パッと見カッコ良くまとまっていますが、やはり設定画と比較して頭部が大き目のバランスに。そのせいでキットそのもののサイズの小ささと相まってそこはかとなく漂う食玩臭が(笑)。まぁこのままでもいいっちゃいいんで、おじさんみたいに「改造スキー」な人は気のすむまで弄りたおしてやりましょう。うんそんなに面倒くさい加工は必要ないし。…このシリーズ一番の問題は統一規格のポリ関節である「Vフレーム」ですかね。可動範囲は狭いわポーズの保定は覚束ないわで箸にも棒にもかからない役立たずなので、可動派もポーズ固定派も「置き換え」には思案不可避な訳ですよ。…固定ポーズで良いかな、うん(笑)。
|
2人のうち2人が参考になったと言っています
古いキットですが劇中のイメージにかなり忠実ですし、肩アーマーのギミックやクリヤーパーツ(劇中ザンスカールMSのビーム刃は基本黄色なのですが、何故かプラモや当時のトイは紫色になっています)、ディスプレイスタンドとサービス満点の内容です。
中級者以上の方がHGUCレベルまで作り込むのももちろんオススメしますが、初心者の方の入門用としてもちょうど良い難易度だと思います。 色分けは少ないですし、パーツの篏合も現在のガンプラより甘くてすぐあちこち取れてしまうのですが、ロボットのプラモ作りのイロハ はしっかり会得できます。 もしご家族やお友達にガンプラを始めたい、と相談されたらV・G・W・Xの古い方のキットを薦めてはいかがでしょう? 一方作り込みたい方の障害となるのがサイズです。HGUCのV・V2が1cm程大きくなってしまったんですね…。並べるためには少し大きくしなければならないのですが、むやみに脚やウエストを伸ばしただけではプロポーションが崩れる恐れがあるので頭が痛いところです。 せっかく旧キットが再販されても背丈が合わないという問題はV以降SEED DESTINYまで付きまといます。設計の段階でその辺まで配慮して頂きたいものですね…。
|