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手持ちのユニバーサルプレーヤーのCD層の読み取りが怪しくなったので、新機種への乗り換えを図ったが、ユニバーサルプレーヤーというジャンルが無くなっており愕然とした。満足できる内容でSACDmultiを再生できるシステムがなく、映像メディアと音楽メディアを分離(その時点でSACDmultiは断念)して、ヤケのやんぱちでやや予算を上回るSACD対応プレーヤーを購入。以前もデノンのCDプレーヤーを使ったことがあり、ほぼ一択で本機を購入。
ユニバーサルプレーヤーを使っていた者として、配線にせよ、機能のメニューにせよ、恐ろしくシンプルで頼もしい。複雑なものはやはり実際的にも想念的にも雑音が多く、オーディオは簡素さに肝が鎮座するなと思う。 他の方の評価の通り、さすがにデノンの気合がこもった逸品だと思う。私は色もデザインも好む。確かに本体の表記が老眼の解像度ではやや厳しいが、それほど頻繁に操作することはないので、まあ文句は言うまい。 出力はデジタルもあるが、皆さんの仰る通りアナログ(pure audio)出力が格段に優れている。配線上は両方つないでおくのが定石だろうが、アナログケーブルの方にお金をかけるべきだろう。 とにかく音像が締まっている。オーケストラで各パートの位置がきっちりと定位するばかりでなく、音盤によってはフルートが二本あれば二本分かれて聞こえるほど。また、解像度が良いのに音が細くならずに、空間の描出力も良く、何のエフェクトもかけていないのに、自然に音が空間に広がって豊かな音が左右ばかりでなく、部屋全体に充満する印象だ。もちろん冨田勲の音盤のように4チャンネルをフルに使った作品はmultiで聴くのが最善なのだろうが、ステレオ再生でもそこそこ音が後ろに回る。ただ、5.1ch再生時のように音が部屋中を遊びまわる面白さはない。 再生のレイヤーが選べるが、本機の良さを出すならSACDmultiの「mulch層を2chにミックスダウンする」レイヤーではなく、「stereo」レイヤーでお聞きになる方が間違いはない。 SACDはオワコンだといわれるし、multiにはリア側に音を引っ張ることで自然な音場や奥行きを出す効果しか求められていない気がする。今後は古い録音の音質向上目的に主力が移るのではないか。であれば、このプレーヤーのためにmultiの再生を諦めたのなら失ったものはほぼないと思う。もちろん、SACDmultiの新譜が今も出ている状況で、それを再生できるプレーヤーが殆ど販売されていないという業界の矛盾は指弾されるべきことではあるが。 恵まれたオーディオマニアでない限り、この値段のCDプレーヤーは結構な贅沢になるはずなので、必ず自分の耳で確かめてから購入することをお勧めする。 これまで悩んだ挙句、誰かに背中を押されたくてレビューをご覧の方に対しては、「私は」このプレーヤーを選択してよかったと思っている、と申し上げたい。 |
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この価格帯でのSACDプレーヤーということで、Marantz SACD30nとこれが候補だった。
DCD-A110は110周年記念のアニバーサリー・モデルということでメーカも力が入っているだろうこと、SACD30nのネットワーク再生機能は必須ではなかったこと(他でカバー)と、最終的に試聴して、DCD-A110の音の純度、透明感(S/Nの違い?)に惹かれて、決めた。 CD再生の音質がよくなっているためと思われるが、昔持っていたSACD機より、SACDとCDの音の差が少なくなっているように感じる。もちろん差はわかるが、それだけCDの音質が良くなっているということかと思う。 出力はデジタルとアナログがあるが、試しにデジタル出力してこれとほぼ同クラスと思われる外部D/Aコンバータを使って聴いてみたが、アナログ出力した音の方が、音の純度、深みがあって良いと感じた。恐らく搭載されているD/Aコンバータが優れているのだろう。 ダウンロードしたハイレゾ・ファイルなども、DVD-R等に焼けば、この機器(のD/Aコンバータを使って)で再生できるので、そのうち比較・試聴してみたい。 ダークグレーの外観について、いろんな意見を目にしたが、周囲の機器が黒でもシルバーでもなじみやすいということはあるのではないか。私の場合、周囲は黒の機器が多いが違和感がないので、不満はない。 全体として満足できるものだった。 この機器への不満ではないが、これではSACD Multi chが再生できず(2ch化しては聴ける)、今だと別にマルチディスクプレーヤーが必要になるのが悲しい…。
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デノンのSACDプレーヤーとしては、DCD-1650SEからのステップアップになります。
パイオニアのSACDプレーヤーPD-70AEと併用しております。 デノンらしいタイトでパワフル・ダイナミックな低域から、高域端まで力感漲る サウンドは、かつて愛用したNECのCD-10やTEACのVRDS-25XSを彷彿とさせます。 RCAケーブルはオーディオテクニカのAT-IC1000R/1.5で繋いでおりますが、旧来 のCDメディアも再評価出来る熟達した名機と思います。 |
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あくまで2ch RCA出力のCDプレーヤーです
これまではマランツの CD5005 2016製でした。 ちょっと良いアクティブスピーカーを買ったので、CDプレーヤーも買い換えました。 確かに解像感は増したと思います。コーラスも綺麗な一つの音として聞いていたのが、複数人で歌っているように聞こえます。いままでのCDプレーヤーの音が、何かわざとらしく感じるようになってしまい、聞かなくなりました。 同軸デジタルや光出力の端子もありますが、なんだかんだで2chの出力です。SACDのマルチサラウンド層も2chにダウンミックスされて出力されます。自分はCDもしくはSACDのみしか聞かないので、自分にとっては最高のプレーヤーですし、おそらく純粋なCDプレーヤーでこれ以上はないと思ってます。 ただ色々やりたい方には不適かもしれません。ネットでデータ購入したり、サラウンドデータをつかって複数のSPから音を出したい方は、他のCDプレーヤーを探すことを進めます。 |
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ここ25年ほどはAVアンプにCDプレーヤーとブルーレイレコーダーとつなげた程度で映画や音楽を楽しむ程度だったのですが、3年前にアキバヨドバシでPMA2500NEの購入をきっかけに、それまで所有していたマランツのSA8004と友人からいただいたDENONのDCD1500REの2台を繋いで音楽を楽しむようになりました。
私はオーディオの新製品をチェックするようなマニアではありませんが、漠然といずれDCD2500NEあたりを購入したいと思っていて、今回たまたまヨドバシをチェックして初めてDCD-A110の存在を知り、(今頃!)自分が使うにはややオーバースペック?と感じながらもそうそうある機会じゃないだろうと判断して購入に至りました。価格分の価値があるかは、すでに所有している2台のCDプレーヤーと比較しながらある程度使用してから結論を出したいと思います。現状の★五つはヨドバシの対応の良さに対してです。 |
現在のCDPが13年前の物で、買い替えを検討していた。どうせなら、SACDも再生できる物を と思い、最初のうちは、下のクラスの 2500 を購入するつもりでしたが、110周年記念モデルという本品の意気込みを感じ、購入に至りました。
結果、今までとは、全く違う次元の音がします。今まで聴き馴染んでいたCDが生き返った様に生き生きしています。SACDも、今までは、CD層で聴いていましたが、厚いベールが剥がれたかの様に聴こえます。 お高いですが、それだけの価値はあると思います。思い切って買って良かったです。 |
音質は数倍の価格の他機を凌駕する。まず、CDの音がすばらしい。滑らかで、実在感もよく出る。とくにUHQCDが良い。SACDステレオも広がりと奥行き感がすばらしい。アナログマスターのものはLPに遜色ない。SACDのマルチチャンネル層ダウンミックスモードは、ソフトにより効果が異なるが、後方から音が聞こえるわけではない。正直、私はよくわからない。マルチチャンネルソフトが今でも販売されているのにオーディオメーカーがマルチチャンネルから撤退してしまったのは遺憾だ。なお、付属の電源ケーブルは優秀。単売ケーブルよりも良い。RCAケーブルも悪くないので、そのまま使っている。これまで使っていたSACDプレーヤーは、DENON DCD-SA500とソニーSCD-X501。
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