TRK-1 プリアンプ組み立てキット
4年経ちました。高価ですが、長く使えるかも知れないという感触を持ちました。 ほぼ、ヘッドホン生活なので、音量調整はヘッドホンアンプの方でするので、 余りつまみ類は触りません。なので、ボリュームのPOTが消耗して雑音を出すように なったりはしていません。電源SWは毎回押していますが、ツマミの頭が 少しテカテカ光ったくらいで、新品同様の感触を保っています。 真空管が切れることもなく、普通に生活の一部的に使えています。 美音効果装置(エフェクター)的な使い方ですね。 実際、ESSの石の入ったDACには効果的で、過去にESS+真空管バッファという組み合わせの 製品が流行したことがあって、なるほどと思います。 その間の、トピックを一つ。うちの子はアメリカ人だったらしい。 私の所に来た個体は、なぜか電源電圧120Vの設定になっていました。 100Vに切り換えたら、気のせいか、音に張りが出たような気がします。 シャーシの内部、左の方に電源トランスがあり、その側に切換スイッチが 2つあります。103Vと120Vの切換SWの方が、120Vになっていました。 もう一つのSWは、100V系と200V系の切換です。 使いこなし的なことを一つ。エアーを吹いてはダメ。 ありがちなことですが、オーディオ機器のツマミの上にホコリが積もるということはあると おもいます。カメラ用のブロアーの、エアーでシューシューと吹き飛ばすという行為をする。 けれども、このプリアンプ、メインボリュームの大きなツマミの付いている穴が、弱点です。 ここから、埃が内部に侵入します。 なので、カメラ用品でも、ブロアー・ブラシの筆みたいなブラシ方を使用した方が良いと思います。 自分は、小学生の習字用の、書道の大筆の安いやつを買ってきて、お掃除用品として使っています。 みなさまも、良い音の旅を。 |
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TRK-1 プリアンプ組み立てキット
続報 キットを作る方へのアドバイス2: 基板裏のナットは半田付けすべし、です。 ラグ端子板の形状が、赤いプリント基板に金色の電極を立てたものに変わっています。 組み立てマニュアルや、NETで出回っている画像では一般的なラグ端子板という部品ですが、 ものがプリント基板で作った専用品に変更されています。 この、金色の電極は、基板の裏で、ナットで固定されているのですが、緩み易いので、 ナットそのものを半田付けで固定した方が良いです。 自分は基板の表て面の電極の根元は半田しませんでしたが、そっちもした方が良いかも。 真空管の抜き差しをひんぱんに行うと、真空管ソケットの電極が動くので、動きが抵抗やコンデンサ などのパーツを伝わって、基板の電極を揺さぶります。そのせいで、ナットが緩んでしまいます。 ここが緩む体験をしたので、追記します。 出音 その2: ところで、トライオードのTRV-CD5SE+TRV-A300SER (真空管CDプレーヤと300Bのアンプ) の組み合わせを、ヨドバシさんのリアル店舗で試聴したんです。スピーカーはタンノイの小型のもの。 当方のシステムと、共通する音色の雰囲気を感じました。5月の太陽の光のよう。 マランツの固さ、デノンの広さみたいな、言い方を持ち出したときにね。 うちでは、プリアンプのTRK-1だけがトライオード製品ですが、これが相当にキャラクターが濃い奴 で、全体への支配力が強いのです。DAC+アンプ直結だったところの、中間にこれを入れています が、一時的に取り去ると、寂しくてしかたがなくなります。 トライオードの上記ペアの音を聴き、 「なあんだ、これってうちとおんなじじゃん。ぼくんところの、巨額投資はどうなったん?」 「キーパーツは、デフォルトの真空管か、白いコンデンサーなのではあるまいか」 「みんなと同じトライオードの音じゃなんだから、何か変えてみたいかも」 と、金メッキ電極の高級真空管の購入に至るのですが、そちらは、モノがちょっと失敗でした。 お天気の太陽の光+少し湿り気のある5月の風になりました。梅雨は近いかも的な。 湿り気が欲しかったところなので、それはそれで良かったです。 みなさまも、良い音の旅を。 |
TRK-1 プリアンプ組み立てキット
半田付け: 宅配便で荷物が届いた時、ダンボール箱にROHSの文字を見つけて、一抹の不安がよぎりました。 ROHS=環境のために鉛なし半田使用(最近よく見聞きする銀入り半田もROHS対応半田の一種です) 子供時代から、半田のブランドを決めているのですが、それは鉛入り半田です。 メーカーが予備半田してくれている線は、予備半田しなおすことで対処しました。(異種ハンダ混合は不可です) 予備半田は、色や輝きからして、鉛入りっぽかったんですけれどね。 30年以上前、5球スーパーラジオのキット(その時代でも真空管ラジオは絶滅寸前)を組み立てて、 キット付属の電線が足らなくなったので、一部に指定色以外の色の電線を使ったら、見せに行った電気店の 親父に叱られたことがあります。B電源(プレート)回路は赤、ヒーター回路は青と決まっているのだと。 このキット、ヒーター回路は青色の電線ではありません。 ちなみに、JIS C6003の色識別方法は、今では廃止された規格です。 懐かしい話を思い出しました。 半田付け作業に自信があったんですが、90度横向きのミニチュア管ソケットとラグ端子板の間の空中配線は なかなか大変でした。このキットでユーザーが組み立てるのは、真空管2本の周りの空中配線だけです。 音出しまでに5時間くらいかかりました。 キットを作る方にアドバイス: 真空管ソケットから、基板に向かうヒーター電源の配線のツイスト線は、手本写真通りに背面側を通るルート だとすると、すぐ脇に電源トランスから基板に向かうコネクター付きの10本線が通っているはずです。 トランスからの電線とヒーターの配線は、べったりと重ねてはだめですよ。S/N比が悪くなるかも。 マニュアルは、目の前の工程の写真を見ることばかりに夢中していると、次の工程で寸法が余ったりする かもしれないので、2ページ先も見てから作業した方がよいと思います。 出音: 鼻歌が出てきて、ノリノリになるのが良い音の定義と言うのならば、合格ですね。 真空管の魅力成分のうちのひとつ残響感と、位相の正確さが合わさって、以前よりも音の空間が広く 感じられ、分解能が高く感じます。やさしいけれど、ゆるいとか、だらしがないという風ではぜんぜん ないので、半導体アンプだと言っても信じられるかもしれませんね。 なかなか気に入りました。 まあ~、いろいろと、わくわく出来た一日でした。(2週間後に書いています) みなさまも、良い音の旅を。 |






































































































