超短焦点4Kプロジェクターに親しみやすさを加えたニューウェーブ。
レーザー部のエンジンとしてはXGIMIが使われており、4K HDRの高精細かつ高輝度な投影が可能であり、発色も鮮やかで画質は申し分ない。壁紙に映すこともでき、色補正もかけられるが、凹凸の影響は少なからずあるのでスクリーンが用意できるなら始めからあった方がベター。 超短焦点の弱点であるフォーカスや歪みが、徹底的に自動と手動で誰でも簡単に補正できるようになっている点は他製品と比べてさらに工夫が凝らされている。 またホコリを防ぐ自動開閉カバー、障害物検知での自動消灯、とにかく子ども向けアプリが充実したOSなど、家庭用としての性格付けがはっきりしている。 ハーマンカードンの内蔵スピーカーは音圧、音質ともに平均点以上でテレビからの乗り換えであれば十分だが、サウンドバーに比べるとサラウンド感や左右の分離感は明らかに劣る。 その代わりeARC、Optical、3.5mmジャックがあるので、手持ちのサウンドシステムへの接続方法が様々検討できる点は良い。 少し高いが、取回しの大変な重い70インチクラスのテレビを買うことを考えるなら、十分検討に値する選択肢だし、メカメカしさでインテリアの雰囲気をぶち壊したくない家庭にもお勧めできる。 |