良い売上、悪い売上―「利益」を最大化し持続させるマーケティングの根幹(MarkeZine BOOKS) [単行本]
    • 良い売上、悪い売上―「利益」を最大化し持続させるマーケティングの根幹(MarkeZine BOOKS) [単行本]

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良い売上、悪い売上―「利益」を最大化し持続させるマーケティングの根幹(MarkeZine BOOKS) [単行本]



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出版社:翔泳社
販売開始日: 2025/10/11
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良い売上、悪い売上―「利益」を最大化し持続させるマーケティングの根幹(MarkeZine BOOKS) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    なぜマーケティングは信頼されないのか?その答えが、この一冊にある!P&G出身の著者が、35年の経験と450社超(2025年10月時点)の経営相談から開発・実践した「顧客起点マーケティング」の真髄、ついに書籍化。本書の核心は、売上を「継続的に利益に貢献する良い売上」と「一過性で利益に貢献しない悪い売上」に峻別し、本来マーケティングが果たすべき役割は「良い売上」の最大化だということ。一見同じ売上でも、初回購入だけの顧客からの売上は赤字に近く、継続顧客からの売上こそが利益を生み出す構造を徹底解説する。
  • 目次

    ■目次
    はじめに 売上には、2つの“種類”がある

    序章 「良い売上」「悪い売上」とは何か?
    ・利益に貢献する「良い売上」、一過性の「悪い売上」
    ・「売上に“種類”がある」ことにピンとこない理由
    ・部門や個人の評価が売上にひもづいている
    ・利益は短期では伸びないが、売上はすぐに伸ばせる
    ・「売上向上≒利益向上」という昭和の神話
    ・「1万円の売上」は2種類ある
    ・一度購入した方も、相当の確率で離反する
    ・ウォルマート「EDLP(毎日安い)」戦略はなぜ成功したか
    ・平均すると安いKマートに顧客が来ない理由
    ・鉄板焼き店とウォルマートからの学び

    ■Column どうすれば「利益ベース」で評価できるか?

    第1章  「良い売上」を積み上げるために必要な知識
    1-1 最も基礎的な売上、費用、利益を理解する
    ・本書で提案すること -体系立った“知恵”の習得
    ・なぜマーケターは財務が苦手なのか
    ・売上、費用、利益の意味
    ・売上、費用、営業利益の関係性
    ・「営業利益」から「経常利益」「純利益」
    ・経常利益から純利益
    ・利益を算出するための項目と関係性
    ・参考:費用と投資の違い

    1-2 売上の方程式 -3つの基本変数
    ・売上 = ユニーク顧客数 × 平均購入頻度 × 平均購入単価
    ・個々の顧客を識別して売上を考える
    ・継続的な売上成長:3つの変数のバランスが重要
    ・事例で見る変数の関係性と限界
    ・各変数に対して適切な戦略や施策を講じる

    1-3 2種の費用:固定費と変動費、そして損益分岐点と限界利益率
    ・固定費と変動費:損益分岐点を構成する要素
    ・固定費(Fixed Costs):売上が変わっても一定の費用
    ・変動費(Variable Costs):売上に比例して変わる費用
    ・損益分岐点:どの時点で利益が発生するか
    ・限界利益率とは

    ■Column 粗利ベースの判断は「利益性の低下」のサインを見逃す -営業利益で見るべき理由

    第2章  ロイヤル顧客がなぜ重要か -「価値の再評価」と3つの法則
    2-1 「価値」とは何か? -企業ができるのは価値の“提案”
    ・牛乳が苦手な人にとって牛乳は価値があるか
    ・価値で分岐する、良い売上の「成長スパイラル」と悪い売上の「デススパイラル」
    ・価値の違いから生まれる異なる力学 ー「利益性へのダブルインパクト」
    ・「価値」の高さこそが、ビジネスの成否を大きく左右する
    ・購入し、体験して満足なら「価値の再評価」が起こる
    ・売上増ばかり追うと「悪い売上」が積み上がる

    2-2 2種類のビジネスモデル
    ・売上と利益の種類:ビジネスの健全性を示す指標
    ・単発購入型のビジネス
    ・継続購入型のビジネス
    ・ビジネスモデルと3変数の関係を理解する

    2-3 「パレートの法則」「1:5の法則」「5:25の法則」
    ・既存顧客の維持の重要性を示す3つの経験則
    ・3つの法則の関係性
    ・パレートの法則 -利益は上位集中する
    ・良い売上をもたらす顧客を育成する -ロクシタンの事例
    ・パレートの法則の罠 -利益貢献しない顧客にコストを割いてしまう
    ・スタートアップや新規事業におけるパレートの法則
    ・1:5の法則 -新規顧客獲得のコストは既存顧客維持の5倍
    ・5:25の法則 -離反を5%改善すると利益が25%改善する

    2-4 継続型ビジネスの顧客離反
    ・ロイヤル顧客も必ず離反する
    ・あるオンラインゲームが顧客を維持するには?

    ■Column 離反顧客の復帰コストと新規獲得コストは区別すべき

    第3章  「良い売上」はLTVが高い -時間軸で見る売上と利益
    3-1 「良い売上」における時間軸の重要性
    ・期間ごとの短期思考と顧客起点の長期思考
    ・継続的な売上と、そこからの利益を見る
    ・良い売上、悪い売上の実務活用におけるパラドックス ―ビジネスの先行指標の必要性

    3-2 継続購入型ビジネスの最重要指標 -LTV(顧客生涯価値)
    ・人気ラーメン店のLTVはいくら?
    ・LTV(顧客生涯価値):長期的な顧客関係が生み出す真の価値
    ・売上ベースではなく利益ベースでのLTV算出が不可欠

    3-3 損益分岐点とLTVとの関係性
    ・LTVが高い顧客=良い売上をもたらす顧客
    ・「ユニットエコノミクス」という概念の重要性
    ・顧客がどうなれば損益分岐点を超えるか

    3-4 LTVを向上させる6つの重点項目
    利益を最大化する戦略

    ■Column AIDMAとAISASの現代における注意点

    第4章  良い売上をもたらす顧客を見つける3つのフレームワーク:ID POS分析、5segs、9segs
    4-1 ID POSによるカスタマーダイナミクス分析 
    ・「顧客動態/カスタマーダイナミクス」とは何か?
    ・POSデータを使った基本的な分析
    ・POSデータからは“見えない”顧客がいる

    4-2 5segsのカスタマーダイナミクス分析
    ・市場(マーケット)を定義する
    ・認知/購入経験/購入頻度で5層に分ける
    ・5segsカスタマーダイナミクス

    4-3 9segsのカスタマーダイナミクス分析
    ・次回購入意向(NPI)の軸を加えて9つに分ける
    ・未来予測指標としてのNPI
    ・9segsカスタマーダイナミクス
    ・ブランディングのLTV向上への影響
    ・「良い売上」の積み上げ -ニューバランスの例をもとに
    ・各セグメントの経年変化を見る -ニューバランスの例をもとに

    ■Column ロイヤル顧客の定義が曖昧だと、いずれ利益性を損なうメカニズム

    第5章  経営を左右する二大問題とその対応
    5-1 「売上至上主義」が引き起こす問題と対策
    ・ビジネスの継続性について
    ・現在の活動が、未来の売上・利益をつくる
    ・購入サイクル8年の自動車で考える、長期的な売上と利益率
    ・長期思考のために見るべき2つの要素
    ・ビジネスの継続性を高める4つの観点
    ・売上至上主義の罠
    ・条件付きで「売上を上げる」思考
    ・理想的なアプローチ

    5-2 新商品の成長の罠 -ミルフィーユの崩壊
    ・「ミルフィーユの崩壊」とは何か?
    ・新商品の売上の頭打ちは早く、降下率は大きい
    ・新規獲得と離反(残存率)の関係
    ・プロダクトライフサイクル理論の注意点
    ・LTVに注目し、ミルフィーユの崩壊を回避する
    ・2番目、3番目が看板商品になるなら集中投資する
    ・利益ベースで見るミルフィーユ構造

    ■Column 「増収減益」から「増収増益」への転換が難しい理由

    第6章 BtoBにおける良い売上、悪い売上  -監修:福田康隆氏
    6-1 「THE MODEL」を正しく理解する
    ・福田氏との対話を通して気づいたこと
    ・THE MODELは従来と何が違うのか
    ・「良い売上」「悪い売上」および「9segs」との接続
    ・一方向に流れるという誤解

    6-2 カスタマーサクセスの再定義
    ・カスタマーサクセスは“お客様サービス”ではない
    ・良い売上を最大化するエンジンになるべき
    ・THE MODELを本来の相互プロセスにしていく

    6-3 誰が売上と利益を管理するのか
    ・LTVはどう計算されているか
    ・フィードバックする“機能”が重要

    ■Interview カスタマーサクセスが利益向上のエンジンに
    ・ICP(Ideal Customer Profile)を起点に考える
    ・利益を出すための司令塔が必要
    ・売上と利益が“扇形”になる危険なケース
    ・BtoBで良い売上を積み上げるには

    ■Column CRO(Chief Revenue Officer)の定義と意義

    特別対談 「一休.com」における良い売上の最大化
    「良い売上の最大化」で驚異的な成長を継続 一休の顧客別利益管理

    おわりに
    AIを活用し、良い売上で圧倒的に突き抜ける

    読者特典コンテンツのご案内
    5segsで考える「良い売上・悪い売上」シミュレーション/良い売上の最大化、悪い売上の最小化に活用する指標

  • 出版社からのコメント

    『顧客起点マーケティング』著者 西口一希氏が「継続的に利益に貢献する良い売上」を最大化する実践手法を徹底解説!
  • 内容紹介

    その売上は利益を生まない。今の日本に問う「売上至上主義の罠」
    なぜマーケティングは信頼されないのか?
    AIマーケティングが台頭する時代、10年後も生き残るマーケターになるための必読書

    P&G出身の著者が、35年の経験と430社超(2025年7月時点)の経営相談から開発・実践した「顧客起点マーケティング」の真髄、ついに書籍化。

    本書の核心は、売上を「継続的に利益に貢献する良い売上」と「一過性で利益に貢献しない悪い売上」に峻別し、本来マーケティングが果たすべき役割は「良い売上」の最大化だということ。

    一見同じ売上でも、初回購入だけの顧客からの売上は赤字に近く、継続顧客からの売上こそが利益を生み出す構造を徹底解説する。

    「利益性へのダブルインパクト」「ID POS分析」「ミルフィーユの崩壊」等、継続的な事業成長に欠かせない体系的な知識と実践のためのフレームワークを一冊に収録!

    6章「BtoBにおける良い売上、悪い売上」は、ジャパン・クラウド・コンサルティング株式会社 代表取締役社長/『THE MODEL』著者の福田康隆氏が監修。

    加えて「良い売上の最大化」で驚異的な成長を継続する一休 代表 榊𠄀淳氏、宿泊事業本部長の花房みのり氏との特別対談を収録。

    〈目次〉
    はじめに 売上には、2つの“種類”がある
    序章 「良い売上」「悪い売上」とは何か?
    第1章 「良い売上」を積み上げるために必要な知識
    第2章 ロイヤル顧客がなぜ重要か -「価値の再評価」と3つの法則
    第3章 「良い売上」はLTVが高い -時間軸で見る売上と利益
    第4章 良い売上をもたらす顧客を見つける3つのフレームワーク -ID POS分析、5segs、9segs
    第5章 経営を左右する二大問題とその対応
    第6章 BtoBにおける良い売上、悪い売上
    監修:ジャパン・クラウド・コンサルティング株式会社 代表取締役社長/『THE MODEL』著者 福田康隆氏
    特別対談 「一休.com」における良い売上の最大化

    〈著者〉
    Strategy Partners 代表取締役社長 兼 Wisdom Evolution 代表取締役社長 西口一希

  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    西口 一希(ニシグチ カズキ)
    株式会社Strategy Partners代表取締役。1990年大阪大学経済学部卒業後、P&Gに入社。ブランドマネージャー、マーケティングディレクターとしてブランドマネジメントを担当。2006年ロート製薬に入社、執行役員マーケティング本部長として60以上のブランドを担当。2015年ロクシタンジャポン代表取締役。アジア人初のグローバルエグゼクティブコミッティメンバー、その後ロクシタン社外取締役戦略顧問。2017年にスマートニュースへ日本および米国のマーケティング担当執行役員として参画。2019年株式会社Strategy Partnersの代表取締役として事業戦略・マーケティング戦略のコンサルタント業務および投資活動に従事。M-Force株式会社を共同創業(2024年にマクロミルに売却し現在マクロミルグループ)。2024年にWisdom Evolution Company株式会社を創業

良い売上、悪い売上―「利益」を最大化し持続させるマーケティングの根幹(MarkeZine BOOKS) の商品スペック

商品仕様
出版社名:翔泳社
著者名:西口 一希(著)
発行年月日:2025/10/14
ISBN-10:4798189782
ISBN-13:9784798189789
判型:A5
発売社名:翔泳社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:経営
言語:日本語
ページ数:352ページ
縦:21cm
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