夏目漱石の手紙に学ぶ 伝える工夫(マガジンハウス) [電子書籍]
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夏目漱石の手紙に学ぶ 伝える工夫(マガジンハウス) [電子書籍]

中川 越(著者)
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価格:¥1,222(税込)
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フォーマット:
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出版社:マガジンハウス
公開日: 2019年02月18日
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夏目漱石の手紙に学ぶ 伝える工夫(マガジンハウス) の 商品概要

  • 夏目漱石の書簡は、2500余現存し、その内容は、生活全般にわたります。
    しかも、漱石の手紙は、芥川龍之介、武者小路実篤、佐藤春夫はもとより、多くの文人たちが愛読し、そこから多くを学んでいます。
    生活書簡からにじみ出る、漱石の面白さ、そして、人生をどう生きるか、楽しむかということについて、手紙の端々から学びとることができ、若い人々にとっても非常に興味深い読み物といえます。
    実用面でも手紙の基本を知ることができます。
    ただし、漱石の手紙は、漢語調の文句や候文が混ざるなど、若い世代、あるいは現代においては、読みづらいものとなりつつあります。
    そこで今回は、いわゆる超訳的なかみくだいた現代語訳を併記したり、現代語訳だけを紹介することにより、中学生でも十分に読みこなせる内容を目指しました。
    この「夏目漱石の手紙に学ぶ 伝える工夫」では、漱石の、ユーモアを交えながら本心をうまく伝える、軽妙な気持ちのかよわせ方を紐解いていきます。親愛をこめた、ていねいなこころの伝え方が、豊かで楽しく、潤いに満ちた生活を築くということを、漱石の手紙から学びます。
  • 目次

    はじめに 
    第一章 あいさつの手紙                  
    ■近況報告/旅信
    霧を角切りにして缶詰にして日本へ持ち帰りたい
    ――珍しい風物をできるだけ具体的に紹介する
    ■近況報告/赴任先の近況
    近頃女房がもらいたくなりましたので田舎者を一匹生け捕るつもりです
    ――素直、シンプルを基本にし、ときどきやせ我慢をまじえる
    ■感想の手紙/家族写真を送ってもらった感想
    このスピードで面白い方向に顔が変化していったらたまらない
    ――ユニークな表現で、生き生きとした感想を伝える
    ■お礼の手紙/作品をほめてもらったお礼
    博士(はかせ)に推薦(すいせん)されたり勲章(くんしょう)をもらったりするよりも、はるかに勝(まさ)るありがたみです
    ――ときには感情的でおおげさな表現が深い礼意を強く伝える
    ■お礼の手紙/好意へのお礼
    お礼を言うその一方で失礼も言います
    ――失礼を恐れず正直な感想をまじえ誠意を伝える
    ■お礼の手紙/贈り物へのお礼
    大きな鮎をたくさんいただきました。とてもうれしく
    ――ちょっと大げさなぐらいにはじけて喜ぶ
    ■承諾/レコード録音の承諾
    漱石の声を録音しに来たと聞いたらびっくりして目を回すだろう
    ――承諾の返事だけでなく、愛想よく楽しい話もサービスする
    ■承諾/値引きせずを承諾
    絵は百円から一厘も引けぬとのお言葉、尊敬しながら承知しました
    ――条件をつけない承諾が理想で、承諾した理由があるとさらにいい
    ■季節のあいさつ/暑中見舞い
    私は朝から晩までサル股一つですごしています
    ――暑さを言い合い、無事を伝え、健康を祈る
    ■季節のあいさつ/年賀状
    恭(きょう)賀(が)新(しん)年(ねん) 夏目金之助 一月一日 東京牛込早稲田南町七番地
    ――自分の気持ち合った、賀詞とデザインを選ぶ
    ■通知/猫の死亡通知
    昨夜いつの間にか裏の物置のかまどの上で逝去(せいきょ)いたしました
    ――感情をまじえずにシンプルに事実だけを伝える
    ■通知/本の送付通知
    倹約(けんやく)してお金をおためなさい。時々拝借にうかがいます
    ――通知以外にいろいろな話をまじえると、さらにていねいな印象になる

    第二章 行動をうながす手紙
    ■依頼の手紙/調べものを依頼する
    いやだ、などと言ったら、卒業論文に零(れい)点をつける
    ――脅迫(きょうはく)めかして依頼すると、効果的な場合がある
    ■依頼/仕事の依頼
    あなたの筆で雅やかで面白いものを描いてくださればとても幸せです
    ――相手の自信をさりげなくくすぐり、イメージをはっきりと伝える
    ■依頼の手紙/手伝いを依頼する
    君は手伝いに来てくれるだろうね。伝四君、どう思う
    ――急がずあわてず、まずニヤリとさせてからものを頼む
    ■誘いの手紙/友人を観劇に誘う
    一人ならそんなに行きたくもない
    ――行先よりあなたの方が大切だとそれとなく強調する
    ■誘い・勧誘/海水浴に誘う
    ちょっと海に行って黒くなろうじゃありませんか
    ――楽しさを想像させる軽やかさ明るさ、興奮が必要
    ■案内の手紙/牛肉を食べる会への案内
    牛のほかにはなにも食べるものなし
    ――通信事項を正確に伝え、シンプルに会の魅力をアピールする
    ■招待・案内/食事への招待
    粗末な台所のあり合わせのもので、夕飯を差し上げたく存じます
    ほか

夏目漱石の手紙に学ぶ 伝える工夫(マガジンハウス) の商品スペック

Cコード 0095
出版社名 マガジンハウス
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紙の本のISBN-13 9784838726516
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ファイルサイズ 2.8MB
著者名 中川 越
著述名 著者

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