千冊以上漫画を読んできて、ここまで夢中になれた作品は少ないです。
今は、裏サンデーでも1話から再連載しているとのことだが、早く続きがみたいです。 自分としては、サンデーは今まで面白い作品をあまり出していなかったので こんな斬新な作品があり驚きました。 ジャンル上、1番手にはなれないにしても、雑誌を支えられるくらい実力はあり、とてもおすすめの作品です。 |
Web上の「クラブサンデー」のみの連載であるせいか、いまひとつ注目されていないようだ。しかしこれは本当にいい作品である。以前サンデー本誌に、実在の女性歌手グループをモデルにした推理漫画が載っていたが、あの作品で作画を担当していたのがこの作者である。しかし『市場クロガネは稼ぎたい』の方がずっと面白い。
まず、本誌の企画もので作画を任されるだけあって、絵がたいへん魅力的だ。『Francesco』というデビュー作をクラブサンデーで読むことができるが、すでに作画の完成度がかなり高いのに驚く。 作品のテーマは経済だが、単に金儲けをネタにしているというのではなく、経済とは「人」の営みだということがきちんと描けているのがいい。いかに人の本質を見抜き、人を活かし、人を幸せにするかということにつねに焦点がある。 「君が稼げた理由はただ一つ。・・・周りの者を幸せにしたからだ!!」 市場のこの信念に象徴される、「稼ぐ」ことへの前向きな思いが作品の底に流れている。そのため、主人公の市場クロガネだけでなく、生徒会長のハガネ、新聞部のエルザ、投資に長けたイアラなどのキャラクターたちが「稼ぐ」ことに邁進するストーリーが、彼らが「自分の真価とは何か」、「どのように人と関わるか」を模索するプロセスとして、生き生きした実在感をもって伝わってくる。 久々に漫画界にすばらしい「人材」を見出したという思いである。市場なら「美しい・・・」と言うだろうw ひとつ納得のいかないことがある。巻末のオマケ漫画に、ハガネが市場の部活「神の左目」に出資金500万学円を出し、その代わりに株の20%を取得したと説明されている。しかしこの時点ではこれが「神の左目」の資金の全額だったはずで、つまりハガネは100%の出資者ということになる。そうであればハガネは市場の部活の100%株主、すなわち実質オーナーということになるはずではないか? 市場がエルザをスカウトした報酬として、ハガネが、本来自分が100%取得すべき「神の左目」株の80%を市場に譲渡したというなら話は分かる。しかしオマケ漫画によると、ハガネは市場に別に報酬として100万学円を支払っているので、これもない。 もしかして、「神の左目」の活動は市場のスキルとノウハウなしには不可能だから、その分を出資額に換算して、ハガネが100%出資者であるにもかかわらず市場に80%の株の取得を認めたということなのだろうか。実際の企業経営でもそのようなケースがあるのだろうか。 このあたりも次巻で説明してもらえると有難い。 |














































































































