大地と星々のあいだで―生き延びるための人類学的思考 [単行本]
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大地と星々のあいだで―生き延びるための人類学的思考 [単行本]



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出版社:イースト・プレス
販売開始日: 2024/05/13
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大地と星々のあいだで―生き延びるための人類学的思考 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    荒れ果てた産業林に生じたマツタケ採集のエコノミー、湖底に眠る泥が証す地質学的なカタストロフ…。3・11をきっかけにメラネシアに渡航し、祖先以前の大地と向き合う人々について思索を重ねてきた人類学者による、生き延びるための思考とは?人類史を横断する「人間以前のもの」の痕跡、そこから見えてくる新たな自然と新たな人間の未来!
  • 目次

    第1章 壊れた世界の向こう側
    2つのパンデミック
    暴れる地球と向き合う
    近代の自然観
    アンとピッピの20世紀
    「穏やかで規則的な自然と社会」という幻想
    大地からの視点

    第2章 死は地中にあり、掘ると染み出てくる
    死を埋める
    「お前の母親のクランは日本のエンペラーと同じなのか?」
    ヴィクトリアの病気
    生きた土地

    第3章 プラスチックが新しい地層になるとき
    「われわれはもう人新世に入っているのではないか」
    イェネンディ、あるいはアフリカ版『天気の子』
    未開社会から実験室へ
    地球を喰らう「ジャガー」
    人間なるものの起源へ

    第4章 『もののけ姫』を読む
    2つの文明史的転換期
    14世紀の星座
    20世紀との重ね合わせ
    再び現れる自然
    シシ神からトトロへ

    第5章 廃墟のマツタケ
    大地への不安
    マツタケとの出会い
    オレゴンの森の物語
    懐かしい香り
    ポケモンとスーパーラット
    世界の終わりと始まりのキノコ

    第6章 人間の変容
    サステナビリティの先へ
    資本主義の危機
    地球と人類のスペアを作る
    弱いサイボーグ
    ナウシカからカミーユへ

    第7章 自然の変容
    始原の庭
    バロック庭園と実験室
    再野生化のプロジェクト
    奥山からの眼差し
    無数の庭の絵が並ぶギャラリー

    第8章 星々の力
    「石の生まれ」
    オントンジャワ海台
    深い歴史
    地球の二つの顔

    終章 高原の裂開
    本書のまとめ
    高原の裂開
  • 内容紹介

    人類史を横断する「人間以前のもの」の痕跡、
    そこから見えてくる新たな自然と新たな人間の未来!

    荒れ果てた産業林に生じたマツタケ採集のエコノミー、湖底に眠る泥が証す地質学的なカタストロフ……。
    3.11をきっかけにメラネシアに渡航し、祖先以前の大地と向き合う人々について思索を重ねてきた人類学者による、生き延びるための思考とは何か。

    著者メッセージ
    本書の旅は、20世紀から21世紀に至る歴史のベクトルを「有限から無限へ」から「無限に媒介された有限」への転回として捉える視座を引き受けつつ、さらにその先に進むものであったと言える。(中略)「プラスチックが新たな地層となる」人新世の有限性を突き抜けて、その内部に再び無限――あるいは具体的・経験的な輪郭を持った無数の「他者」――を見出すことに、この時代からの解放と、新たな明晰さの獲得を賭けた。(中略)私たちが生きる高原は、今後ますます空気が薄くなっていくことがあらかじめ定められているのだ。この世界における生存と自由の可能性は、自らの足元と頭上にある力を認識し、その可能性を裂開させることにあるだろう。(終章「高原の裂開」より)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    橋爪 太作(ハシズメ ダイサク)
    1986年鹿児島県生まれ。人類学者。大阪公立大学准教授。東京大学教養学部を経て、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学科(相関社会科学専攻)にて博士号を取得。2011年、原発事故を契機として社会学から人類学へと転向し、メラネシア・ソロモン諸島にて長期フィールドワークを行う。関心領域は自然、イメージ、科学技術など。「起源の闇と不穏な未来のあいだ―現代ソロモン諸島マライタ島西ファタレカにおける社会変容の深層」(『文化人類学』87巻1号)にて第19回日本文化人類学会奨励賞を受賞
  • 著者について

    橋爪太作 (ハシヅメダイサク)
    1986年鹿児島県生まれ。人類学者。大阪公立大学准教授。東京大学教養学部を経て、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学科(相関社会科学専攻)にて博士号を取得。2011年、原発事故を契機として社会学から人類学へと転向し、メラネシア・ソロモン諸島にて長期フィールドワークを行う。関心領域は自然、イメージ、科学技術など。主な論文に「社会を持たない人々のなかで社会科学をする̶マリリン・ストラザーン『部分的つながり』をめぐって」(『相関社会科学』26号)、「未知の故郷への帰還̶ソロモン諸島マライタ島の道路建設にみるインフラストラクチャーの両義性」(古川不可知編『モビリティと物質性の人類学』〔春風社〕所収)。「起源の闇と不穏な未来のあいだ̶現代ソロモン諸島マライタ島西ファタレカにおける社会変容の深層」(『文化人類学』
    87巻1号)にて第19回日本文化人類学会奨励賞を受賞。

大地と星々のあいだで―生き延びるための人類学的思考 の商品スペック

商品仕様
出版社名:イースト・プレス
著者名:橋爪 太作(著)
発行年月日:2024/05/10
ISBN-10:4781623026
ISBN-13:9784781623023
判型:B6
発売社名:イースト・プレス
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会科学総記
言語:日本語
ページ数:320ページ
縦:19cm
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