別のPCにもこのグリスを使ってみた。
パーツ構成が異なるので、一概に言えないが、 サブPCのほうは、かなりの効果が出てきたが、 メインPCは、水冷で、以前よりも欲目に見て、数度の温度低下はあるものの、 少々盛り過ぎ(塗りすぎ)の感があったことが気になっていた。 PCを寝かせ、マザーボードを水平にして、塗りなおした。 水冷ヘッドを外した際、グリスは固化せずに概ね均等に塗られた状態であった。 (外してしまい一寸後悔) クーラー側のCPU接触面には、面が曇る程度にかなり薄く塗った。 CPU側には、四方に養生テープを貼り、養生テープ厚まで、丁寧に水平均等に塗った。 数時間のエージングの後、Crystal Disk Mark 8をディフォルトで走らせた。 塗り直す前より、更に数度の温度低下が見られたのに驚いた。 グリスそのものの性能は重要だが、グリスの塗り方でも結構効果が異なるようである。 |
内容量当たりの単価は流石に高い部類のグリスである。
TFXは、Thermalrightのグリスでは高価で、 一般的には粘度が低めのTF8が好まれているようである。 熱伝導率は公称14.3W/m-Kで、TF8の13.8W/m-Kと値差程の差異は無い。 CPUヒートスプレッダー周囲に貼る養生テープ等に加えて、 高粘度で塗り難いと言われていることを危惧して、湯煎や伸ばす為のクレカも用意した。 グリスを塗る前に数時間程PCを起動しておいた。 CPUやケース内が温まったこともあり、巷で言われている程、硬く感じなかった。 確かに、スッと伸びる感じでは無いが、垂れる心配は無く、 丁寧に、根気強く(ここが大事)伸ばして行けば、均等に塗ることができる。 CPUのヒートスプレッダーの周囲を3mm程の糊しろを取って、養生テープを貼っておくと、 CPUの外側にグリスがはみ出ることを気にせずに、養生テープ分の厚みだけ塗れるのでお勧めです。 水冷ヘッド側にもヘラに付いて余ったグリスを塗っておいた。 水冷ヘッドをCPUに取り付ける際に、水平方向にグリグリと言う感じで押し付け伸ばすと、 グリスが広がり、グリス内に気泡が入っていれも潰れてくれると思う。 肝心の冷却効果だが、ベンチマークはCrystalDiskMark8をディフォルトで1回施行して、 最高温度をモニタした。 交換前にベンチマークを走らせて最高温度をモニタしたところ、 室温26℃でCPUパッケージ温度は最高で68℃であった。 ちなみにこれまで使っていたシルバーグリスは10W/m-K弱だったと思う。 TFXを塗ったあと、同様にベンチマークを走らせたところ、63℃であった。 塗り方や、塗る際には電源を20分程度落としていたことや、 室温やPCケース内の温度は1度~2度程度は変動すると思うので、この結果を鵜呑みには出来ないが、 少なくとも、悪い方向では無い。 一度上昇した温度の下がり方が、以前よりも気持ち早めになった。 TFXグリスは、エージング効果による性能改善があると言うレビューも目にした。 CPuとヒートシンクの間で、平均化されて馴染み、細かな気泡も少なくなることの効果かもしれない。 塗る際には少々手間取るものの、高粘度であるため、 はみ出したグリスがマザーボード上に落ちる心配が少ないことは逆に利点になる。 温度範囲も-250から+300℃と非常に広く、液体窒素下でも固化しないので、 超OCマニアには好適なグリスだと思う。 そこまでの温度範囲は想定外だとしても、 冬場に朝一番でPC電源を投入した時点で性能が発揮される安心感はある。 今回は、6.2g品を購入したが、1台だけの使用であれば2g品でも良いだろう。 多めに使用しても、少なくとも4台分は行けそうな内容量だと思う。 最後に、これは製品レビューと直接関係無いが、グリスを塗っているときに、 マザーボード上の電源ヒートシンクの脇に貼ってある保護用のビニールに、 気付かずに、剥がし忘れていたことに気付けたのは、嬉しい誤算であった。 |


































































































