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亜人の架空歴史に事寄せて「実人類の歴史」をシニカルに俯瞰する人の悪いファンタジー(笑)。世界、そして時に宇宙各所でランダムに展開されるシリアスな滑稽劇を、更に亜人の女子高生が「仙人視線で睥睨」したりもするシニシズムの倍掛けは、実に作者氏の人柄の悪さ(笑)が上手く作品に反映されていて、ともすれば散漫になりかねない作品全体をしっかりまとめる効果を果たしています。侵略異星人の残党や視野狭窄の愚老人が年端もいかぬ小娘らに足をすくわれる様は、当人たちが真剣である分余計に滑稽であり、「真面目でありゃ何とかなるってもんじゃないよなぁ」とか、時に実際自分がかつて見聞きした事例を顧みながらひとりごちたりも(笑)。劇中一番うまくやっているかに見える「南極蛇人さん」達が、現状を上手くやり過ごす上位スキルとして「なりゆきまかせ」を手に入れたのは、きっと進歩なのでしょう(笑)。ただし「なりゆきまかせ」を劇中で実現するにはちゃんと自体が推移する(なりゆく)必要がある訳で、この語をわざわざ選んだという事に、作者氏の「ダラダラ連載にはしない」という意志を見た!…と期待したい処です。
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六肢の先祖を持ち「有翼人」や「ケンタウロス」などの亜人形態に進化した「我々とは異なる正統人類」の日常をミクロとマクロ両方の視点をクロスオーバーさせながら描く雑記的思考実験ファンタジー。前巻にて南米での人種間紛争やら星間戦争やら(笑)が一段落したあとの本16巻は、次につながりそうな「精神的不安を孕む平和の点景」などもはさみつつ、これと言った大きなトピックに欠けて、若干の読み応え不足は否めません。巻数も重ねてきた事だし、そろそろ視点をもう少し主人公寄りに戻して(笑)クライマックスへの布石としても何かひとつ「大きな節目」をぶっ込んで来てみても良い時分ではないかと。くれぐれも「生活安定目的のダラダラ連載モード」に突入するのだけは避けて頂きたいものです(笑)。しのちゃんやまきちゃんはこれまでも成長する過程が良かったのですからそこン処も外さないように、と(笑)期待しているのでした。ちっちゃねーちゃんも良いんだけどね(笑)。
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