊急な仕事をし、
  一流は、何をする？
  
  三流は、申告期限を過ぎ、
  二流は、ギリギリでミスをし、
  一流は、どう対応する？
  
  三流は、動かず、
  二流は、すぐ動き、
  一流は、いつ動く？
  
  三流は、遅くまで経理業務をし、
  二流は、期限を決め、
  一流は、どのように時間を使う？
  
  
  
  第6章　一流 の「経理リーダー」とは
  
  
  三流は、連絡事項を抽象的に伝え、
  二流は、数字で伝え、
  一流は、何で伝える？
  
  三流は、簿記一巡の手続きを口頭で伝え、
  二流は、マニュアルで伝え、
  一流は、何で伝える？
  
  三流は、ミスを恫喝し（ブラック企業）、
  二流は、ミスを指摘せず（ゆるブラック企業）、
  一流は、どうする？
  
  三流は、仕事の指示が不明瞭、
  二流は、朝、指示をし、
  一流は、どうする？
  
  三流は、何もせず、
  二流は、環境を変え、
  一流は、どうする？
  
  三流は、提案せず、
  二流は、経理的な側面から提案し、
  一流は、どうする？
  
  三流は、虫の目だけで見て、
  二流は、鳥の目も使い、
  一流は、どうする？
  
  
  第7章　一 流の「経理勉強術」とは
  
  
  三流は、資格試験を否定し、
  二流は、簿記系の資格を取り、
  一流は、どうする？
  
  三流は、値段で決め、
  二流は、自分に合うテーマで選び、
  一流は、どうする？
  
  
  三流は、経理の勉強会に何となく参加し、
  二流は、メモを取り、
  一流は、どうする？
  
  三流は、難解な学術書を読むのをあきらめ、
  二流は、熟読しようとし、
  一流は、どうする？
  
  三流は、独学で勉強し、
  二流は、先輩から学び、
  一流は、どうする？

• 出版社からのコメント

  高い経理実務スキルに加え財務的、経営的視点をもって他部署もまとめ、数字に強く経営者に提言できるスーパー経理パーソンに。

• 内容紹介

  □新時代の、経理へ。
  
  ただ仕訳入力しているだけでは、経理ソフトにとって代わられる経理部員。
  高い経理実務スキルに加え
  財務的、経営的視点をもって効率よく働き、
  他部署とうまく連携し、まとめ、
  数字全般を分析し、経営者に提言できる
  スーパー経理パーソンになるための1冊です！
  
  
  著者は、民間企業の経理担当、税理士、講師という３つの視点から、経理職の展望について分かりやすく解説できる唯一の人です。
  
  自身が「三流」の、仕事もできず上司のイヌの散歩を強いられるようなブラックな建設会社の新入り経理部員の立場から
  一念発起して簿記の勉強を始め、経理の仕事を根底から理解し、
  会社を動かす経理に育ち、
  そして簿記を教える講師として
  経営に伴走する税理士として
  日々、脳に汗して東奔西走しています。
  
  ふだんパッと華やかではありませんが
  会社を動かす裏方として控えるイメージの経理の方々が
  もっと前に出て、会社を動かす活躍をしてもらえるように
  渾身の力をこめて、書きました。
  
  がんばれ、経理！
  プロフェッショナルに、なろう。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  石川 和男(イシカワ カズオ)
  合格率ナンバーワン簿記講師、税理士、建設会社総務経理担当役員。明治大学客員研究員、一般社団法人国際キャリア教育協会理事。１９６８年北海道生まれ。「偏差値３０、名前さえ書けば全員合格」と言われた高校・大学を卒業後、建設会社に入社。経理部に配属されるが、簿記の知識はゼロ。毎日叱られ怒鳴られ、意志の弱さから毎日飲み歩き遊びまくりの生活を続け、気づいたときには３０代に。そんな怠惰な生活のなか不安を打ち消すために日商簿記３級の勉強を始める。その後、日商簿記２級、宅地建物取引業主任者試験、建設業経理士１級と、難易度を上げながらなんとか合格。最終的に、３年間休止していた税理士試験に再度挑戦し合格。偏差値３０の全員合格の高校を卒業してから３５年目の現在、税理士、建設会社で総務経理を担当しながら、簿記講師として全国各地でセミナーを開催している。著書は累計２８冊

• 著者について

  石川 和男 (イシカワ カズオ)
  合格率No.1簿記講師、税理士、建設会社総務経理担当役員。1968年北海道生まれ。埼玉県在住。大学を卒業後、建設会社に入社。経理部に配属されるが、簿記の知識はゼロ。一念発起して日商簿記２級、宅地建物取引業主任者試験、１級建設業経理士と、難易度を上げながらなんとか合格。建設会社退職後、通っていた大手専門学校で講師として採用される。当時35歳という年齢での採用は異例の抜擢だったが、はじめて受け持った担当クラスが全員合格。偏差値30から教える立場になったという経歴から、理解できない気持ちが理解できる講師と評判になり人気講師に。また、建設業経理事務士や宅地建物取引業主任者資格を持っていたため建設会社にも就職。最終的に、３年間休止していた税理士試験にも再度挑戦し合格。偏差値30の全員合格の高校を卒業してから35年目の現在、税理士、建設会社で総務経理を担当しながら、簿記講師として全国各地でセミナーを開催している。『会計の用語図鑑』（KADOKAWA）、『仕事が「速いリーダー」と「遅いリーダー」の習慣』 (明日香出版社)、『仕事が速い人は、「これ」しかやらない』 (PHP研究所)など著書多数。

経理の一流、二流、三流 [単行本] の商品スペック